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EVEonline

いぶおんらいん

CCPゲームズにて配信中のSFMMORPG。カプセラとなって宇宙を飛び回ろう!
目次 [非表示]
  • 1 ゲーム概要
  • 2 ゲーム紹介
  • 3 ゲーム内で出来る事
  • 3.1 戦闘
  • 3.2 商売
  • 3.3 採掘
  • 3.4 生産
  • 4 豊富な外部ツール
  • 5 世界観
  • 6 カプセラ
  • 7 主要国家の紹介
  • 7.1 アマー帝国
  • 7.2 ガレンテ連邦
  • 7.3 カルダリ連合
  • 7.4 ミンマター共和国
  • 7.5 ジョビ帝国
  • 8 その他組織
  • 8.1 CONCORD
  • 8.2 アップウェル・コンソーシアム
  • 8.3 アウターリング発掘調査
  • 8.4 シスターズ・オブ・イヴ
  • 8.5 モードゥ部隊
  • 8.6 トリグラヴィアン集合体
  • 8.7 エデンコム
  • 9 NPC海賊組織
  • 9.1 ガリスタス海賊団
  • 9.2 サーペンティス社
  • 9.3 エンジェル・カルテル
  • 9.4 ブラッドレイダー盟約
  • 9.5 サンシャ国
  • 9.6 ドリフター
  • 10 著名な地域
  • 10.1 ジタ(Jita)
  • 10.2 ドディクシー(Dodixie)
  • 10.3 アマー(Amarr)
  • 10.4 レンズ(Rens)
  • 10.5 ヘク(Hek)
  • 10.6 ウエダマ(Uedama)
  • 10.7 タマ(Tama)
  • 10.8 アサカイ(Asakai)
  • 10.9 B-R5RB
  • 11 ニューエデンの艦種
  • 11.1 カプセル
  • 11.2 シャトル
  • 11.3 コルベット
  • 11.4 フリゲート(Frigate 通称:FG)
  • 11.4.1 海軍フリゲート
  • 11.4.2 海賊フリゲート
  • 11.4.3 Precursor Frigate
  • 11.4.4 採掘フリゲート(Mining Frigate)
  • 11.4.5 要撃型フリゲート(Interceptor 通称:Inty)
  • 11.4.6 強襲型フリゲート(Assault Frigate 通称:AFG)
  • 11.4.7 隠密行動フリゲート(Covert Ops,Stealth Bomber)
  • 11.4.8 支援型フリゲート(Logistics Frigate)
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  • 11.5.1 海軍駆逐艦
  • 11.5.2 Precursor Destroyer
  • 11.5.3 指揮型駆逐艦(Command Destroyer)
  • 11.5.4 ワープ妨害駆逐艦(Interdictor)
  • 11.5.5 戦術駆逐艦(Tactical Destroyer 通称:T3DD)
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  • 11.6.1 海軍巡洋艦
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  • 11.6.6 ワープ妨害型巡洋艦(Heavy Interdiction Cruiser 通称:HIC)
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  • 11.7.2 海軍巡洋戦艦
  • 11.7.3 Precursor Battlecruiser
  • 11.7.4 指揮型巡洋戦艦(Command Ship)
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  • 11.8.1 海軍戦艦
  • 11.8.2 海賊戦艦
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  • 11.8.5 襲撃型戦艦(Marauder)
  • 11.9 採掘艦(Mining Barge)
  • 11.9.1 特化型採掘艦(Exhumer)
  • 11.10 輸送艦(Industrial Ship)
  • 11.10.1 特化型輸送艦(Transport Ship)
  • 11.10.2 超大型輸送艦(Freighter)
  • 11.10.3 ジャンプフレイター(Jump Freighter 通称:JF)
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  • 12 主力(キャピタル)艦(Capital Ship)
  • 12.1 攻城艦(Dreadnought 通称:DN)
  • 12.2 海軍攻城艦
  • 12.3 航空母艦(Carrier 通称:CV)
  • 12.4 大型航空母艦(Supercarrier 通称:MS)
  • 12.5 軍事力補強艦(Force Auxiliary 通称:FAX)
  • 12.6 採掘支援母艦(Capital Industrial Ships)
  • 12.7 旗艦級戦艦(Titan)
  • 12.8 超旗艦級戦艦(ワールドアーク)
  • 12.9 海賊・Precursor主力艦
  • 13 シタデルシリーズ
  • 13.1 城塞
  • 13.2 エンジニアリング複合施設
  • 13.3 リファイナリー
  • 14 ゲーム内イベント
  • 14.1 Alliance Tournament
  • 14.2 アマーチャンピオンシップ
  • 15 関連イラスト
  • 16 別名・表記ゆれ
  • 17 関連タグ
  • 18 この記事のカテゴリ
  • ゲーム概要


    開発:CCPゲームズ

    ジャンル:SFMMORPG


    ゲーム紹介


    サービス開始が2003年5月6日と現在でもサービス中のMMORPGでは古参に属し、現在も約30万名以上のプレイヤーが参加している。法律の都合で中国以外はスーパーコンピュータを用いた統一サーバーに接続されており、全世界のプレイヤーとリアルタイムで繋がっている。


    プレイヤーはカプセラと呼ばれる存在となり、ニューエデンと呼ばれる5000を超えるシステム(星系の事)で活動する。その活動内容は多岐にわたり、戦闘、生産、採掘、商業、輸送などやれることは様々。広大な宇宙を旅する旅行者となるのもよし。宇宙海賊として他人の財産を奪い取るのも許され、或いは多数のプレイヤーを率いて組織化し、ニューエデンに覇を唱えるのもよしと何でもできるいわゆる箱庭型であり、何でもできるために逆に何をして良いのかわからないプレイヤーも少なくはないため、まずは自分で何ができるのかを模索する必要がある。また「個人で遊びたい」という人と「みんなで遊びたい」という多くのMMORPGでは相反するプレイヤーたちをその幅広い選択肢によって共存させることに成功しているのも大きな特徴である。


    またこのゲームの特徴として、極端なインフレ環境が発生しにくい、という事があげられる。例えば「Aという艦艇が強い」という事はあっても「A1隻に対して少し弱いBという艦艇も装備と工夫で勝てるようにできる」「Aに対して明らかに弱いCという艦艇が数を揃えて一斉に襲い掛かるとAを容易に撃破できる」など、ハードに頼らない戦略性や入念な下準備が功を奏する仕様であり、重課金して最強装備を整えたとしても勝てるとは限らない(むしろ圧倒的な数や戦術の前に敗北する事の方が圧倒的に多い)そしてまた同じような装備を用意して宇宙に出ると宝船扱いされて執拗に狙われることになる。


    ゲームシステム上、特に組織化した状態ではプレイヤー間のコミュニケーションが他のMMORPGよりも重要であり、最小の集団でCorp、それが複数集まったものをAllianceと呼び、さらにこれらをまとめたCoalitionが存在し、プレイヤーが領土化可能なニューエデン外延部を手中に収めようと日夜戦いが行われている。


    舞台となるニューエデンにはアマー帝国、ガレンテ連邦、カルダリ連合、ミンマター共和国が統治し、海賊行為などを厳しく取り締まるハイセキュリティと、警察機能が十分働いておらず宇宙海賊の吹き溜まりとなっているローセキュリティ、そしてAllianceが保有することが許されているヌルセキュリティ、そして領土化もできないが法律も存在しないワームスペースという4つの活動空間が存在し、プレイヤーたちはこれらの空間で生活することとなる。なおどの空間も航行中に撃沈されてもそれがゲーム側のトラブルが起因でない限りは保証はされない。


    プレイヤー自身にも高いスキルを要求するゲームであり、こうした特性に惹かれて実際に外交官や政治家、現役軍人なども多くプレイしている。著名なところでは2012年のリビア米領事館襲撃事件で殉職した外交官Sean Smith氏や、2018年のプレイヤーと公式の交流会議で実際に発言権を持つ立場に当たる星間管理評議会に米共和党のBrian Schoeneman氏が立候補している。


    日本語展開が遅かったこともあり、主なプレイヤーは外国人が多いものの、日本人プレイヤーも少なからず存在し、日本人Corp、Allianceも存在している。プレイすることがあるならば、先輩日本人プレイヤーに教えを乞うと良いだろう。皆喜んで教えてくれる(このゲームではプレイヤー数が力であるため人員確保は重要である)


