概要
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』における仕様で、2015年夏の期間限定イベント『反撃!第二次SN作戦』にて実装。空母に搭載する艦載機を使い込む事で性能が上昇していくシステムである。
各艦載機の練度があがっていくと、装備スロットに艦載機の胴体の帯のような識別線(無名艦載機(烈風等)は無印→水色の一本線→同二本線→同三本線→黄色の「\」1本→同2本→同3本→同色の「>」2本(熟練度カンスト)、ネームド艦載機(九七式艦攻(村田隊)等)は最初から水色一本線で以降は無名と同じ)がつく。
これは艦載機ごとの物であり、他の艦に載せ変えても熟練度は変わらない。また、熟練度は性能のいい機体ほど早く上昇しやすい事が判明している。
威力・命中・クリティカル率上昇、制空値上昇などの効果が得られ、艦戦の場合カンストすると搭載したスロットの制空値に+25される。
つまり戦闘機であれば敵から制空権を取りやすくなり、爆撃機・攻撃機であればクリティカル時のダメージが大幅に上昇し、敵に致命傷を与えやすくなる。
二式水上戦闘機・瑞雲・試製晴嵐等の水上戦闘機・水上爆撃機にも適用され、同様に制空値の上昇や威力上昇等の恩恵が受けれる。特に試製晴嵐では無印時には無い制空値が熟練度MAXでは付加される為、艦隊に航空戦艦や航空巡洋艦を編成している場合、空母だけでは「航空優勢」止まりな所を「制空権確保」へ引き上げてくれる場面も出てくる。
また零式水上偵察機等の水上偵察機や彩雲等の艦上偵察機、二式大艇等の大型飛行艇では触接確率上昇の恩恵が受けれる為、これらも確りと熟練度を付けておくといい。
2018年6月13日に実装された伊勢改二は内部カテゴリーとしては「戦艦(航空戦艦)」のままで「艦上戦闘機」・「艦上爆撃機」・「艦上偵察機」の運用が可能という、空母の性能を併せ持った「改装航空戦艦」という特別なカテゴリーとなった。これにより艦上戦闘機や艦上偵察機が持ち込めなかった(空母の運用不可)、或いは空母だけでは航空優勢すら怪しい場面でより多くの艦載機を持ち込む事が可能となった。
しかし制空権の確保に失敗、艦載機キラーとして悪名高い軽巡ツ級等に撃墜されてしまうなどの要因で被撃墜数が多いと熟練度は低下していき、艦載機が全滅すると熟練度は0になってしまう。
現状では艦爆・艦攻・水爆は対空砲火の影響で熟練度がリセットされやすい一方で、艦戦は余程制空値で負け続けない限りリセットされず、直接航空戦に参加しない艦偵に至ってはリセットの方が難しい。このため、これまで機数の少ないスロットに入れられる事が多かった爆戦や使える艦の都合でそもそも機数を稼げない瑞雲が使いづらくなったという弊害が起きており、修正を望む声もある。
2016年5月2日に開催された期間限定イベント『開設!基地航空隊』より実装された基地航空隊の陸上攻撃機・陸上戦闘機・局地戦闘機にも熟練度は適用される。2018年2月頃から熟練度によるクリティカル補正(最大で1.2倍)が加わるようになったものの、計算式の違いや一部深海棲艦への特効の存在から熟練度がなくとも十分な攻撃力がある為、恩恵は艦載機ほど大きいものではないようだ。
ただし制空等には関係してくる為、機動部隊の空母の艦載機だけでは「制空優勢」すら怪しいような場合などでは、先んじて基地航空隊で敵の艦載機の数を減らす等の戦術の際に重要になってくる。
実装から長らくの間、演習においても熟練度が低下・リセットされる仕様になっていたが、2019年4月22日に「熟練度が低下しない」ように修正された。
これにより、稀にではあるが「秋月型やジョンストンの奇襲で熟練度大量リセット」という事故は起こらなくなった(ボーキサイトは普通に消耗するのだが)。
なお、深海棲艦側の敵空母・基地には艦載機熟練度の適用は確認されていない。
適用されたら地獄の形相を呈する可能性が高いので、今後もよほどの事がなければ適用される事はないと思われる。
関連タグ
【艦載機熟練度の天敵達】
※水上戦闘機や水上爆撃機の熟練度によって制空値や開幕爆撃等で恩恵を受けれる艦