日本国内外でこの系列を称する車両はきわめて多数存在するため、2012年1月現在でPixivにイラスト投稿(擬人化含む)がある車両について記述する。
各車両の概要
阪急電鉄 1000系電車(2代)
2013年より新製・投入した通勤形電車。阪急初のPMSM搭載車両である。
阪神電気鉄道 1000系電車
阪神電気鉄道(阪神)が2007年より新製・投入した通勤形電車(急行系車両)。阪神なんば線経由近鉄奈良線方面への直通運転に対応した。近鉄直通の快速急行や山陽電気鉄道へ乗り入れる直通特急等に運用されている。
京王電鉄 1000系電車
(画像は5次車と6次車)
京王電鉄が井の頭線の3000系置換用として1995年より新製し1996年1月に営業運転を開始した通勤形電車。同線向け初のVVVFインバータ制御車両である。
最近は東洋・日立製IGBT-VVVFに改造させた車両も現れた。
また同形式の5次型も登場した。主な変更(一次車と比べ)車内にはLCD(ドア上などにあるテレビのこと)を搭載している。外見は、行き先表示の凸が消えた、ドアの形が変わってしまったなどもある。
東京地下鉄 1000系電車
東京地下鉄(東京メトロ)が同社銀座線に2012年より投入した通勤形電車。01系の代替目的。
デザインは銀座線の前身である東京地下鉄道が開業時に用意した車両(後の営団1000形電車)をモチーフとしている。2013年鉄道友の会ブルーリボン賞受賞。ちなみに、地下鉄車両としては初の同賞受賞車両となった。
東京急行電鉄 1000系電車
東京急行電鉄(東急)が1988年より新製・投入した通勤形電車。池上線・東急多摩川線内列車用の18m級3扉車である。2008年以降上田電鉄・伊賀電鉄に譲渡された車両がある。
東急東横線の東京メトロ日比谷線直通運転用にも使われていたが、2013年3月16日にて副都心線直通運転開始に伴い日比谷線直通が廃止されたため、東横線からは姿を消した。
京成1000系
1988年(昭和63年)12月、朝夕ラッシュ時等の増発用として京急で除籍となった旧1000形1029~1032・1037~1040の4両編成2本を京急車輌工場を経て、京急時代の塗装・車号も変えずに京成にリースした。
遠州鉄道1000系
従来車の代替を目的として、1983年から1996年にかけて制御電動車モハ1000形1001 - 1007・制御車クハ1500形1501 - 1507の計14両が新製された、遠鉄初の3扉構造を採用したロングシート車である。
上田電鉄 1000系電車
上田電鉄が2008年より投入した通勤形電車。上記東急1000系電車を譲り受けたものである。
長野電鉄 1000系電車
長野電鉄が2006年12月より「ゆけむり」として運転を開始した特急形電車。小田急電鉄のロマンスカー10000形電車(HiSE)を譲り受けたものである。同社の「1000系」を名乗る車両としては2代目。
秩父鉄道 1000系電車
秩父鉄道が1986年より投入した通勤形電車。国鉄101系電車を譲り受けたもので、同系列で現在唯一の現役車両である。
多摩都市モノレール 1000系電車
多摩都市モノレールが1998年の開業時に新製・投入した通勤形電車(跨座式モノレール)。
名古屋鉄道 1000系電車
名古屋鉄道(名鉄)が1988年より新製・投入した特急形電車。愛称「パノラマSuper」。指定席車両として運用されている。
京阪電気鉄道 1000系電車
京阪電気鉄道(京阪)が1977年より新製・投入した通勤形電車。同社の「1000系/1000形」を名乗る車両としては3代目。
静岡鉄道 1000系電車
静岡鉄道が1973年より新製・投入した通勤形電車。東急7200系電車を設計ベースとしているオールステンレス車両である。
首都圏新都市鉄道 TX-1000系電車
首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)が2005年の開業時から運用している通勤形電車。守谷駅以南の直流区間専用車両である。
伊豆急行 1000系電車
伊豆急行100系電車の車体載せ替えによる更新車。1979(昭和54)年に第一編成が、1983(昭和58)年に第二編成が更新により落成。クモハ1000型とクハ1500型の二両固定編成。二編成のみ製造され、100系の引退とともに引退。
福岡市交通局 1000系電車
福岡市交通局が福岡市営地下鉄1号線(現・福岡市営地下鉄空港線)開業の際に投入した車両。開業前年の1980年に第一編成が落成のセミステンレス車両で、1982年度鉄道友の会ローレル賞受賞。
現在は車両更新(チョッパ制御→VVVF制御)により「1000N系」と名乗っている。
仙台市交通局 1000系電車
仙台市交通局が仙台市営地下鉄(現:仙台市地下鉄)南北線用に投入した通勤形車両。1985年に量産先行車が落成した。上記の福岡市交通局1000系と同様に1988年度鉄道友の会ローレル賞を受賞し、車両更新(チョッパ制御→VVVF制御)を受けた車両は「1000N系」と名乗っている。
南海電気鉄道 1000系電車(初代)
元々は11001系と呼ばれた南海電気鉄道初の高性能車である。初期車は貫通型であったが、後に湘南顔になった。その後、1500V昇圧時に機器更新および冷房化が行われて1000系(初代)に改称した。主に南海本線の特急(四国号)などで運用されていたが、車体の老朽化のため10000系「サザン」に置き換えられ、1987年に全廃された。
南海電気鉄道 1000系電車(2代)
1994年に登場した通勤形電車。南海電鉄としては南海2000系に続くVVVF車でもある。ステンレス車ではあるが、車体が塗装されているのが特徴(50番台を除く。50番台のみ無塗装)。
南海で唯一、南海本線と高野線(山岳区間以外)で共通運用可能な性能を持つ(現在南海本線でも走っている2000系は除外)。
製造時期によって差異があり、1次車、2〜5次車、50番台(6次車)の3グループに分けられる。
1000形を称する鉄道車両
1000形の項目で詳説。
京浜急行 1000形電車(2代)
2002年(平成14年)4月15日に営業運転を開始した京浜急行電鉄の通勤形電車。1959年(昭和34年)登場の初代1000形と同時に営業運転に使用された期間があり、区別のため本形式は新1000形と呼称される。
京浜急行 1000形電車(初代)
1959年(昭和34年)12月に登場し、翌1960年(昭和35年)1月13日に営業運転を開始した、京浜急行電鉄の通勤形電車。新1000形の登場以降、識別のため旧1000形と呼ばれることがある。
JR四国 1000形気動車
1990年(平成2年)に登場した四国旅客鉄道(JR四国)の気動車。両運転台で単行運転が可能のステンレス製で、1998年(平成10年)までに56両が製造された。一部は2006年に登場した1500形との併結に対応するため改造を受け、1200形として改番された。