    経験値と呼ばれるものが存在せず、全て時間経過で取得できるスキルによって乗れる船や装備が決まるのが特徴。スキルの育成に関しては全てプレイヤーの判断に委ねられており、同一スキルを持つキャラクターは意図的に行わない限りまず存在しない。「フリゲートに乗る」だけであればものの数分であるが、ゲーム内最大の艦種「タイタン級を完璧に操る」には3年以上のスキルトレーニングを要求する。現在ではスキルインジェクターと呼ばれる手段でスキルを強制的に強化することも可能であるが、目的の艦種や能力次第では莫大な予算が必要になるため注意が必要。


    ゲームは制限付き基本無料となっており、制限を解除するには月額課金が必要となっている。また、まとめ払いによる割引もある。更にゲーム内で儲けていくことで無課金化することも可能であるが、これを利用したRMT(リアルマネートレード)が行われることもある。公式はRMTに対しては厳しい姿勢で臨んでおり、関与したプレイヤーの追放処分を定期的に行っている。



    ゲーム内で出来る事


    EVEONLINEはSF戦争ゲームと思われがちであるが、実体としては経済ゲームである。戦闘はゲームで出来る1つのコンテンツに過ぎず、プレイヤーの数だけゲームの楽しみ方が存在すると言っても過言ではない。勿論大まかに分類する事ができ、それ以下の内容になる。


    戦闘


    ゲームの根幹の1つ。プレイヤーは所有する戦闘艦艇で戦い、敵を沈めたり(或いは非武装の輸送艦を沈める)巨大な宇宙ステーション、通称シタデルの破壊を行う事ができる。自分ができるという事は相手もできるため、自分の艦艇が沈んでしまう事もある。このゲームでは基本的に艦艇を失った場合には新しく買い直さなければならないため、戦闘を行うプレイヤーは所持金全てを1隻の艦艇につぎ込むのは止めた方が良いと言われている。


    NPC戦闘をPVE。対人戦をPVPと呼び、PVEではNPCからミッションを受けることでプレイでき、その難易度に応じた報酬を得る事ができる。これをして、L4ミッションを戦艦で攻略し、そして戦艦を沈めるまでがチュートリアルと呼ぶ人もいる。


    PVPは文字通りプレイヤー同士の戦いであるが、ここに非武装の輸送艦を沈め、積み荷を奪い取ったりすることも含まれる。迂闊に宇宙空間に飛び出せば、それはPVPに同意したとみなされるため、突然訳も分からないまま沈められても自己責任となる。


    集団での艦隊戦では10隻から100隻、或いは数千隻規模の戦いが行われる。ゲーム内最大の人数の戦闘は2018年1月24日に発生した、同一星系内に6000名を超える人数が集まったものとなっている。



    商売


    EVEONLINEが経済ゲームである所以の1つ。プレイヤーは広大な宇宙で手に入ったアイテムをステーションで売買できるのだが、この際の売値、買値は一部のアイテムを除き全てプレイヤー側で価格設定ができるようになっている。アップデートなどによって商品の値段が変わることもあり、例えば1ヶ月前まで安値で誰も買わないような代物が、アップデートによる仕様変更で需要が発生すると突然値段が吊り上げられるなど日常的に行われている。


    転売、貿易、運搬など商業に携わる事で多額の利益を得るプレイヤーも数多く、更には安い商品を高額で買わせる詐欺行為も仕様範囲内であれば認められており、そのやり取り、駆け引きは宇宙空間の艦隊戦にも引けを取らない。そのようなプレイスタイルをとるプレイヤーをマーケット戦士と呼ぶ人もいる。



    採掘


    採掘艦を使い、システムに散らばる小惑星を採掘する仕事。一見すると非常に地味であるがEVEONLINEの根幹であり、採掘によって得られる無機物がなければ戦闘艦艇を生産する事ができないため、採掘を行うプレイヤーは重要な存在である。また採掘は単独よりも艦隊で行うことで効率化ができ、更に危険宙域での採掘は敵に襲撃されやすい一方で儲けが大きくなる。AllianceやCoalitionにとって採掘は切っても切り離せない存在であり、敵対勢力の戦力を削るために採掘艦が狙われるのは日常と言っても良い。



    生産


    上記の採掘で得られた無機物を用いて戦闘艦艇や装備を生産するコンテンツ。高性能なものほど生産には手間がかかる。またゲーム内の経済に振り回されやすいため、かなり計画的に行わないと利益を出すのが難しい仕組みとなっている。一方でAllianceやCoalitionでは常に戦闘が行われている都合上、生産を担当するプレイヤーなしには兵站を維持できないことから同じく重要な存在であり、特に能力が高ければ直接引き抜きが来ることもあるという。



    豊富な外部ツール


    EVEONLINEは非常に複雑なゲームである為、全てのコンテンツを把握しているプレイヤーはまず存在しない。この為、ゲーム画面上に映る情報のみでは判断できないことや情報共有がゲーム内だけでは難しいことから外部ツールを用いたやり取りが一般的に行われている。また公式でもこれらの外部ツール作成を容易にできる環境を整えており、本職のシステムエンジニアなどが外部ツールの作成を行う事がある。


    著名なものとしてはZKillboardと呼ばれるものが存在。これはプレイヤーの沈んだ艦船などのデータがリアルタイムで更新されるもので、プレイヤー間の艦隊戦における戦歴確認はほぼこの外部ツールによって賄われている。他にも、ゲームがオンライン状態であるかを確認し、オフラインならば何が原因なのかを教えてくれるeveofflineという物も存在する。


    この分野においてはChribbaというキャラクターを持ち、この長期に渡るゲームにおいて最古参と言える人物が数多く制作。通常ではゲーム内の活躍などで話題が作られる中、彼はそうした外部ツール制作により強い名声を得ており、プレイヤー間の取引でもゲームシステムに存在しないような内容のものを扱う際に立会人を依頼されることがあるほどとなっている。




    世界観


    既に太陽系の開発も終わり、国家に変わり企業が宇宙を支配していた時代。太陽系に突如出現したEVEGATEを通過した人類はニューエデンと呼ばれる未開の地に入植を開始するが、未曽有の大災害に見舞われたEVEGATEは突然崩壊。開発途中で未熟な植民地は次々と死に絶え文明が滅んだ。その後いくつかの惑星では文明が復活。再び宇宙時代に突入し、現在のニューエデンを形作ることとなった。この時代において、地球は既に神話の存在となっている。


    ニューエデンでは5つの大国に分かれておりこのうちプレイヤーであるカプセラが行くことができるのは4ヶ国となっており、もう1ヶ国とは物理的な接続は行われていない。またどの国家でもカプセラの犯罪歴に応じて入国可否が定められており、場合によっては入国した瞬間警察に追撃されることもある。なおローセキュリティにおいては警察の攻撃は受けないまでも犯罪歴は記録され、ヌルセキュリティは統治するプレイヤー勢力及びその同盟勢力以外は敵とみなされ問答無用で攻撃される(一部例外あり)


    国家とヌルセキュリティのカプセラ統治宙域も含めると人類の数は数兆から数十兆という膨大な人数となっている。このためか、大規模な艦隊戦で大量の艦艇が落ちても戦死者の数など誰も気にせず撃沈総額のみが確認され、この世界の人間の価値は恐ろしく安いことがわかる。



    カプセラ


    ニューエデンの宇宙を飛び回るプレイヤーの通称。乗り込んでいるポッドの形状がカプセル状であることからそう呼ばれる。元々はジョビ帝国の技術であったが、カルダリ経由で各国に提供された物の、当初はジョビ人用の技術であったため危険が大きくそれほど浸透しなかった。その後技術的なブレイクスルーを得て法整備が行われ、厳しい訓練によって適性を得ていることを確認された者たち(約数十億人に一人)がカプセラとして不死身となり活動している(正確には死の瞬間に意識を別のクローンに転送することで疑似的な不死を成立させている)オメガクローンとアルファクローンが存在し、オメガクローンが課金アカウント。アルファクローンは無課金アカウントとされ、使える装備やスキルトレーニングの効率などに差が出ている。因みにニューエデンの一般人の収入とカプセラの収入には天と地ほどの差が存在し、カプセラというだけで大富豪の仲間入りを果たしていると言っても過言ではない。



