歴史
昭和40年代~50年代頃に日本で実在が騒がれた、幻の生き物。
頭が大きく胴体が太く短い蛇のような姿をしていると言われる(ツチノコの名はこの太い胴体を藁打ち用の木槌になぞらえた命名)。
漢字では「槌の子」「槌子蛇」と表記する。「ゴハッスン」「バチヘビ」「トッタリ」などの別名も多数存在する。
芋虫のような動きで進む、寝る時にいびきをかく、猛毒を持つ…など様々な属性を持つ。
正体については、脚の短い外来種トカゲや腹の膨らんだ蛇を誤認した目撃証言が複合したという説がある。
登場作品
漫画家・矢口高雄氏の作品で一躍有名になった。
ドラえもん『のび太とツチノコ』
実際、ドラえもん本編でも「ツチノコ」が登場する話があった。
いつものように昼寝をしているのび太、ドラえもんが22世紀からもってきた偉人に関する本をもってきた。すると“ツチノコを発見した剛田武”という項目を見る、そう剛田剛とはジャイアンの事を指す・・・
なかなか見つからないツチノコを手に入れるために近未来から調達。
しかし記者発表の際肝心のツチノコがどこかへいってしまい。ついにジャイアンの手に渡ってしまう・・・(てんとう虫コミックスより)
ここでジャイアンより先に見つけよるとするためなぜか近所の空地へと出向く。
近年創刊された藤子・F・不二雄大全集より新たなる事実が確認された。
実を言うと、ジャイアンが手にしたのは以前のび太自身が捕まえておきながら空地へ捨ててしまっていたモノであった!?
ツチノコブームでにぎわう中、のび太が山中必死で探すもののなかなか見つからない
陰ながら応援するドラえもんはお弁当をこっそりおいて帰るのだった。
やっとの思いで見つけたもののヘンチクリンなマンガみたいなツチノコ。
みんなからは『ドラえもんが用意したものだろ?』と子馬鹿にされ
のび太自身も内心「ドラえもんが用意したモノ」だと疑心暗鬼になって捨ててしまう。
しかし当のドラえもんを問いただすと本物だった事があきらかに
てんとう虫コミックスに載っている上記のお話へとつながるのであった。
ツチノコのデザインが好評で近年商品化された。
ブラッドラッド
作中でツチノコのステーキなるメニューが出てくる。
メタルギアソリッド3
遠く離れたソ連の地に出現。後年ではさらに離れたアンゴラでも発見された。
通常の食料となる動物と違い、出現エリア内でも見つけることは出来ず、マウストラップでのみ捕獲可能。
ただし所持状態で捕虜となった場合のみ、脱出後にティホゴルヌイの滝のそばで這っている姿を見ることが出来る。
生きたまま持ち帰る(ゲームクリアする)ことで次の周回から武器の弾数が無限となるペイントINFINITYを入手可能。
なお、捕獲後に無線すると、向こう側では興奮しており、その後上官から無茶な事を言われる。
妖怪ウォッチ
『妖怪ウォッチ』に登場する妖怪。
ツチノコ(妖怪ウォッチ)の項を参照。
ゲゲゲの鬼太郎
アニメ第5期にて「槌の子」という名前で登場。こちらは全身ありとあらゆる場所に猛毒を持つ一つ目の蛇妖怪として描写されている。
その猛毒の威力は凄まじく、一度噛み付いただけで鬼太郎を戦闘不能に追い込む程だった。作中ではツヨシという人間の少年を執拗に狙うが、これは過去に彼の祖父に一度撃退された事がある為、かつての祖父と容姿が瓜二つのツヨシを本人だと勘違いして襲っていたからだという。しかし、槌の子は彼の祖父が既に他界している事など知る由もなくツヨシを襲い続ける為、鬼太郎達はこれを退治する事に。
鬼太郎は井戸仙人の手当てで回復しつつあるものの、未だ全快の状態ではなかったが、勇気を出して単身無謀な戦いを挑んだ呼子や他の仲間、そして偶然近くを通りかかった夜道怪の助けもあり、髪の毛針の槍で槌の子の目を貫く事でついにこれを撃退できた。
また、この戦いがきっかけで呼子と夜道怪が妖怪四十七士に覚醒した。
ツチノコをモチーフとしたキャラクター
ノコッチ(ポケットモンスタ-)
「つちへびポケモン」に分類されるポケモン。詳細はノコッチの項を参照。
「けものフレンズ」のツチノコ
ツチノコがフレンズ化したもの。詳細はツチノコ(けものフレンズ)の項を参照。
関連イラスト
関連タグ
通常海域での入手難易度が恐ろしく高いため、ツチノコと呼ばれている