作品解説
さくらぷりんが3年くらい時間かけて開発したホラーエロRPG。
ファミコンの名作ホラースウィートホームのオマージュに溢れている。
タダのオマージュに終わることなく、同サークルの過去作以上の歯応え有るゲーム性に、8bitモードによる音楽やドット絵が中々おどろおどろしいが、完全18禁ゆえに恐怖描写は元ネタ以上のR-18Gに相当するかもしれないので苦手な方は注意!
極限状態で芽生えるエロに中々自由度の高いカップリング機能が搭載されていて、ホモ(デフォルトではoff)とレズに女を寝取られたり男を寝取ったり血しぶき乱れ飛ぶ中々カオスなエロゲーである。
また製作期間から作りこみ具合も半端ではなく、凄まじいまでのミニイベントが存在をしており、
イベント発生の為のフラグを完全に把握をするのはほぼ不可能といっても過言ではない。
あらすじ
暗い森にひっそりとたたずむ今は誰も住んでいない洋館「綾小路邸」。
家の持ち主である綾小路の友人であり大学教授である山之辺は
古くからあるこの屋敷に興味を抱き、綾小路の許可を得て
助手を連れ探索へとやってくる。
そこで起こる恐怖の現象の数々…
それはやがて山之辺の息子、焔とその友人達をも巻き込み始める…
ゲームシステム
最大3人のパーティを組んで綾小路邸の「西館」「東館」から探索を始め、
最終的に館から脱出することが目的となる。
スウィートホームと違い別パーティとは完全に分断されているため、戦闘に参加できるのはどうあがいても3人まで。
回復手段はアイテム及びレベルアップと休息だがどちらも回数は有限、気絶(戦闘不能)からの復活回数もおなじく有限であり、規定回数の気絶でキャラクターは死亡してしまう。
仲間キャラクターの耐久力は「きょうふち」というパラメーターで表され、すなわちどれだけの恐怖を感じたかがダメージになる。
虫にたかられようが吐瀉物を口に流し込まれようがナタで斬りかかられようが怖いという点では等価なのだ。
またキャラクターはそれぞれに固有のアイテム、能力値を持っており、誰を選ぶかで難易度がシャレにならないレベルで変動する。
攻撃力はキャラの強さ+武器攻撃力。
武器には重量があり、強さを超えない範囲であれば複数持って攻撃力を上げられる(超えたらマイナスされる)。
その場合スロットの上側にある武器をメイン、それ以外をサブとして扱い、強さ+メイン+サブの攻撃力÷2が最終値となる。
しかし強さ-重量の余りが戦闘時の素早さに影響することに加え、そもそも携帯できるアイテム数が極端に少ないため、
攻撃力を上げて殺られる前に殺ろうか、機動力を上げて確実に先手を取るべきか、いや回復アイテムを多数所持して安全に、
しかし探索中に新たなアイテムを発見する可能性を考えれば空きも確保したい・・・・・・
などと、悩ましい選択を迫られる。
固有の能力値の中には「弱点」も存在する。
これが敵に設定された「動物」や「霊」などの属性に合致すると、「エンカウントするだけで」ダメージを受けてしまう(なお、戦闘勝利時に発狂・気絶状態になっていなければエンカウント時に受けたダメージは回復する)。
つまり、逃げるだけではジリ貧になりやすいシステムになっている。
しかしどうしてもクリアできない場合はレベル等を引き継いで最初からやり直せる「ギブアップ」というコマンドがあるので、
上記で述べる難易度の高さに尻込みされた向きにもぜひ安心してプレイしていただきたい。
登場人物
フルネームも存在するがタグ表記が揺れているのでとりあえず公式の漢字表記を使用(カッコ内にフルネームの読みを記載)。
なお身長と体重は演出の事も考え幅を持たせて緩く設定されている。
焔(やまのべ ほむら)
身長(175~179)体重(65~70)
弱点ゼロの強靭なメンタル、女も男も最初のベッドインでアヘらせる脅威のベッドテク、高い家事スキルの持ち主である。
特に料理は得意なようで、それを知る仲間にたびたびせがまれたり、
あるアイテムを食べさせるとすごく嬉しそうに「味を再現する」と発言するほど。
固有アイテムは3回まできょうふちの回復ができる「ペットボトル」。