    主要国家の紹介


    アマー帝国


    ニューエデン最大の国家であり、封建制、神権政治国家である。皇帝を中心とした封建領主は生命工学によって数百年という寿命を得て、厳格な支配体制を構築した。この為一般人と領主たち貴族の間には大きな格差が存在している。また奴隷制を採用している唯一の国家でもある為、これが他国との外交問題になる事も珍しくない。


    アマー帝国には6つの皇族が存在し、皇帝が崩御するとその皇族の帝位後継者の中から1人が選出されるのだが、その選出方法は代理人が戦闘艦に乗り込んで戦い、それに勝利するというものである。そして選ばれなかった5人は無用な争いを回避するために自決しなければならない。2019年現在の皇帝は女帝カティズ・タッシュムーコン一世である。


    主力兵装はビーム、レーザー等の光学兵器を主体としており、数を出しての物量戦を挑む。遠近双方に隙が無いように見えるが、その分エネルギー管理に難があり、油断しているとあっという間にエネルギー切れで戦闘不能になる。ゲーム内では艦齢が100年近い老朽艦すら広大な領土保持のため実戦配備を継続するなど領土の広さゆえに問題も多い。



    ガレンテ連邦


    独裁体制や権力集中著しい国家の多いニューエデンの大国の中で唯一代議制民主主義を掲げている国家。数多くのエンターテイメントを生み出し、交易によって巨万の富を得た国家であり、ニューエデンに存在する様々な産業でガレンテ系の企業の名を目にしない日はないと言っても過言ではない。大統領としてはジャッカス・ローデンが第2期を務め、2020年初頭には任期満了に伴い選挙が行われ、セレス・アガードが当選し大統領に就任した。


    ガレンテの企業ながら他国へも大きく進出したことで実質的な独立勢力となった企業も数多く、特に著名なものとしては銀河規模のニュースメディアとして知られるスコープ社。星間バスを運行するインターバス社などが存在する。


    主力兵装はドローンによる飽和攻撃と近距離用タレット。徹底したインファイト思想であり、事実接近戦をさせたら右に出る国家はない。その分長距離砲戦は苦手である為、距離を取られると一方的に殴り倒されることもある。ゲーム内では徴兵制などはないため他国に比べて戦力の確保の点で苦戦している。



    カルダリ連合


    日本がモデルになっているともいわれている企業連合国家。8つの大企業がその国家の中心であり、企業に勤める人々は生涯を企業への献身に捧げることを義務とされている。いわば国民総社畜社会と化した国家である。過去にはガレンテ連邦の加盟国家であったのだが、国民性の違いから血を血で洗う戦争の末に独立した経緯を持つ。この際に8つの企業による中央集権体制を確立した。


    企業が全てを支配する体制ゆえに資本主義至上社会となっており、連合内の8つの企業は同胞であると同時にライバルであるため、常に激しい競争の中にある。またニューエデン最大の商都ジタを有し、ジタのマーケットに存在しないアイテムは入手できない、或いは極めて難しい状態となっている。


    主力兵装はミサイルで、ガレンテを意識してか射程が長いものが多く、さらにはレールガンによる長射程砲撃を得意としている。というよりドローン対策にインファイト対策と対ガレンテが色濃く出ている。逆にミサイルでは着弾までに時間がかかる事。レールガンでは懐に入り込まれると当たらなくなるなど明確な弱点もある。



    ミンマター共和国


    4つの部族によって統治されている連合国家。元々は7つの部族によってまとまっていたのだが、過去にアマー帝国に侵攻され、ミンマター人の殆どが奴隷となってしまい、その際に部族の1つが滅び、1つはアマー帝国に全面的に服従。1つは宇宙を放浪する旅を選んだ。現在は独立を回復したものの、数多くのミンマター人がなおもアマー帝国の奴隷となっている。


    こうした歴史背景から、ミンマター共和国はアマー帝国を絶対的な敵対国と認識しており、過去にも奴隷解放運動のため強大な艦隊を編成。アマー帝国へ侵攻作戦を実施したこともある。しかしアマー帝国の皇帝がカティズ一世となったころから武力闘争は比較的落ち着いており、部分的な関係修復の兆しを見せている。


    主力兵装は火薬砲。数世代も前の技術と軽んじられているが電力を一切消費しないというメリットがあり、例えば艦の電力を吸い取られるようなことがあっても砲撃を継続できる特性を持つ。欠点としては総じて装甲が薄い為、プレイヤーには操船技術を要求する船が多い。ゲーム内では部族間のまとまりがなく、好き勝手に暴れまわり外交問題に発展することも珍しくない。



    ジョビ帝国


    EVEGATEが崩壊して殆どの植民地の文明が滅んだ中、唯一文明崩壊をせずに生き残った人々の末裔で構成された国家。しかし自分たちの身体を遺伝子改造していった結果、ジョビ人にしか発症しない遺伝子病を患い、巨大な帝国を構築できるほどの科学力を持ちながらもその規模を縮小させた。


    そのため国家としては大きくはないが、その技術力は異次元の領域に属し、過去に発生したアマー帝国との戦争ではたった1隻の空母でアマー帝国艦隊を潰滅に追い込むほどの戦闘力を見せつけた。現在では民間レベルで鎖国しており、唯一の窓口として意識思考学会という組織が存在している。しかし最近になってジョビ帝国は人口が既に1000人を割り込んでいることも判明。既に国家運営に支障をきたすほど、人がいないという状況が明るみに出た。


    ジョビ帝国は明確にGM専用国家であるため、一般人プレイヤーがジョビ帝国の領土内に入る手段は非常に限られており、後述のAlliance Tournamentに選手として参加する、というのがほぼ唯一の手段である。



    その他組織


    CONCORD


    ニューエデン最強の存在。上記5大国が共同出資し、各国の艦艇の良いとこどりした特別な戦闘艦を保有する。大国同士が戦争に突入しないように監視し、更にはカプセラによる法律違反を取り締まる。違反者に対しては一切の容赦がなく、それが故意であろうが過失であろうが関係なく問答無用で乗船する艦艇を撃沈に追い込む。過去にCONCORDの艦艇を沈められるか実験を行ったプレイヤーもいたが不可能と結論付けられるほどの戦闘力を誇るため、絶対に敵に回してはいけない組織である。


    彼らの所有する艦艇はかなり手間がかかるがプレイヤーも入手は可能。ただしNPCが使うような戦闘力はあくまでも船ではなく装備によってもたらされている設定の為、船自体はそれなりに強力だが無敵ではない。当然装備品は非売品である。



    アップウェル・コンソーシアム


    プレイヤーが建造可能な宇宙ステーション、通称シタデルを提供する企業連合体。5大国の様々な企業が共同しており、開発されたシタデルはプレイヤーへと提供されている。比較的新しい組織ながらもシタデルの重要性故に知名度が高く、ニューエデンでその名を知らない者はいないともいわれるほど。

    シタデルシリーズ実装に伴うゲームPV。映像内で攻撃を受けている超大型シタデル『キープスター』は銀河英雄伝説に登場する宇宙要塞イゼルローン要塞の3倍の大きさを有する。



    アウターリング発掘調査


    略称ORE。ニューエデン最大の採掘コーポレーションで、独自の採掘艦を開発しカプセラに販売していることで知られる。元々はガレンテの新興企業であったが、大量の無機物を得られる小惑星群を発見したことで巨万の富を築いた。その後その小惑星群についての情報を得ようとしたガレンテ連邦から半ば独立し、通常では危険とされる宙域に拠点を移している。船は採掘に特化した者や輸送に使われる物ばかりであるため、一部を除けば海賊に良く襲撃され沈められている。



    シスターズ・オブ・イヴ


    戦争や飢餓に苦しむ人々や宇宙で遭難した人まで幅広く救済する人道支援団体であると同時に科学的事実と組み合わされた強力な教義を持つ宗教団体。EVEGATEを救済への道と信じ、EVEGATEを再び起動する手がかりをつかもうとしている。またワームホールという特殊空間の調査を行っている。艦艇は未知の星系を調査したりする能力に特化している一方、戦艦のネストル級は強力なロジティクス能力を持ち、艦隊戦における強力なリペアの切り札として投入されることがある。



    モードゥ部隊


    主にカルダリ連合に傭兵として雇われている組織で、その規模は他の組織に比べれば小さいものの、豊富な戦闘経験とそれに裏打ちされた独自の戦闘艦艇を多数保有し、他の勢力からも一目置かれている。現在は上記のアップウェル・コンソーシアムとも業務提携を行っており、その活動は多岐にわたる。艦艇はミサイルのスピードアップや敵艦を拘束するワープスクランブラーの射程アップなど徹底した戦闘向きとなっている。一方、船の入手手段が限られることから基本的に高額である。



