概要
1874年11月30日~1965年1月24日
フルネームはサー・ウィンストン・レナード・スペンサー=チャーチル。
第二次世界大戦期と戦後の冷戦期の2回に渡って、第61・63代イギリス首相を務めた。
ラジオ放送や国会演説などにより国民や軍を励まし奮い立たせ、イギリス本土がナチスドイツの空襲に襲われた激戦バトル・オブ・ブリテンを勝利に導き、最終的に同国を勝利に導いた事から、現在も非常に高い人気を誇っている。一説によれば、Vサイン(ピースサインとも)を始めた人物とされている。
訪米中に「鉄のカーテン」演説をし反共産主義姿勢を主張した。
人物
葉巻と杖を愛用し、彼の特徴として有名になった。昼寝が日課で議事堂内に専用ベッドを作ったほど。
同じく同国で人気が高いダイアナ妃やアメリカのフランクリン・ルーズベルト及びダグラス・マッカーサーは彼の縁戚である。
語録
- 「悲観主義者はすべての好機の中に困難をみつけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす」
- 「成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである」
- 「成功は決定的ではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは勇気を持ち続けることだ」
- 「過去を遠くまで振り返ることができれば、未来もそれだけ遠くまで見渡せるだろう」
- 「絶対に屈服してはならない。絶対に、絶対に、絶対に、絶対に」
- 「我々は、たとえその社会的地位がどんなに低くとも、後世に何らかの影響を与えることを考慮して生きなければならない」
- 「実際のところ、民主制は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた、他のあらゆる政治形態を除けば、だが」
- 「戦争から煌きと魔術的な美がついに奪い取られてしまった。アレキサンダーやシーザーやナポレオンが兵士達と共に危険を分かち合い、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。そんなことは、もうなくなった。これからの英雄は、安全で静かで、物憂い事務室にいて、書記官達に取り囲まれて座る。一方何千という兵士達が、電話一本で機械の力によって殺され、息の根を止められる。これから先に起こる戦争は、女性や子供や一般市民全体を殺すことになるだろう。やがてそれぞれの国には、大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不可能となるような破壊の為のシステムを生み出すことになる。人類は初めて自分達を絶滅させることのできる道具を手に入れた。これこそが、人類の栄光と苦労の全てが最後の到達した運命である」(自著『世界の危機』の第一次大戦についての記述)
- 「何もかもウンザリしちゃったよ」(臨終の際の最期の言葉)