シオンタウンとは、「ポケットモンスター 赤・緑」のトラウマである。
女の子「あなた ゆうれいは いると おもう?」
はい
→いいえ
女の子「あはは そうよね!
あなたの みぎかたに
しろい てが おかれてる なんて
・・・あたしの みまちがいだよね」
概要(第1世代、ファイアレッド リーフグリーン)
カントー地方にある街。やっとこさ苦労してハナダシティからイワヤマトンネルを抜け到着した街は、やたらとBGMが暗すぎる。そしてそこの住人の会話やイベントがやたらと恐ろしい事に定評がある。そのおかげで第1世代をプレイした人の大半はトラウマとして残ってしまっている。
あのNの部屋がかわいく思えるほどといっても過言ではない、おや、誰か部屋に入ってきたようだ・・・。
タチサレ・・・タチサレ・・・・・・
この町のイベントといえば、ダンジョン「ポケモンタワー」のイベントの数々。
ここのトレーナーは「きとうし」ばかり。これだけでもうんざりさせられるのに以下のイベント(特に2つ目)が追い打ちをかけてくるのだからトラウマになるのも無理はない。
ライバル戦
2階のフロア中央に進むとライバルがやってきてバトルを仕掛けてくる。
ライバル戦って・・・別に怖くないじゃんと思った方、冷静に考えてほしい。
このライバル戦のライバルの手持ち、実は今までにいたラッタがいないのだ。
弱かったから外したんじゃねーのと思う方もいるかもしれないが、ここはポケモンタワー。しかも1階から来たのではなく3階から降りて来たのだ。だとすると・・・・。謎が謎を呼び、さらなる恐怖も呼んでしまう。
6階上り階段前のバトル
ここに出現するポケモンはカラカラ、ゴース、そして低確率ではあるもののゴーストが出現する。
ゴースとゴーストはタマムシシティのロケット団のイベントをクリアすると手に入る「シルフスコープ」がないと戦うことはできない。
理由は幽霊として現れるためである。ちなみにシルフスコープ未入手の状態で戦うと手持ちポケモンも恐怖のあまり戦うことができないのだ。
それはいいのだが、問題は6階上り階段前のバトル。最上階に向かう階段に向かうと突然メッセージウィンドウが表示される。そしで最後に「タチサレ・・・タチサレ・・・・・・」という言葉を発し戦闘に突入。そして幽霊が勝負を仕掛けてくるのだ。
ちなみに正体は民家に保護されているカラカラの母親。幽霊なので捕まえることはできない。倒すと成仏する。
このイベントはあまりにも有名でいろいろな要素でおびえているのに目に見えない何かに話しかけられたときは恐怖以外覚えなかっただろう。
これで『シオンタウン=こいつ』というイメージが付いてしまっていると言っても過言ではない。
ちなみに勝利後のメッセージウィンドウに安心と心残りを覚えた人はいるだろうか。・・・ん?何か話しかけられたような・・・。
ロケット団とのバトル
おなじみのロケット団とのバトル。4人連続で勝利し、囚われているフジ老人を救出する。
フジ老人を救出すると、ある場所に寝ているカビゴンを起こすのに必要なアイテム「ポケモンのふえ」がもらえる。
・・・こう書けば何の変哲もないのだが、恐ろしいのは前述のあの幽霊の死因。
実はカラカラ・ガラガラが頭にかぶっている骨は高く売れるのだが、あの幽霊のガラガラは生前子供と共に脱走し、逃げる途中でロケット団に殺されたというポケモン史上衝撃の設定があるのだ。
・・・プラズマ団仕事しろ。
余談だが、シオンタウンの民家には殺された幽霊(ガラガラ)の子供がいる。その鳴き声からこっちも悲しい気持ちにしてくれたのは言うまでもない。
概要(第2世代、ハートゴールド ソウルシルバー)
シオンタウンは健在。しかし、3年後なのでいろいろ変わっている。そしてトラウマ要素はなくなった。
まずはポケモンタワーがラジオ塔に改築。コガネシティのロケット団占領事件をきっかけに1階しか見れない。
しかし元々墓場だったあそこをラジオ塔として使うなんて・・・大丈夫なのだろうか。
そしてポケモンタワー改築に伴い「たましいのいえ」が新設。ここではフジ老人からポケギアのチャンネル「ポケモンのふえ」をくれる。
たましいのいえは、言うまでもなく慰霊施設。しかしトラウマ要素はないので安心してほしい。
ちなみにBGMも明るくアレンジされている。