    トリグラヴィアン集合体


    既知のニューエデン空間とは異なる世界に住む未知の文明で、一説にはジョビ帝国から派生した勢力ともいわれている。標的に当て続けるとダメージを増大させるという特殊な武装を有し、また形状も独特であることからニューエデンとは全く異なる文化形態であることは分かっているがそれ以上の情報がない。なお彼らは基本的にニューエデンには不干渉であったが、カプセラたちは独自の艦艇や情報を持つ彼らの領域に入り込んでトレジャーハントをしており、これに対してトリグラヴィアンも黙ってはおらず遠慮なく反撃してくる。また、これらの行動に対して業を煮やしたのかニューエデン事態への攻撃を開始。これをカプセラが撃退する新しいコンテンツ『インベージョン』がスタートした。

    トリグラヴィアンの大まかな内容をゲーム内のニュースメディア『スコープ社』が報道している。EVEONLINEではこういった形でゲーム内の出来事を伝える。またこれは公式のイベントだけでなくプレイヤー同士で行われる戦闘などもニュースとして報道する。


    エデンコム


    トリグラヴィアンの侵略に対抗するために組織されたCONCORDの下部組織。独立した指揮系統を有し、各国から抽出された艦隊を主力としてトリグラヴィアン艦隊と戦っている。艦艇も新規設計されており、チェインライトニング方式で多数の敵艦を同時攻撃可能という特性を持つ。



    NPC海賊組織


    ガリスタス海賊団


    凶悪な兎のエンブレムを掲げる宇宙海賊で、元々はカルダリ海軍の有望な士官が軍を脱走して設立したもの。主義思想といったものではなく純粋な宇宙海賊としての活動を主としており、軍民問わず標的に近づいて略奪行為を働く。カルダリ海軍はこの海賊との戦闘に多くの戦力を投入しているが、対処しきれずカプセラによる支援を受けているのが実情である。


    艦艇はミサイルとドローンの運用に高い適性を持ち、また防御力が高いことも特徴。早い話がガレンテとカルダリの良いとこどりをした艦艇となっている。



    サーペンティス社


    ガレンテ連邦の最先端技術研究からスタートした企業であったが、その技術目当てに裏社会からの接触を受けたことで次第に闇に染まってしまい現在ではガレンテ連邦から海賊組織の1つと指摘されている。しかし現在も優れた技術力を保持しており、インプラント開発からさらには戦闘艦艇の開発まで手掛ける裏社会の巨大企業である。4大国以外で、最初にタイタン級の運用を開始した海賊でもある。艦艇は一部を除き艦の頭文字がVで統一されているのが特徴。敵艦の動きを緩慢にさせるモジュールで動きを止め、強烈な近距離ブラスターですべてを薙ぎ払う。



    エンジェル・カルテル


    ジョビ帝国の技術を流用して独自の戦闘艦艇を開発した宇宙海賊。非常に規模が大きく、また組織体系もかなり整備されていることからある意味国家に近い運営方式が取られている。彼らの根拠地がミンマター共和国領土に近いことからミンマター共和国から海賊として指名手配されている。特徴として艦隊戦でも重要な機動力を重視しており、装甲が若干薄い分機敏な動きで戦闘を優位に進める。その為か、PvPの艦隊戦ではここの戦艦マカリエル級が主力戦艦として採用されていることも多い。



    ブラッドレイダー盟約


    カプセラの血を至上の物とするカルト集団。宗教国家であるアマー帝国の近くに拠点を構えており、カルトは当然異教徒であるためアマー帝国から幾度となく浄化のための艦隊を送り込まれているが何度ともなく撃退に成功しているほどの戦力を持ち、現在ではタイタンの配備も行われている。なお艦艇は相手艦の電池、つまりMPを吸収したり破壊するニュート艦が主体。近距離戦でこれらのニュート艦に捕まえられるともはや逃げることも防御することもできずに一方的に蹂躙されることになる。


    なおブラッドレイダーの指導者はカプセラの血を全身に浴びながら全裸でニュースのインタビューを受けたことがある。


    サンシャ国


    サンシャ・クヴァキというカルダリ人が自らの理想郷を生み出すために作り出した組織で、当初は比較的まともな組織であったのだが、やがて彼は理想郷を生み出すために人体実験を繰り返しては自分に忠実な人間を作り出す。これに対して普段から仲の悪いはずの4大国がサンシャ・クヴァキの討伐に限っては全面的に協力し合い、討伐作戦の結果サンシャ・クヴァキは死亡することになる。しかし彼の死後も組織は残り続け、現在も創始者を殺害した4大国に対して報復している。この報復攻撃は同時にサンシャ国による大規模な侵略行為であり、これを撃退するためインカージョンと呼ばれるカプセラによる迎撃戦が行われる。艦艇はレーザーを主兵装とし、アフターバーナーによる速度ボーナスを持つ艦艇で占められている。



    ドリフター


    ニューエデンに突如として出現した勢力で、強力な戦艦を多数所有する。カプセラの死体を回収したり、艦をスキャニングするなどといった行動をとり、さらに不用意にドリフター艦に接近すると一撃で戦艦を撃沈するマイクロDDDで破壊されてしまうことになる。アマー帝国皇帝であるジャミル・サルムはこのドリフターの奇襲攻撃を受けて死亡しており、そのことからアマー帝国では不倶戴天の敵となっている。間違っても午後8時には全員集合しない(そもそもその時間はダウンタイムでログイン不可である)


    2019年6月末よりプレイヤー拠点であるヌルセキュリティに直接的な侵攻を開始。勢力問わず攻撃を受けており、プレイヤー間の戦争を中断させるレベルの攻撃を行っている。



    著名な地域


    ジタ(Jita)

    カルダリ連合に属し、ニューエデン最大の商都として知られる(正確にはジタ内のステーションの1つである)ほぼ24時間体制でマーケットが展開されており、このジタで入手できないアイテムはないとも言われており逆にジタに品揃えがなければ他で入手するのは極めて困難である。


    ドディクシー(Dodixie)

    ガレンテ連邦に属する商都。ジタに比べれば物品の流通量は少ないものの、必要なものは大抵手に入る。嘗ては商都の中では若干の僻地とみなされており、流通量はともかく物価が高かったことで有名。しかしあるイベントによって商用航路が大幅に変更されたことで第2商都の地位を獲得した。


    アマー(Amarr)

    アマー帝国の首都であり、同時に商都でもある星系。嘗てはジタに次ぐ商都として名を馳せたが、ジタとの最短商用航路が寸断されてしまった。しかしながら元からアマー帝国は広い領土を有していることもあり、ある程度の物資は自前で賄えるため商都としての地位は維持している。


    レンズ(Rens)

    ミンマター共和国の商都。元より僻地であるため物品の値段などもかなり独特で、他の商都では安値のアイテムでもレンズでは高額になる場合もあるなど、一攫千金を狙う商人も数多い。とはいえもう1つある商都の方が品揃えが多く、比較的安定した物品の取り扱いがメインである。


    ヘク(Hek)

    ミンマター共和国のもう1つの商都。ただしこちらの商都を使用するのは主にローセキュリティのプレイヤー海賊たちで、彼らの需要によって商都として扱われるようになった。理由はハイセキュリティにありながらローセキュリティと接続し、海賊たちの拠点として最適の立地であるため。このため、上記のレンズに比べて逆に栄えているともいわれる。


    ウエダマ(Uedama)

    ジタとドディクシー。更にはレンズ、アマーへと続く主要航路を構成する星系の1つ。セキュリティが低く、犯罪が発生したときにやってくる警察の到着が比較的遅いということもあってハイセキュリティ海賊たちのメッカであり、同時に輸送艦の墓場として知られる。しかもこのルートを避けて通ろうとすると目的地まで恐ろしく時間がかかることから基本的に回避できない。今日もとんでもない価格の船が沈む。


    タマ(Tama)

    ジタとアマーを接続するうえで最短航路にあたる星系の1つ。しかしこの星系はローセキュリティであり、ここを通過しようとすればもれなくプレイヤー海賊たちのゲートキャンプのターゲットにされる。一度ゲートを潜れば本格的な戦闘部隊でもなければ一瞬で撃沈されるため、タマを商用航路にするのは非推奨である。


