概要
時は2022年8月30日、TBSの朝の情報番組『ラヴィット!』内で事件は起こった。
お笑いコンビ・相席スタートの山添寛は当番組のコーナー『ラヴィット!ランキング「スーパー&コンビニで買えるアイス人気20品 プロが選んだ!1番美味しい商品とは?」企画で1位を予想する際に、「FANZAグレープアイスバー」』と回答。言葉では「『ファンタグレープ』のアイスバー」と説明したがMCの川島明に「『FANZA』になってますね(笑)」と指摘され、すぐさまスペルを修正。何とか「FANTAグレープアイスバー」と書き直した。川島が山添に対して英語のスペル間違った理由について問いただすと、「英語が苦手なんで……」と返答。川島も苦笑いし、「普通はそこに『Z』を入れんのよ(笑)」とツッコんだ。
放送終了後、即座にTwitterトレンド入りを果たし、大バズり。しかし、朝の情報番組にふさわしくない下ネタだった為、見逃し配信のTVerではラッピーが激おこ状態のイラスト付きで「山添寛が朝番組にふさわしくないボケをしています。(権利は大丈夫ですが、放送しません。)」とのテロップに差し替えられた。
また、放送翌日の8月31日に三四郎の2人が出演、小宮浩信が昨日の放送を見て山添のボケを蒸し返したばかりか「僕もFANZAで番組をやってる」と発言、TVerでこれもカットされた。
その後、BPO(放送倫理・番組向上機構)から抗議のお灸を据えられた上に、翌週の9月6日の放送でラッピーが右手に「FANTAグレープ」を持って、頬に怒りの血管を浮かべた画像で登場。やはりか、クイズの前に「山添寛ー! 先週はよくも朝番組にふさわしくないボケをやってくれたなー!!」と生で怒りを表明した。
反論と擁護
上記の通り、朝の番組に相応しくないアクシデントであったが、後に山添自身2022年12月27日の放送にて、そのようになった経緯を語った。
こちらの記事にもあるが『ラヴィット!ランキング』の解答は、番組開始前にランキングを出題した後、出演者が解答したフリップをスタッフが回収し、事前にチェックする 仕様なのだが、不運にも山添のフリップを回収した……よりも、その放送に携わったほぼ全てのスタッフが、そのボケに気が付かなかったのだ。
つまり、そのボケを見落として番組の放送を開始し、そのままコーナーを始め発表させてしまった番組サイドにも、相応の落ち度があったのだ(無論、コーナーが始まりフリップが返された時点で、Zを黒く塗り潰したり上書く等をしなかった山添が悪いのは揺るぎない事実 だが、山添自身はラヴィット!初登場でスベりまくったトラウマから「ネタになるなら炎上しても構わない」と悪い方向で開き直り、事実それが怪我の功名としてラヴィット!内のポジションを確立、ラヴィット!側も彼を「ラヴィット!イチの悪童」のキャッチコピーを与え促進・定着させてしまった為、引くに引けない状態になっていた)。
その後……
2023年1月24日放送の『ラヴィット!ランキング ポテチ サワークリームオニオン味』編にて、山添は『クランチ』を下ネタ調にアナグラムするボケを再び実行。
川島に急いで書き直すように山添に指示する中で、遂にスタッフも堪忍袋の緒が切れたのか、川島は介して「山添さんは今後このコーナー(=ラヴィット!ランキング)の出禁になりました」と宣告した。
……ただし、上記の通り番組サイドの方も山添のボケを再び見落とした上、ボケ発覚と同時にフリップを見せないようにする用意周到なカメラワークを行っていたのも合わさり、予定調和の可能性があり得る。
追記
尚、翌週の1月31日の放送でも山添は引き続き出演し、視聴者プレゼントのキーワード発表担当になった……が、肝心のキーワード発表は『はみ出しラヴィット!』で行われる運びになり、山添は「遂にここまで警戒しますか……」と呟いた(実際は「OPトークで尺がなくなった」と川島が漏らした)。
関連タグ
丸永製菓:「FANTAグレープアイスバー」の製造・販売元。米国コカ・コーラ社とのライセンス契約。場所によっては、何とワゴンセールに入っているスーパーも存在する様子。
ぼうにあなる(ネプリーグ):番組の趣旨にそぐわない下ネタ繋がり。こちらは偶発的な事故と似て非なる部分がある。また、同番組は他にも『北の国から』を『北の国まら』とするアクシデントを起こした過去もある。
『オールスター感謝祭2007年秋』の武田鉄矢の「蒼井そら」事件:15年前、同局のその番組で起きた事件。「知名度調査」のコーナーで、球界の御意見番の1人の孫娘を見て彼の見間違いで発生した事件。ゴールデンタイムでAV女優の名前を挙げたのは、当記事と同じ要領。