『みつどもえ』とは、桜井のりおによるギャグ漫画。および、それを原作としたアニメ。
週刊少年チャンピオン2006年15号より連載中。
概要
幾度かの短期連載を経て、同年41号より本連載となった。
同誌で連載された『子供学級』に続き、作者にとっては二作目の連載作品となる。
単行本は秋田書店チャンピオンコミックスより、第10巻まで発売中。以下、続刊。
2010年7月よりテレビアニメが放送終了され、2011年1月に第2期が放送開始される。全8話の構成である。
また、ニコニコ動画のニコニコ生放送で不定期にみつどもえの生放送のラジオ版「なまどもえ」も不定期配信される。
週刊少年チャンピオン連載作でも人気が高く、随一のイラスト投稿数を誇る。
もともと下ネタがウェイトを占める漫画であるためか、R-18タグのつけられたイラストも多く見られる。
あらすじ
丸井みつば、丸井ふたば、丸井ひとはは“日本一似ていない三つ子”と評判の三姉妹。
鴨橋小学校6年3組を中心に揃いも揃った問題児たちは、周囲を巻き込んでドタバタ劇を引き起こす。
友情、恋心、すれ違い、下ネタ、フェチ、読者に向けられないパンチラなどを交えながら、子供たちは元気に成長していく。
登場人物
丸井家三姉妹
三つ子の長女。“ちょっとおませなサドガール”。あだ名は“みっちゃん”。
いつも女王様になりたがっているが、内心お人よしのため、ひどい目にあうことも多い。
非常に食い意地が張っており、いつからか“雌豚”と呼ばれるようになった。pixivで「雌豚」タグのついたイラストは大半がみつば、という有様である。
周囲の視線に関心があるのか、露出したがるきらいがあり“痴女”呼ばわりされることも。
三つ子の次女。“ちょっとスケベなマッスルガール”。一人称は“小生”。口調は「~ッス」。
いつも明るく元気な反面、裸足であちこち走り回り、怪力で周囲のものを破壊する。勉強の成績はよろしくない。
おっぱいに強いこだわりを持っており、目測でバストサイズを診断できるほど。
屈託がなく、誰とでもすぐに仲良くなれる一方、その無邪気さでトラブルを大きくすることも。
三つ子の三女。“ちょっと不思議な暗ガール”。通称“三女さん”。ふたばからは“ひと”と呼ばれることもある。
友達を作らず、一人で本を読んでいることが多い。読んでいるのはエロ本。お気に入りポジションは矢部先生の机の下。
怒ったり緊張したりすると怨霊のような形相になり、周囲を震いあがらせる。
丸井家では家事のほとんどを担当している模様。
満悦すると「むふぅ」と鼻息を荒らげる癖がある。
チーム杉崎
クラスきってのブルジョワジー。
なぜかみつばに対抗心を燃やしており、ことあるごとに優位に立とうとする。携帯電話にはみつばの弱みを握るための盗撮画像がぎっしり入っている。
また、母の麻里奈がみつばに興味津々なのを見てショックを受けたり、出かけ先で母とはぐれて涙ぐんだりと、甘えん坊で寂しがりな一面がある。
吉岡からは杉ちゃんと呼ばれている。
太眉が特徴的なおっとり系少女。
いわゆるコイバナが大好きで、誰と誰が恋に落ちているか勘ぐったりするが、おおよそ妄想である。
興奮したりあわてたりすると目が「><」の状態になる。
他人と争ったりすることが苦手で、まったく悪気がないにもかかわらず、地雷を踏む発言が非常に多い。
問題児の多い3組で一番マトモな人間だと自分では思っている。
いつも一人でいるひとはのために友達になってあげようと近づくが、いつも墓穴を掘ってはウザがられている。
それゆえ名前を言ってもらえず、「宮なんとかさん」「宮○(○には「下」以外の漢字が入る)」という呼び方は読者の間でも定着してしまった。吉岡からは宮ちゃんと呼ばれる。
他の子に比べて発育がよく、バスケットボール部のキャプテンを務める。
オカルトに目がない自称霊感少女。
ひとはのことを「天才美少女霊媒師」だと思い込んでおり、付きまとっては災難を持ち込む。みつばに「電波」呼ばわりされたこともある。
個性が突き抜けているせいか、チーム杉崎の中でも単独行動が多い。
6年3組男子