    アサカイ(Asakai)

    カルダリ連合に属するローセキュリティ星系。基本的にはただそれだけであるのだが、かつてこの星系でクリックミスでタイタン級がやってきて大戦争に発展したことで有名になった。

    クリックミスで大騒ぎになった時の動画。なお、タイタン級がクリックミスで戦場に出現するのは毎年のように発生している。


    B-R5RB

    プレイヤーが管理できるヌルセキュリティ星系。この地では過去にギネス記録となった大規模戦闘が発生しているが、その原因が家賃滞納であったことで大きなニュースになった。


    当時の損害額は両陣営合わせて日本円で3000万円を超えているが、後にこの記録は更新された。



    ニューエデンの艦種


    EVEONLINEには数多くの艦艇が登場する。その艦の用途によってさまざまな運用がなされている(大は小を兼ねない、単純に火力を出せば良いわけではないゲームバランス)ため、カプセラたちはそれらの船に乗り戦ったり採掘したり輸送業に精を出す。共通しているのは撃沈された場合のリターンは保険金以外には存在しないことである。

    このゲームではシールド、アーマー、そして船体という3層の防御構造となっており、それらがすべて破壊されると艦は撃沈となる。この為防御システムはこの3層のうち1つに特化した防御が推奨されている。


    因みにカプセラの乗る艦艇はそのサイズによってデータ上には存在しないがその他の乗組員が設定されており、戦艦であれば4000人から6000人は乗り込んでいる。そして撃沈された場合にはおよそ7割が死亡すると言われている。



    カプセル


    通称卵。1人乗りで全長4メートル程度だが、そのサイズで恒星間航行能力を持つというとんでもない性能を誇る。ただし非武装(それどころか防御装備もつけられない)であり、特に何かを積んで移動することもできないため、この状態で移動しているのはたいてい乗っていた船を撃沈された場合である。なおこの状態のプレイヤーを高セキュリティ地域で撃沈すると一気にならず者に近づくことになる。



    シャトル


    非武装の移動手段として用いられる艦船。少しだけアイテムを搭載するスペースがあるが非効率的なので殆ど搭載はされない。本当に移動するだけに使われる艦艇であるが、ごく稀に艦隊の使い捨て偵察として使われることもある。各国に1種類ずつ存在するが、中には外交官用シャトルや企業用シャトルなど存在する。なお企業用シャトルはプレミア価格であり、販売していることはまれで、もしそんな船で出港したら問答無用で撃沈される(撃沈記録による戦果アピールに使われる)



    コルベット


    俗にルーキーシップと呼ばれる、プレイヤーが最初に乗る事の出来る艦艇。必要最低限の武装と採掘装備を与えられているが、その装備だけでは艦隊戦どころか雑魚のNPCにすら勝つことはできない。大抵はすぐにフリゲートなどに乗り換えることになるが、沈んでも新しいコルベットを無償でもらえる、という特性を利用したコルベット艦隊を編成して戦艦などを攻撃することもある。なお日本人向けのイベントとして実際にコルベット艦隊による戦艦攻撃が行われており、大手海賊Allianceの戦艦を撃沈する事に成功している。



    フリゲート(Frigate 通称:FG)


    艦隊の目となって行動し、或いは敵艦隊に向けて突撃して拘束するなど、敵艦隊との戦闘における最前衛を担当する戦闘艦。火力、装甲は最低レベルであるが艦隊戦には欠かせないものであり、また安価であることから大量投入による物量戦も可能である。また各種任務に特化したフリゲートも存在しており、小規模艦隊戦などではこれも重要な戦力となる。余談であるが、このカテゴリーに属すゲーム内で最も高価な戦闘艦艇、ゴールドマグニートは日本円にして約340万円で取引された。


    海軍フリゲート


    上記のフリゲート艦の性能を正規軍向けにアップデートしたもの。高性能である代わりに1隻当たりの価格は通常のフリゲートの約30倍にも跳ね上がる。当然ながら高性能であってもそれを乗りこなせるだけの技量が要求されるため、これに乗り込むプレイヤーは腕利きのカプセラであることが多い。


    海賊フリゲート


    海賊勢力が独自に開発したフリゲート。従来のフリゲートとは一線を画す性能を持っているが、フリゲートとしては破格の値段であり、一隻当たりの値段は通常のフリゲートの約80倍にもなる。そのため、初心者カプセラがこれに手を出すのは非推奨とされている。


    Precursor Frigate


    トリグラヴィアンが開発したフリゲート。DPSなどの都合上により、他のトリグラヴィアン艦船に比べると使用率は低い。これはすべてのトリグラヴィアンの艦船に共通したことだが、値段は海賊艦並みとなっている。


    採掘フリゲート(Mining Frigate)


    戦闘用ではなくアステロイドベルトなどの鉱石を採掘するためのフリゲート。採掘士を目指すカプセラが最初に乗る採掘艦でもある。また、鉱石の他にガスを採掘することに用いられるもある。このクラスに該当する艦艇はベンチャー級のみとなっている。


    要撃型フリゲート(Interceptor 通称:Inty)


    敵大型艦艇などに対して突撃し、戦場離脱などを妨害する装備ワープスクランブラーをかける高機動艦。その性質上紙装甲であるが、圧倒的なスピードで相手の攻撃を掻い潜って敵を拘束し続ける。対小型艦対策をしてない艦船では一度捕まったら逃げられないと思って良い。このため小規模、大規模問わずありとあらゆる戦場でその姿を見ることができる。

    ちなみに、要撃型フリゲートにはCombat InterceptorとFleet Interceptorの二種類が存在するのだが、上記のような活躍をするのはFleet Interceptorが大半である。


    強襲型フリゲート(Assault Frigate 通称:AFG)


    要撃型が敵を拘束する船であれば強襲型は敵艦を沈めるためのフリゲートで、フリゲートとは思えないほどの重装甲と重武装を実現している。一方でフリゲートとしては鈍足であるものが多いことから、艦隊戦において要撃型フリゲートとの連携は必須と言って良い。


    隠密行動フリゲート(Covert Ops,Stealth Bomber)


    高性能な遮蔽装置を装備し、敵が視認できない状態で活動するフリゲート。大別して探査艦とステルス爆撃艦の2つがあり、探査艦は遺物サイトやデータサイトといったトレジャーハントをメインとしているため戦闘には向かない一方、ステルス爆撃艦は敵地への奇襲作戦に運用され、数を揃えて適切に運用すれば大型艦を撃破する力を秘めている。


    支援型フリゲート(Logistics Frigate)


    友軍艦隊の回復を担当するフリゲート。小型艦で構成されるフリートに随伴し、損傷した味方艦のリペアを行う。その特性から真っ先に攻撃を受ける可能性が高く、しかしできる限り生存させ続ける技量を要求されることから、この艦に乗り込むパイロットの多くは熟練者であることが多い。


    電子攻撃フリゲート(Electronic Attack Ship)


    EWARモジュールと呼ばれる他ゲームで言うところのデバフを用いるフリゲート。支援型フリゲートと同様に小型艦で構成されるフリートに用いられる。EWARモジュールには強力な効果を持つものも多く、EWARモジュールによって戦況がひっくり返ることも珍しくない。


    遠征フリゲート(Expedition Frigate)


    先述の採掘フリゲートの発展形。隠密モジュールに適性を持ち、主に危険地帯でのガスや燃料の素材であるアイスの採掘及び盗掘に用いられる。


    駆逐艦(Destroyer 通称:DD)


    文字通りフリゲートを駆逐するための艦艇。フリゲートよりも一回り大きく武装もより多く積むことができるようになる。しかし装甲自体は決して頑丈とは言えないため、ちゃんと戦って勝つには相応の操船技術が要求される。また船自体が安価でありながら高い攻撃能力を持つことから、ハイセキュリティ宙域における海賊行為にも用いられる。


    海軍駆逐艦


    2022年秋のアップデートで追加された駆逐艦の正規海軍仕様。火力及び耐久性が向上しているが、もともとの耐久性自体が低いことと、運用自体がハイセク海賊による神風アタック前提であることから運用コストに見合わないと判断されていた。しかしながらロウセクでの戦闘ではほぼ専用の戦場も設定されていることもあり、ロウセクの義勇軍同士の戦いでは主力として運用されることが増えている。


