PRAYERの作りあげた巨大書庫。全てのPRAYERとその遺志を記憶する。
graveyardから失われた英霊のうち数体がこれに同調し、「収録」されている事が確認されている。
記録に基き、破壊されたPRAYERの修復を行う。
主体は実像部分には無いらしく、自己が全損したとしても長期の時間経過により再生する。
侵入者に対しては、記録の中より旧弊のPRAYER等を「再生」して対抗する。
また、自らも幾つかの自衛シーケンスを持つ。
その姿・機能は彼等が護るカーディナルシャフトの中枢の模写/偶像(うつし)でもあり、
まさしくそれに準ずる力を発揮する。その姿が時を刻む時計であるとするなら、
偶像とされた側―― 彼等の崇める者は、時を導く基準である月や太陽のような存在であるのだろうか。
「ノコノコト・・・マタ、キタノカ・・・フフ、フ・・・」
CV:川澄綾子
『艦隊これくしょん』2014年夏イベント海域、AL作戦/MI作戦にて新たに登場した「姫」。
概要
AL作戦/MI作戦E-3の北太平洋海域「決戦!MI作戦発動」に中ボスとして登場。
その名前はミッドウェー島(midway=中間地点)を意識したものと思われる。
(そもそもミッドウェー島の語源は、太平洋を囲む北米とアジアの中間に位置する島だからである。)
それまでのボスクラスの深海棲艦をも上回るHPを持つが、随伴艦は浮遊要塞が主体である上に、海域の最奥部に控える空母棲鬼とは違い、優先的な攻撃目標ではないので無理して倒す必要はない。
しかしながらここでの一戦で自軍の艦載機を消耗し、後の戦いで制空権が確保できなくなる事態もあり得るので、油断は禁物。
その後、E-4のボスとして改めて戦うことになる。
最高クラスのHPを持ち、陸上施設扱いで雷撃も出来ないが、三式弾が有効。
また、本人はともかく一緒に現れる取り巻きがとても弱く、ボスマスまでたどり着ければ勝利は難しくない。
ちなみに彼女は敵味方を通して装備スロットが5つある初めてのキャラクターである。
ただし、その5番目のスロットには何も装備されていない。
容姿
港湾棲姫に続き、出るところの出た女性の姿をしているが、ムチムチな港湾棲姫とは異なり、スレンダーな巨乳キャラである。
服装は姫袖に大きく波打った白いロングドレスとほかの姫達に比べやや優雅な出で立ちだが、顔の下半分は武骨な鉤爪状の艤装に覆われている。
一見胸の大きく開いたように見えるが、大きな鉤爪がついたタートルネックと繋がっているようにも見えるので、胸の部分の布地だけが薄い可能性もある(タートルネック部分が体の一部である可能性も)。
バックに大口を開けた艤装があり、周囲を浮遊砲台が取り巻いている。
また、中間棲姫を拘束するかのように3つの滑走路が存在しているが、これはミッドウェー諸島を形成するイースタン島の三角滑走路を模しているものと思われる。
本気モードになると外装からドレスの裾を摘みながら外に出てくるが、このとき手足に赤いひび割れのような線が走る。
これはタートルネックの部分やドレスの一部にも見られる。
髪はウェーブした白いロングヘアで足元は黒のパンプス。
セリフ
「ノコノコト・・・マタ、キタノカ・・・フフ、フ・・・」
「トラエテ・・・イルワ・・・」
「誘爆シテ、沈ンデイケ・・・」
「バカメ!」
「何度デモ、沈ンデイケ・・・」
「ソレコソ、慢心ネ・・・」
「ソンナ・・・ワタシガ!?・・・オチルト・・・言うの?」
「誘爆」「慢心」といったキーワードや、轟沈時の最期のセリフから、その正体は史実のミッドウェー海戦で沈んだ旧日本海軍の正規空母赤城だとする説もあるが、「基地」である中間棲姫の正体が「空母」の赤城という解釈には、担当声優も実際には異なっていたことも含めて疑問の余地があり、詳細は不明。
アニメ版では
11話での飛行場姫の登場により、「ミッドウェー海戦がモチーフなのに出番ないのかよ!」とツッコんだであろう視聴者の予想の斜め上をゆく登場を果たした。
攻勢に打って出た艦娘達の猛攻により滑走路を破損し、戦闘不能になった飛行場姫。さらに撃ち込まれた砲撃であえなく焼死したかに思えた。
だが、その時。焼け爛れた衣装は変形し、もげた腕も再生、ついでに身長アップとバストアップも果たし、満身創痍だったはずの飛行場姫はより凶悪な姿、中間棲姫へと進化を遂げたのである。
絶望感溢れるその登場は、どこぞのラスボスを彷彿とさせる。
飛行場姫を凌ぐ艦載機の猛攻と、砲撃を喰らっても即座に再生するというセル並の生命力でこれまた艦娘達を圧倒するが、片目の空母ヲ級が吹雪に倒されたのと併せて急速に弱体化。さきほどまでの再生力はどこへやらあっけなく爆死した。
扱いに関しては散々なもので、原作台詞も無くただ叫んでいるだけであったり、艦娘が攻撃を喰らっても大した傷ができないのに対して、なぜか中間棲姫の負傷にはやたらグロい描写があるなど、ファンにとっては阿鼻叫喚とも言える展開が続いた。
川澄さんはどこいったとか飛行場姫は別の基地がモデルだったんじゃないのとか結局何で弱体化したのとか、いくらかの謎を残しつつ、退場した中間棲姫。
深海棲艦の闇は深まるばかりである…。