注意
タグとしては「まほろさん」がやや多いほか、「まほろまてぃっく 」「まほろ」タグに分散している。
概要
CV:川澄綾子
異星人「セイント」と地球人の和解を目指す組織「ヴェスパー」によって生み出された、
宇宙最強の戦闘用アンドロイド。
約9年間稼動していたが、残り稼働日数が約400日になった事でヴェスパー上層部から引退を提案され、残りの約1年の時を家政婦として平穏に過ごすことを選択。メイドとして主人公の美里優の家で働くことになる。
当初、名前は「まほろ」のみであったが「アンドロイドなので苗字はありません」と言ってしまった際、とっさに優から「安藤さん」と呼ばれたため、それで定着するようになった。
同時に「海外育ちで三人姉妹の長女」という設定を捏造したのだが、後に二人の義理の妹を得ることになり、意図せず設定どおりになってしまった。
外見年齢は高校生程度に見えると評されており、身長は162センチと少し高め。
その為、主人である優や義妹であるみなわと比較すると、お姉さん系キャラと言える。
外見、性格、特技など、どれをとっても戦闘用とは思えない印象を受けるが、
最強のアンドロイドと謳われたその実力は本物である。
アンドロイドとしての特徴
具体的にどのようなアンドロイドなのかは、劇中でも説明されていない。
人格や外見、動作は極めて人間らしく、裸体になってもメカニックな要素は見当たらない。
損傷した際にも流血して負傷したことはあるが、メカバレのような描写は無かった。
アニメ版では装備の接続用にネジを使用していることが発覚し、死への恐怖からネジを吐き出す悪夢を見るシーンがあるが、原作漫画版では「私の身体にネジなど使われていません」というこの描写に対するアンチテーゼのような台詞がある。
また、培養槽から誕生したらしき描写があり、メンテナンスもそこで受けている事から、
機械で構成されたロボットというよりは、有機アンドロイドや生体アンドロイドというべき存在と推測される。
アンドロイドであるにも関わらず、普通の人間と同様に食事や睡眠も取ったりする。
更に風邪を引いたり、ワライダケを食べて中毒になるという機械離れした描写も見せている。
肉体が成長するのかは不明だが、貧乳であることが強いコンプレックスになっているようで、強い巨乳願望を抱いており、ヴェスパー上層部に豊胸改造を提案したことすらある。
普段の生活ではアンドロイドらしさはあまり感じられないが、常人では反動が大きすぎて使いこなせないほど強力な拳銃を愛用するほか、素手で巨大ロボットを圧倒したり、眼前で乱射された拳銃弾を指で受け止めたり、溶岩の中を歩行したり、半径数百メートルの巨大なクレーターが形成されるほどの大爆発に巻き込まれても全くダメージを受けていないなど、常識を超えた攻撃力・機動力・防御力を併せ持つ。
現役引退の際に内蔵兵器の類は殆ど除去されているが、唯一「輝ける闇」と呼ばれる兵器だけが残されている。これは全身から金色のオーラを放射して、あらゆるものを消滅させるという強大な兵器だが、動力源と直結されているためエネルギーの消耗が激しい。
また、ヴェスパーの技術力では、まほろにエネルギーを供給することは不可能である為、輝ける闇を使用することは彼女の寿命を削るということでもある。
戦闘用の割に炊事洗濯など家事全般も得意。
特に料理に関しては千鶴子から「この料理は高級レストラン○○の料理と瓜二つではないかーっ!」と絶叫されるのがお約束になっている。また各種車両、船舶、航空機の免許も持っており運転テクニックも優れている。
ただし、「形から入りたがるタイプ」なので変装だけは苦手で、潜入任務には向いていない。
実際、学校に侵入した際などは髪型を三つ編みにし、眼鏡をかけて「鈴木まほ子」という偽名を名乗ったが即バレており、顔が露出した消火栓や電灯など学芸会のような変装を披露したこともある。ゲーム版に至ってはソリッド・スネークよろしく段ボール箱を被って目標を追跡する奇行すら見せた。
眠気を我慢すると頭から何故かヒヨコが出現し、周囲の人間まで眠らせるが、
この機能は仕様上のものではないらしく、ヴェスパー上層部からも疑問視されている。
「セイント」の戦闘兵器よりも優れた性能を持ち、ヴェスパー上層部ですら把握していない機能があるなど謎を秘めた存在として描かれていたが、原作版では実は戦闘用アンドロイドなどではなかった事が発覚する。アニメ版でも同様の設定と思われるが、当時は原作の連載が終わってなかったので詳細な説明はされなかった。
なお、スリーサイズに関しては「79・50・80(アニメ一期時)」と「78・56・80(アニメ二期時)」という二つのデータがあり、後者ではBカップ相当という妥当な数字になるが、前者ではDカップ相当であり、貧乳とは言いがたいサイズになってしまう。
性格
少し生真面目な面もあるが、穏やかで優しく明るい性格の持ち主。