    Precursor Destroyer


    トリグラヴィアンが開発した駆逐艦。非常に攻撃能力が高く、艦隊で運用すれば巨大な艦船を仕留めることもできる。トリグラヴィアンの艦船の中ではトップクラスに使用率が高い。


    指揮型駆逐艦(Command Destroyer)


    小型艦で構成される艦隊に、コマンドバーストと呼ばれるバフ効果を付けることのできる駆逐艦。バフの種類も多岐にわたり、それによって艦隊戦を有利に進めることができる。また、マイクロジャンプフィールドジェネレーターと呼ばれるモジュールが使用可能で、周囲の味方艦船を大きく移動させて敵に攻撃を仕掛けたり、敵艦船の近くで使用して艦隊の分断などに用いられることもある。バフの種類も多岐にわたり、それによって艦隊戦を有利に進めることができる。


    ワープ妨害駆逐艦(Interdictor)


    ヌルセキュリティにおいて、敵艦隊を捕まえるために用いられる。この艦から発射されるワープ妨害バブルの中に居るといかなる手段を以てしても逃げることができないため、この艦船に接近されることは撃沈を意味している。一方でその特性上、真っ先に敵に突っ込む必要があり、なおかつ脅威度も高いので「空飛ぶ棺桶」と呼ばれることもしばしば。


    戦術駆逐艦(Tactical Destroyer 通称:T3DD)


    3種類の変形機構を持つ独自機能を持った駆逐艦で、それぞれ攻撃、防御、機動力を向上させることができる。戦闘ではそれぞれをタイミングよく切り替えることで艦隊戦を有利に運ぶことができ、中規模以上の艦隊戦ではよく見かける一方、その運用システムからそれなりの技量を要求される。なお扱いとしてはテック3、つまり第3世代艦のような位置づけである。



    巡洋艦(Cruiser 通称:CL)


    コストパフォーマンスが高く、中規模艦隊戦から大規模艦隊戦に至るまでありとあらゆる戦場で見かけるサイズの中型艦艇。対人戦を行う組織などはこの巡洋艦の運用スキルが最大であることが加入条件である、と設定している事も多い。数を出せ、またバリエーションも豊富である。


    海軍巡洋艦


    フリゲート艦と同様に巡洋艦の正規海軍向けに性能向上が図られた物。唯一無二の特性を持つものもあり、性能も高いが通常の巡洋艦に比べれば5倍以上の値段がかかる。


    海賊巡洋艦


    こちらもフリゲートと同様、海賊勢力が開発した巡洋艦。当然値段も性能も高く、値段は通常巡洋艦の約6倍~20倍で、性能は小さい艦船で構成された小規模な艦隊を壊滅に追い込むほど。


    Precursor Cruiser


    トリグラヴィアンが開発した巡洋艦。その武装の特性上、DPSは戦艦にも匹敵する。小規模艦隊戦に用いられることが多い。


    強襲型巡洋艦(Heavy Assault Cruiser 通称:HAC)


    巡洋艦の装甲や攻撃力を強化し、戦艦にも匹敵する戦闘力を持たせたもの。単独でもきわめて強力だが艦隊戦ともなればその耐久力で長く戦場に居座り敵に痛撃を浴びせ続ける優秀な打撃力として機能する。一部艦艇はあまりにも強すぎたせいで調整が入るほどの物となっている。欠点としては巡洋艦としては鈍足であることだが、最近ダメージを一時的に大幅に軽減するアサルトダメージコントロールという装備が設けられたことで艦隊戦の主力として投入されることが増えている。


    軍事偵察艦(Recon Ships)


    レーダーに映らないものと隠密性能を持つものの2種類に分かれており、偵察や奇襲を行う艦艇。搦め手の能力を持つ艦が非常に多く、大規模艦隊戦でも敵の妨害活動にはなくてはならない存在である。単独で運用されることはあまり多くない。


    ワープ妨害型巡洋艦(Heavy Interdiction Cruiser 通称:HIC)


    強力なワープ妨害機を搭載し、小型艦どころか後述する超大型艦すら1隻で拘束し続けてしまう能力を持つ。主にキャピタル艦を狙う際には尤も有用になる艦の1つであり、ローセキュリティでの大型艦撃沈には必須と言える。当然だがその分損耗率も高い。またヌルセキュリティでは使い勝手がそこまでよくはない。頑丈さからアマーのディボーター級、もしくはカルダリのオニキス級が多く採用されている。


    支援型巡洋艦(Logistics Cruiser)


    艦隊のリペアを担当する巡洋艦で、強力なロジティクス能力で被弾した艦を素早く回復する。支援型巡洋艦の数がそのまま勝敗に直結することも珍しくはなく、その意味では戦場で最も重要かつ、最も狙われる艦艇の1つである。大規模戦ではアマーのガーディアン級やカルダリのバジリスク級が戦場投入率が高い。


    戦略的巡洋艦(Strategic Cruiser 通称:T3CL)


    サブシステムと呼ばれる、艦の能力を切り替えることができる特性を持つ巡洋艦。その役割によって探索から戦闘、支援までありとあらゆる活動を可能としている。しかしながら多様な運用が可能である分、しっかりと目的を持っていないとちぐはぐな構成になってしまう為、高い計画性が求められる。こちらも戦術駆逐艦と同様に、テック3とされている。


    指揮巡洋艦(Flag Cruiser)


    艦隊司令官向けに開発された、非武装ながらも高い防御力を持つ巡洋艦。ゲーム内の艦隊戦では艦隊司令官の座乗する艦をよって最優先で撃沈するといった戦術が広く採用されていたのだが、これが不評であったことから開発された。戦艦など目ではないほどに頑丈であるが多数の味方がいることを前提で運用されるため、ある程度の規模の組織で、なおかつ高水準の艦隊司令官以外には需要がない極めてニッチな船である。現状はモニター級のみ確認できる。



    巡洋戦艦(Battlecruiser 通称:BC)


    巡洋艦と戦艦の間のような扱いであるが、コストパフォーマンスに優れることとコマンドバーストの使用が可能であることから艦体の中核を担う事も多い艦種。ヌルセキュリティの艦隊戦では巡洋戦艦同士の戦いは日常茶飯事である。大規模艦隊戦では長距離狙撃艦であるカルダリのフェロックス級が多く使われ、時点でミンマターのハリケーン級が人気である。


    強襲巡洋戦艦(Attack Battlecruiser 通称:T3BC)


    戦艦と同等のサイズが装備可能な巡洋戦艦。攻撃能力や機動力は巡洋戦艦の中でもトップクラスだが、その分防御性能は巡洋艦並みに低下している。T3とは付いているものの、戦術駆逐艦や戦略的巡洋艦と同じ区分というわけではない。(戦術駆逐艦と戦略的巡洋艦はTech3艦船なのだが、こちらはTier3艦船となっている。ただしTier3という区分は古いもので、現在はその通称にのみ名を残している。)


    海軍巡洋戦艦


    正規海軍向けに作られている巡洋戦艦。一般的に出回る艦の能力を一回り強力にしたものが多いが、値段は約4倍から5倍になる。このコストパフォーマンスの悪さから、ブルティクス海軍仕様以外の海軍巡洋戦艦が実戦で使用されることは少ない。


    Precursor Battlecruiser


    トリグラヴィアンが開発した巡洋戦艦。Precursor Cruiserと同様に、小~中規模の艦隊戦で用いられることが多い。


    指揮型巡洋戦艦(Command Ship)


    コマンドシップとも呼ばれ、艦隊支援のコマンドバーストを最も強力なバフを付けて運用できる。装備次第では艦の耐久力が2倍ともなる為艦隊戦の必須艦であると同時にそのスキルがかなり特殊であることから、指揮型巡洋戦艦を完全に扱えるスキルを持つプレイヤーは引き抜きの対象にまでなる。



    戦艦(Battleship 通称:BS)


    ヌルセキュリティにおける主戦力となる艦種。強力な攻撃力と射程、耐久力を併せ持ち、戦艦の数がそのまま戦闘結果に直結することもある。ただし高速の小型艦の相手などは苦手であり、そう言った艦艇との戦闘は最初から想定していないため、あくまでも敵戦艦や大型艦の排除を主任務としている。その一方スキルが重たいため乗りこなすにはかなりの時間がかかる。


    海軍戦艦


    正規海軍向けの戦艦。他の艦種のように性能面で一般艦艇を上回るが、当然値段自体は2倍から4倍となる。ただし中にはアップデートの都合で通常艦の方が性能的には使いやすいと言われることも。