このゲームは回復アイテムの使用によりキャラクターの好感度を上げられるのだが、最も大きい上昇率を持っており、回復量も多い、いわゆるエリクサー。
でも空のボトルは捨てられないので使い終わったら場所ふさぎ。
桔平(かざま きっぺい)
身長(164)体重(54~57)
天真爛漫系子犬系ショタ。
最初はやちかが好きだが館の極限状態に追い込まれると(全員そうだが)あっけなく他のキャラを慕う。
だが元々性欲は強い方なようで、わりと初期の段階でほむらでもいいからやりたいなどと発言している。
固有アイテムはアイテムスロットを倍にする「リュック」。
ゲームの仕様上全く代替の効かないアイテムであり、しばしばこちらが本体でありきっぺいが付属物であるとされるほど。
とはいえ付属物のわりには弱点も少なく戦闘にも強い。少しでも難易度を下げたいのであれば起用してみよう。
能力的に使いやすい上に、容赦ないホラー描写の後に続く彼の言動に癒され吊り橋効果か、館の闇に飲まれてか、彼をきっかけにホモドーンに走るプレイヤーが多い。
聖二郎(どもん せいじろう)
身長(178~182)体重(65~70)
何かとムカつく言動の多い不良青年だが根は悪くない。
メンバー中最強のパワーと最弱のメンタルを誇るヘタレバーサーカー。
あまりの脆さと固定ルートのきつさから専用回復アイテムであるタバコが追加されるほど。
上記の通り彼を選ぶと自動的にルートが東館になる。おかげでおしりが見られない。
固有アイテムの「ライター」は照明としてだけではなく一部の敵への攻撃にも使える。
未亜(すずもり みあ)
身長(150~153)体重(48~52)
巨乳の幼馴染でおとなしくて主人公を好いているというザ・ヒロイン。
やはり最多の弱点数を誇り、攻撃力も低いため文句なしの最弱。
しかし固有アイテムの「くすりばこ」でマヒ、どく、けがを回復できるという強みを持つ。
イベントやCG枚数の多さ、立ち位置などを考えれば文句なしの正ヒロインだが、キャラの強い周囲に食われ気味である。
しかし周りが個性的すぎる為、かえってその王道ヒロインっぷりはメインヒロインの座を確固たるものにしている。
八千花(ひの やちか)
身長(161)体重(53~56)
わがまま系貧乳マスターシーフ。
彼女のピッキングシーンでほむらたちの物語は幕を開ける。
固有アイテムは「ヘアピン」で、前述のとおりあちこちの扉や箱を解錠することができ、
少数ながらヘアピンでしか開かないものも存在する。
上記の二人に並んで弱点が多いキャラではあるが、攻略上必ず必要なアイテムの代替ができるのは大きい。
里奏(みずいし りかな)
身長(167)体重(55~60)
理知的な言動と励恥的な服装の才媛。
着用しているワカメちゃんレベルのミニスカートはバイト先の制服だそうだが、性的サービスを提供する店としか思えない。
固有アイテムの「ブッ…「じしょ」は敵の解析と館内の文書の解読ができる。
内容はヒントからただのフレーバーテキストまで様々だが、ゲームの背景を理解するためには目を通しておきたい。
アイテム特性に加え本人も弱点少なめでタフなことから一周目のパートナーとしても悪くない。
一部状況下の台詞に普段の言動とかけ離れた、やたらハッちゃけた台詞が多く、他のメンバーが家族構成等をブログで公開された時も彼女だけフリー妄想タイム等と公開されなかった事から何かとネタキャラ扱いされる事も。(家族に関してはゲーム中で匂わされている為、敢えて公開していないのかもしれない)
関連作品
ゆみこ先生と僕-アナタごめんなさい!私、生徒に膣内射精されひゃったぁ!
関連イラスト
R-18作品も豊富だがゲーム内の描写の割には恐怖感の強いイラストは少ない、しかし少数ながら恐怖感を前面に押し出したイラストやR-18G作品も投稿されている。
大多数のほのぼのイラストやエロエロイラストの雰囲気を見てプレイした場合、初見の一週目はシャレにならない恐怖を味わうかもしれない…。
なお現在投稿されている関連小説は全てホモドーンである。(恐怖)
外部リンク
別名・表記ゆれ
腐界に眠る王女のアバドーンに関する別名や、表記ゆれがありましたら、紹介してください。