「完璧な心」を持つとまで評されているが、天然ボケな面もありたまに周囲を困惑させる。
また、下品な相手には暴力的な傾向があり、下着泥棒などの犯罪者には鉄拳制裁を下している。
特に優の担任教師である式条沙織に対しては容赦がなく、彼女が優を誘惑したり、まほろの貧乳をからかうような発言を見せると、躊躇なく拳を振るうなどお転婆な部分もある(さすがに相手が生身の人間なので加減はしていたようだが)。
戦闘中には普段の様子から想像できないほど冷徹な雰囲気を纏っており、敵機動兵器を躊躇なく破壊していったほか、殺人を行った描写も少なくない。ただし、彼女自身は相手の命を奪う事は好んでいないため、敵一般兵は殺害せず気絶する程度の負傷を与えるに留めており、自身と同じ心を持つアンドロイド戦士・リューガに対してもトドメを刺すことは無かった。
主人の優に対しては、当初彼の父親の命を奪ってしまったという罪悪感を抱えていたため遠慮がちに接していたが、やがて友達・姉弟のような関係になっていき、強い恋愛感情を抱くに至った。
義妹のみなわとは、生い立ちや境遇が似ている事もあり本当の妹のように可愛がっていた。
主人愛が強いが、Hなことにはとことん固く、エッチな本を隠し持っている優に長々と説教を施したほど。口癖の「えっちなのはいけないと思います!」はかなり有名(これに関しては彼女の出自が関係している)。
前述したように貧乳であることを凄く気にしているなど、年頃の女の子らしい可愛らしい一面もある。前述の説教に関しても優が巨乳趣味である事からの嫉妬という面が大きい。
歌うことが好きなのか、たびたび歌を口ずさんでいる。
また、映画に関する造詣が深く、時代劇や007シリーズのマニアでもある。
ちなみに
「まほろ -大和」で検索するのがいいかも知れない。
※以下、ネタバレ注意。
まほろの出自と正体
まほろ自身はセイントにとって創造主にあたる人型端末S01-R ARCADIA(アーカディア・マシュー・フェイ・レイ。以下アーク)を元にして作られており、その姿はマホロ・マシュー・フェイ・レイ博士(以下マホロ博士)を模しており一見すると母性的で優しい性格だが、その一方でお節介かつマイペースでお転婆な性格もマホロ博士がベースで外見も亡くなった当時の年齢を元にしており生き写しのようなものだが胸だけは違うらしい。(言い換えればまほろはマホロ博士の代替え品であり忘れ形見。アークはまほろにとっては母親のような存在である。またアーク自信は所謂神のような存在であるためそこから生み出されたまほろは神の落とし子という事になる)。まほろを地球に派遣した動機は衰退したセイントを繁栄させるためであり「自分が一番信頼できる人間であるマホロ博士を模した忘れ形見」を送り込み地球(以前より暴力的になっていたためアークは失望していた)との共存関係を諮る事であったが、まほろ自身は単なるマホロ博士の代替え品や模造品ではなく本人としての自我が芽生え「まほろ」としてのアイデンティティも彼女の中で確立されていった。原作とアニメ版では彼女の結末が異なる
・アニメ版の二期最終話
本作のラスボス的な存在であるフェルドランスもろとも心中し地球が廃墟になるぐらいの勢いで爆死。経緯は不明だが20年後に美優里と再会する。原作がまだ完結してなかったためオリジナル展開になったが、よりによって本編の世界観をぶち壊すような突拍子もない超展開だったため当時の原作ファンから顰蹙を買ってしまい激怒したり失望してしまった人たちが続発したエピソードが残っている
・原作最終話
アニメ版の二期最終話のリブートであり、こちらが正史だと思われる。管理課率いる艦隊の一斉砲撃に遭いスラッシュもろとも玉砕されるが、マシューの手によって人間として転生し流河夫妻の下で育てられる。当初は普通の少女として人生を送っていたが、20年の歳月の中で前世の記憶を思い出し、再びメイドとして美里家を訪れる。彼女と再会した美里優は「復讐者として多くの命を奪った自分は、既にまほろの知る自分ではない」と涙したがまほろは「変わってませんよ」と以前と変わらない親愛を見せた。またここに登場している、まほろは前世の記憶を共有している融合体であり厳密には本物に限りなく近い別人である。
関連イラスト
関連タグ
まほろまてぃっく まほろ まほろさん えっちなのはいけないと思います!
紫髪 一本結び メイド/メイドさん アンドロイド 戦闘機人 ガイノイド サイボーグ 脳筋 大和撫子 TFEI 宇宙人 古川ゆい
関連項目
赤プラグスーツ - ガイナックス繋がり。戦闘時のスーツデザインが似ている
セイバー(Fate) - メイド + 中の人繋がりで何かと共通項が多い
HMX-12マルチ - 同時期に放送していたアニメ「ToHeart」のキャラクターでメイドロボ繋がり。しかしこちらの方が機械的な要素が強くよりメカニックである。また同作ではまほろが神岸あかり役として出演している。