サッカーが得意なクラスの人気者。女子からは「佐藤くん」と呼ばれ、親衛隊ができるほどモテる。
勘違いが重なって「パンツ大好き」のレッテルが貼られ、さらにひどい目にあっている。
ふたばとは昔から親しく、しんちゃんと呼ばれている。
千葉雄大(声優:山本和臣)
クラスきってのエロマイスター。周囲からは敬意を込めて“千葉氏”と呼ばれる。
「69」の印が入った帽子がトレードマーク。
佐藤が好きでしょうがない隊/しょうがない隊
佐藤信也の親衛隊、というよりストーカー集団。佐藤以外の男性に触れると体が腐るらしい。
「しょうがない隊」のリーダー。通称“おがちん”。
佐藤が「パンツ大好き」だと勘違いしてから、恋敵のパンツをすべて捨ててしまった。なので、はいてない。
「しょうがない隊」の一員。実は抜け駆けを企んでいるドMホイホイなお嬢さん。
加藤真由美(声優:内田彩)
「しょうがない隊」の一員。隊に誘ってくれた緒方に友情を感じている。
教員
6年3組の担任教師。生徒からは“矢部っち”と呼ばれ、親しまれているものの、尊敬はあまりされていない様子。
栗山先生に想いを寄せているが、栗山からは変態教師だと思われている。
鴨橋小学校の保険医。通称“栗山っち”。
極度のドジっ娘であり、存在が医療ミスといっても過言ではない。
眼鏡をかけていないとほとんど何も見えず、ドジに拍車がかかる。
矢部と机を並べる6年1組の担任教師。
不名誉な呼び名は“三十路”。実際は29歳。いろいろ必死。
野田校長(声優:高岡瓶々)
鴨橋小学校の紳士的な校長。
親族
丸井三姉妹の父親。
肥満体に無精髭という風体のため、不審者に間違えられ、警察に職質、連行されるのが日常茶飯事。
杉崎みくの母(杉ママ)。
娘の話からみつばに興味を持ち、調教されたがっている自称マゾ。みつばにしてみれば絡みづらい存在。
杉崎みくの弟。小学1年生。
子供らしく、生意気で、ときに甘えん坊。
吉岡紗江子/紗江子
吉岡ゆきの母。鴨橋小学校のPTA会長。
身なりのしっかりした教育ママ風の女性。
吉岡純次/純次
吉岡ゆきの父。
顔立ちの濃いジゴロ風の男性。
佐藤信也の母。
息子のことは溺愛しており、何者かにストーキングされている息子が心配でならない。
エロいものが極端に苦手で、少年誌のグラビア程度のものでも息子が所持することは許さない。
千葉和実とは同じ女子高出身の先輩後輩で、今でも“先輩”と呼ぶ。
佐藤信也の姉。本名は不明。
千葉雄大の母。
エロスに関しては寛大で、性的興味を開花させていく息子をばっちり見守っている。
が、千葉にしてみれば羞恥でしかなく、ある意味、天敵のような存在。
佐藤あかりとは同じ女子高出身の先輩後輩で、今も“あかりちゃん”と呼ぶ。
緒方愛梨の兄。警察官。
度の過ぎたシスコンで、愛梨との思い出の品をいつも持ち歩いている。
彼なりに正義感は強く、佐藤に付きまとっているというストーカーを捕まえようとするが、その犯人が妹だとは思いもしないようだ。
その他
チクビ(声優:斎藤桃子)
6年3組で飼育しているハムスター。もともとは矢部先生が飼っていたもの。
ひとはが熱心に世話をするようになり、それをきっかけにクラスメイトとも打ち解けるようになった。
こんな名前のため、よく勘違いの種になる。
たびたび登場するちょいキャラ。杉崎龍太とはクラスメイト。
劇中世界で放送されている特撮ヒーロー番組(劇中劇)。いわゆる戦隊もの。通称“ガチレン”。
偶然放送を見たひとははこの番組にハマってしまい、ガチレン仲間を探す。すると矢部先生もファン(大きなお友達)であることが判明するが、誤解が重なってなかなか言い出せないのであった。
劇中世界の子供心はばっちり掴んでいるらしく、杉崎龍太もファンである。また、ふたばも好きだと言っているが、興味の先はガチピンクのおっぱいのようだ。
『本気戦隊ガチレンジャー』でガチピンク/春菜桃子を演じている。
関連イラスト
関連イベント
ふたば普及活動
宮ナントカ祭り
加藤さんの夏休み
関連タグ
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