    海賊戦艦

    海賊勢力が開発した戦艦。艦隊戦の主力に採用されることの多いマカリエル級、最強ニュートのバールゴーン級、フリゲートすら粉砕するヴィンディケイター級など、強力な艦船が勢ぞろいしている。それぞれに多様な使い道があり、様々な舞台で活躍している。当然値段は高いが、値段相応の強さを秘めている。


    Precursor Battleship

    トリグラヴィアンが開発した戦艦。戦艦の中でトップクラスのDPSを持ち、小規模から大規模の艦隊戦まで、幅広く活躍している。現在戦艦の建造コストが跳ね上がってしまったが、このカテゴリーに属するレシャク級戦艦は製造工程がもともと通常とは異なっていたこともあって海賊勢力の戦艦では逆に安価に購入できるようになっている。


    秘密工作戦艦(Black Ops 通称:BOps)


    光学迷彩を装備した艦艇を特定のポイントに移動させる能力を持つ戦艦。移動先には必ずサイノシュラルフィールドと呼ばれるビーコンが必要になるが、それが点灯しつつ、ジャンプ射程の範囲内であればどんな場所にでも艦隊を送り込むことができる。ただし戦艦としての戦闘力は低いため、運用には細心の注意が必要。


    襲撃型戦艦(Marauder)


    単艦戦闘力では最強の通常サイズ艦艇。バスティオンモジュールと言われる装備を起動することで圧倒的な回復力と攻撃力を得られる。ただし1隻当たり通常艦の10倍のコストの上、そのスキルもかなり重たいこと。敵に囲まれれば流石に撃沈は不可避である事。更にはECMには弱いといったことから戦闘よりも対NPCにおけるミッションランニングに運用されるのが殆ど。しかし中にはこれを用いた無双プレイをする猛者もいる。

    無双プレイの一例。自艦の損傷と敵艦隊に与えるダメージレースをコントロールし続ける高い判断力が要求される。付け加えるとこのレベルのプレイヤーは判断力、操船技術、スキル全てにおいて高レベルであり、素人は決して真似してはならない。



    採掘艦(Mining Barge)


    ニューエデンの鉱山労働者たちが乗り込む船。これに装備させることができる採掘機械で隕石などを掘っていくことになる。採掘艦には種類があり、採掘スピードが早いタイプ、カーゴ容量が大きいタイプ、防御力が高いタイプの3種類が存在するる。


    特化型採掘艦(Exhumer)


    上記の3つのタイプをさらに高性能化した艦艇。お値段は10倍近くに跳ね上がるが運用観点からすれば非常に使いやすくなっている。なお防御力の高い艦艇は戦艦に匹敵する堅牢さから、採掘艦をキルしようと接近してくる海賊を逆に捕まえて倒すトラップ艦として、対人戦に用いられることがある。



    輸送艦(Industrial Ship)


    ニューエデンの物流を担う艦艇。これがなければこのゲームの経済は成立しないため、毎日大量の輸送艦が商都を行き来している。一方で装甲が薄く自衛手段にも乏しいうえ、高額な物資を積んでいると海賊に一度狙われるとほぼ撃沈されてしまう事から、場合によっては護衛艦隊が付くこともある。ガレンテ連邦は各物資に特化した輸送能力を持つ艦が多く、この事からガレンテ艦は特に人気である。因みにガレンテ輸送艦の中には単独で戦艦に挑んで勝利した事例がある。

    輸送艦の大容量カーゴに目いっぱいバッテリー(MP回復アイテムと思えばわかりやすい)を積んでHPを回復し続けるという設計思想の下に生み出された戦闘輸送艦。現在ではこの装備は船自体の仕様変更により実現不可となっている。

    また、先述のORE社が開発したサルベージに特化したものもある。


    特化型輸送艦(Transport Ship)


    大別して2種類存在し、1つは敵の攻撃を受けることを前提として重装甲化し、NPC警察の救援を待つタイプと、光学迷彩を装備することで海賊からの攻撃を回避しながら移動するタイプがある。輸送艦はまず狙われにくいを前提とする事から、輸送に限れば後者の方が人気である。なお前者を重トラ、後者を軽トラとカプセラは呼ぶ。


    超大型輸送艦(Freighter)


    1隻当たりの積載量において比類する者なき輸送艦の女王。当然艦自体のサイズが尋常ではなく鈍足であることから数を揃えた海賊に狙われることはしばしば。高額品を乗せた状態で沈んでも物品は戻らないので静かに泣くしかない。


    ジャンプフレイター(Jump Freighter 通称:JF)


    ローセキュリティなどに物資を輸送することを目的とした超大型輸送艦。前述のフレイターよりは積載量は落ちるが、その代わりスターゲート間の移動ではなくサイノシュラルフィールドによる移動が可能であるのが大きな特徴。外延部のヌルセキュリティなどに済む組織にとっては必需艦艇と言える。問題は1隻の単価がフレイターの10倍のお値段なのと大抵積み荷を積んで移動するので撃沈されると下手すれば組織経営が傾くことがある。


    指揮型輸送艦(Industrial Command Ship)


    輸送艦とはいう物ものの、実際は採掘艦に近い。採掘艦に採掘能力のバフをもたらすことを目的とした艦艇。これを受けることで採掘艦はその能力を最大5割増しにすることができる。ただし艦自体には採掘装備は積めず、採掘ドローンを延々と回し続けることしかできないので割と放置気味になる。その為うっかり目を放していると気が付いたら海賊に襲撃されて撃沈されてしまうことも珍しくない為要注意。



    主力(キャピタル)艦(Capital Ship)


    戦艦を超える巨体と攻撃力を誇り、ローセキュリティやヌルセキュリティで日夜活躍する艦艇。その特性上、ハイセキュリティでは使用できない。また一部艦艇は超大型ステーションでなければ入港できない。乗る為の取得スキルの重さが戦艦の比ではないなど制約も多い。しかし投射できる火力は圧倒的であり、特にヌルセキュリティの大手などでは重宝される。



    攻城艦(Dreadnought 通称:DN)


    主力艦の中でも、攻撃力に特化した艦。攻撃力UPと引き換えに移動ができなくなるシージモジュールを起動することで戦艦の10倍以上の火力を単独で出すことができるようになる。一方、敵地でシージモジュールを起動するという事は当然撃沈を前提とした戦闘と行う事を意味するため、攻城艦の損耗率はキャピタル艦の中で最も高く消耗品として扱われる。



    海軍攻城艦


    攻城艦の上位艦として2022年秋のアップデートで追加された艦種。その性能は従来の攻城艦の火力や耐久性の向上と別途電子戦装備の強化などが行われている。当初は海賊勢力の攻城艦と同様に異常に高コストな艦艇となると思われていたのだが、いざ実装となると凡そ2倍から3倍程度の価格でありながら戦闘力自体は非常に高かったこと。同時に2022年時点で攻城艦の製造は非常に手間が増えているために生産数が少なくなっていることから資金力に余裕がある勢力が次々と海軍攻城艦の建造配備を行っている。ただし装備込みで撃沈した場合の損害はやはり大きく、ある程度の組織的なバックアップを持っていることが前提の運用となっている。



    航空母艦(Carrier 通称:CV)


    文字通り艦載機を用いた戦闘に投入される艦艇。ニューエデンでは空母は主に大型艦を狙う攻撃機を排除するための戦闘機を投入したりするのに使用する。この為両軍闘機が入り乱れて制空戦が行われる事から、航空母艦の数の有無はかなり重要である。勿論航空母艦自体が沈むと艦載機は機能しなくなる。また、当然ながら戦闘中に艦載機の予備を含めて全機撃墜されるとその時点で戦闘力を失うことになる。



    大型航空母艦(Supercarrier 通称:MS)


    航空母艦が制空任務に用いられるなら大型航空母艦は攻撃機を投入して敵艦艇を攻撃するのに使用される艦艇。攻撃機の火力は攻城艦を遥かに凌ぐ為、制空戦闘機の迎撃を最優先で受けることになる。しかし攻撃機による攻撃が成功するとそのまま戦闘を決めてしまうこともしばしば。また航空母艦の10倍ものコストがかかる為、簡単に乗れる船ではない。一方でヌルセキュリティの金策手段であるNPC海賊の撃破が非常に効率よく行えるため金策艦として使用される。そしてそこを海賊に襲撃されて原価回収できぬまま沈むこともままある。火力面でガレンテのニクス級と、ミンマターのヘル級が最も人気が高い。



