経歴
日本の政治家。第87～89代内閣総理大臣であり、第20代自民党総裁（在任：平成13年4月～平成18年9月）。
内閣総理大臣の在任期間は1980日で、第二次世界大戦後の内閣総理大臣としては佐藤栄作、吉田茂、弟分だった安倍晋三に次ぐ第4位で平成の総理大臣としては最長。
戦後日本でも有数の、カリスマ性にあふれた政治家だった。
平成21年、次男の小泉進次郎を後継に指名し、政界引退。
2011年の東日本大震災に伴う福島第1原発事故以降、反原発のスタンスを取るようになる。2014年の東京都知事選では細川護熙元首相を擁立し、反原発を主体とした選挙運動を行った。しかし、選挙戦では小泉ばかり目立って肝心の細川の影が薄くなったことと、反原発以外の政策ビジョンが不明確だったことが災いし、都民の支持は得られなかった。
評価
小泉は自民党の同僚議員を道路族や郵政族と痛罵したが、自分自身は大蔵族であった。
大蔵大臣こそ就任し損なったが、大蔵政務次官、自民党財政部会長、衆議院大蔵常任委員長を歴任し、内閣、党、国会すべてのポストを経験している。
マスコミが大蔵族を叩くことはほとんどないため、小泉が政権運営を行う上で好都合であった。
小泉の政治家としての本質は「対米追随派の大蔵族」ということに尽きる。
親米姿勢、郵政民営化、後期高齢者医療制度を含む医療制度改革、特殊法人の民営化、国家公務員の削減、緊縮政策（特に公共事業費、防衛費、医療費などに大ナタをふるった）、各種規制緩和、靖国神社参拝など、小泉首相の政策の是非については現在でも評価の賛否が大きく別れるものの、独特のキャラクターと存在感のもつインパクトは大であった。
しかし、長い間保留されていた評価のうち、特に郵政民営化と規制緩和の部分で相当な悪影響が出始めており、近年では小泉政権に対する悪感情が強まっている。たとえば陸運業界は労働環境が著しく悪化し、相次ぐ高速ツアーバス事故や人手不足の遠因となったと囁かれている。また、小泉政権下でなされた国立大学の独立行政法人化に代表される大学改革は、日本が「研究不正大国」になる一因となったと指摘される（詳細は当該記事を参照）。
小泉政権下で社会人となったいわゆる氷河期世代の多くは、小泉政権の主導した労働規制緩和と公務員削減の煽りをもろに受け不遇の人生を歩んだ。この世代にとって、小泉と彼が重用した竹中平蔵に対する恨みは深いものがある。人口の多い氷河期世代の若者たちは結婚を諦めるようになり、日本社会の貧困化と少子化を取り返しのつかないほど悪化させてしまった。
余談
演説等のフレーズのチョイスの上手さに加えて、敵に揚げ足を取らせない巧者ぶりと強運はしばしばネタにされる。
離婚歴があり、首相としては珍しい独身者（吉田茂内閣時のファーストレディは娘の麻生和子）だった。髪型から、「ライオン」の異名をとる。
とってもよく似ているがあまり関係はない麻雀漫画・アニメ「ムダヅモ無き改革」の登場人物については小泉ジュンイチローを参照されたい。
長男は俳優の小泉孝太郎。三男は一般人で離婚した元妻が引き取っている。
総理大臣公邸に入居する前のこと、前任者の森喜朗から公邸で幽霊を見たという話を聞かされ
「幽霊なんかいるわけないでしょ。俺はそんなのまったく信じないから怖いことなんかないよ」
と言いつつも神職を呼んできっちりとお祓いをやってもらったという。
関連タグ
X-JAPAN：ファンであり、メンバーhideは地元横須賀の後輩。
ウルトラ銀河伝説・・・・ウルトラマンキングとしてゲスト出演。ウルトラマンナイスにネタにされた。
チベットスナギツネ：そっくり
Dr.マシリト：そっくり。ちなみに橋本龍太郎はスッパマンにそっくり。