    軍事力補強艦(Force Auxiliary 通称:FAX)


    味方艦艇に強力なリペアを提供することができる艦艇。そのため戦闘力自体はほぼないと言えるが、そのリペアによって味方艦を長く生存させることができるため、結果として戦闘を優位に運ぶことができるようになる。FAX艦が山のように出てくるのがヌルセキュリティの戦場である。そしてこの艦がいると敵艦の撃沈もままならないので全力で排除される。誰が呼んだかスーパーキャピタルの外部装甲。FAX艦はキャピタル主力がアーマー防御優勢であることと、物量を出しやすく防御ボーナスを持つ事からアマーのアポスル級が人気となっている。



    採掘支援母艦(Capital Industrial Ships)


    ヌルセキュリティなどで採掘を行う際に最も有効な艦艇。これが存在するかしないかでは採掘量に大きな隔たりが出るといっても過言ではない。本来であればその他の採掘艦にもバフ効果をもたらすことができるのだが、採掘支援母艦のみの方が操作量の点で楽ということもあって、これに該当するロークアル級のみで行動することが多い。



    旗艦級戦艦(Titan)


    ニューエデン最大の戦闘艦。攻城艦を超える火力をデフォルトで持つが、特に恐ろしいのはタイタンのみ装備できるドゥームズデイデバイス(通称DDD)が使用可能である事。これを撃てば攻城艦や航空母艦はほぼ一撃で破壊することができる。

    しかしこのタイタンの最大の利点は友軍艦隊をサイノシュラルフィールドが点火されたポイントにピンポイントで送り込む「タイタンブリッジ」にある。秘密工作戦艦と能力が同じに思われるが、秘密工作戦艦は「遮蔽装置を装備した艦」のみを送り込めるのに対して、タイタンにはそういった装備は一切必要ない。いうなればどこでもドアの入り口となる船である。

    一方でDDDを使用すると一定時間動けなくなることと、質より量のゲームバランスの為、単独では物量戦の前に屈してしまう事。何よりもタイタンは1隻当たりのコストが尋常ではなく高い事から個人で所有するような艦艇ではない。タイタンパイロットの育成には普通に育てると最短で1年と9ヶ月のリアル時間が必要であり、損失すれば場合によって回復不能の痛手となる。現在確認されている、タイタン1隻の撃沈損害額で最も高いものは日本円にしておよそ100万円である。


    超旗艦級戦艦(ワールドアーク)


    現在トリグラヴィアン集合体のNPCのみが保有するタイタン級を超える戦闘艦艇。現在1種類のみのうえプレイヤーが保有できないため詳細は不明だが、ジャンプゲートを搭載しており、この事から銀河の反対側から無制限に艦隊を呼び込む能力を有すると考えられている(インベージョンに出現するが、その際に次々と艦隊を吐き出している)現状ではオブジェクトの1つであり、自らが攻撃することもこちらが攻撃することもできないが、公式では戦闘艦艇であると公言はしている。因みにもしプレイヤーが建造できるようになったとしても旗艦級戦艦を遥かに超える高コストであることが予想される。


    なおこれらの艦艇には個別にボーナスが付与されており、そのボーナス内容は4大国それぞれで異なる事から、スキルに合わせた艦に乗る、或いはその艦に乗る為のスキルトレーニングが要求されることになる。


    海賊・Precursor主力艦


    海賊勢力及びトリグラヴィアンが開発した主力艦。コストが尋常でないレベルで高く、戦場に投入されることは非常に稀。一応、他の海賊艦と同じようなボーナスは持っているものの、実際は通常の主力艦と同じ扱い方をすることが多い。ようは金を持て余した大富豪の持ち物である。



    シタデルシリーズ


    プレイヤーが自由にシステム内に設置することができる宇宙ステーション。用途、役割は様々で、生産拠点やマーケット。或いは採掘などにも用いられる。シタデル内に資材を置くこともできるが、シタデルシリーズはNPCステーションと違い破壊することが可能であるためもしシタデルを破壊されるとその中にあったアイテムは近くのNPCステーションに運ばれ(例外あり)取り出すには手数料を取られることになる。



    城塞


    シタデルシリーズの最も基本的な物。主に戦闘拠点として運用されるもので、大型サイズになると主力艦のドッキングも可能となっている。一方、建造にはそれなりにコストがかかり、特にニューエデンに1つしか作れないとされているアップウェル・パラタイン・キープスターなどはリアル価格が新築マンションの部屋1つと同額という恐ろしい値段となっていたのだが、2020年8月現在、およそ1億1000万円という途方もない価格帯となっていることが確認された。勿論誰もこんなものを作ろうとしない。



    エンジニアリング複合施設


    主に戦闘艦艇や武装の生産、開発を行う拠点。城塞ほどではないが武装も施すことができ、ある程度の自衛能力を持つ。また比較的安価であることから多数建築されており、同時に良く破壊されている。中には中継ハブ程度で非武装の状態で放置されている物もある。



    リファイナリー


    ニューエデンの採掘におけるもっとも収益性が高く、同時にヌルセキュリティにいる組織の収入源である月採掘を効率的に行うシタデル。月の表面をビームで破壊し削り取り、それを引き寄せて採掘するというかなりアグレッシブな手段を取る。なおその引き寄せた月の破片の動きでいつ採掘がおこなわれるか分かるので、効率的ではあるが海賊勢力などはそのタイミングを見計らって襲撃してくることもある。



    その他、ヌルセキュリティ特有の施設としてサイノビーコン、サイノジャマー、ジャンプゲートが存在し、全て戦略的に重要な施設として運用されている。






    ゲーム内イベント


    Alliance Tournament


    通称AT。年1回開催されるAlliance対抗イベント。ルールが厳格に定められており、艦の性能よりもプレイヤーの技量を強く要求するため、このイベントの為にゲームをプレイしているプレイヤーも存在する。過去には八百長が発覚して優勝者失格もあったが。


    上記のジョビ帝国に一般プレイヤーが行く手段であり、大会はジョビ帝国の領有するシステムが行われる。艦ごとに割り振られたポイントが100を超えないように艦隊を編成し、10分以内に相手の艦艇を全滅させるか、ポイントで優勢を取ることで勝利となる。毎年その時の環境に合わせたルールが設定されるため、昨年強かった編成が今年も通用する仕組みにはならない。


    Allianceは多国籍であることが多いのだが、言語などの都合で所属プレイヤーの国籍が統一されていることも多く、ある意味では世界大会と言える。そして日本人勢力も参加しており、2018年に行われた第16回大会では日本人Alliance『SAMURAI SOUL'D OUT』が9位タイとアジア勢力最高位を記録した。この際『SAMURAI SOUL'D OUT』は優勝候補筆頭に初回戦でぶつかってしまったのだがこれを撃破したことで大騒ぎとなった。

    2018年に『SAMURAI SOUL'D OUT』が勝利した試合。第1試合では優勝候補筆頭を撃破したことで大きな話題となり、第2試合では『4隻のミサイル戦艦に4隻のステルス爆撃艦。そして2隻の安価なリペア艦』という奇抜な編成を使用。この年のATにおいて最高火力を叩き出し話題をかっさらい、後の試合に出たAllianceなどもこの編成を参考とし、更には『王殺し』の異名を与えられる。第3試合では2016年の第3位を撃破したことで下馬評を完全にひっくり返すこととなった。第4試合では2017年に優勝したAllianceに敗退したものの、その存在感は圧倒的であった模様。



    アマーチャンピオンシップ


    過去に2回開催された、上述のアマー皇帝を決めるイベント。このイベントではプレイヤーがチームを組み、6つある皇家の代表として戦うことになる。このイベントに勝利すれば限定艦が与えられることとなるが、何よりも過去2回しか開催していないイベントの優勝者という名誉が与えられることになる。現在のアマー皇帝であるカティズ・タッシュムーコン一世もこのイベントによって皇帝となった。


     なおこのイベントにおいて優勝したチームにはゴールドマグニートが与えられているのだが、現存する艦艇のうち1隻はオーストラリアの森林火災寄付の為に史上最高額で売却されている。


    その他にも、突発的なイベントなどが公式によって行われることがある。時には突発バトルロワイヤルなどが行われることもあるのだが。



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