概要
語源
この作品は第二次世界大戦期の戦車をモチーフとしたキャラクター達によって構成されており、魔砲少女の直接の語源はこの作品と思われる。ただしこの作品での魔砲少女は『魔法』+『大砲』であり、以下の意味とは大きく異なるといえる。
発展
おそらく有名となる原因となったのはアニメ『魔法少女リリカルなのは』の主人公「高町なのは」である。
大威力砲撃魔法を得意とし、魔法少女ものとは思えぬ大火力で敵をなぎ払う姿に、なのはの中の人であり、『魔砲少女四号ちゃん』にも「ケイ・シャーマン」の中の人として出演した経験のある「田村ゆかり」がメガミマガジン誌上のインタビューで「魔砲少女」と発言。
これを契機にしてこの言葉が広がっていくことになる。
現在の用法
大きく分けて以下の2パターンに別れる。
- 直接砲撃魔法を放つ者
- 魔法の媒体等で銃火器を使用する者
現在の魔砲少女達
追記募集中。
用法1
- 高町なのは(魔法少女リリカルなのはシリーズ)
直接砲撃魔法「ディバインバスター」など砲撃戦を得意とする砲撃戦魔導師。格闘戦でも十分強く、レイジングハートを用いての槍捌きを披露することも多い。
彼女の大威力砲撃魔法「スターライトブレイカー」は全力なら廃墟群一つを消し飛ばすレベルにまで達する(The MOVIE 1st)用法1の典型例。
得物も進化し続け第四期では「魔法の杖」では済まされない巨大な魔砲を得物としたため、少し用法2寄りに動いている。
「派手でなければ魔法じゃない。弾幕は火力だぜ」が口癖で、極太砲撃を放つスペルカード「マスタースパーク」を使用。ミニ八卦炉を介してではあるが銃火器を使用せずほぼそのまま魔法弾を発射するため完全に用法1の分類である。
このスペルカードの中には魔砲「ファイナルスパーク」、魔砲「ファイナルマスタースパーク」のように魔砲という言葉が含まれるものもある。
用法2
得物がマスケット銃で、戦闘方法は多量のマスケットを生成して一発ごとに使い捨て、止めの魔法は極太砲撃。
乱戦ではマスケット銃とガン=カタを組み合わせたまったく新しい魔砲少女の戦い方を披露してくれる。
格闘にも秀でており、リボンにより束縛や蹴りなどで接近戦に対応しているのも特徴であり、まさに遠近で隙を見せない戦闘のプロといえる活躍を見せる。
マスケット銃そのものは実在しているものではなく、彼女オリジナルのものであるため比較的用法1に近い。
また、その決め技(「ティロ・フィナーレ」)は用法1の魔砲少女そのものである。用法1の代表格の人にその能力を与えた人物と中の人が同じと言うのは何の因果だろうか。
映画新章叛逆の物語では後述の暁美ほむらとマスケット銃を使って「魔砲」少女同士の銃撃戦を繰り広げたり、
列車砲を使っての「スターライトブレイカー」顔負けの威力の「ティロ・フィナーレ」を放っている。
注:実際のシーンと異なります。
第二次世界大戦期にソヴィエト連邦において開発された対戦車ライフルであるデグチャレフPTRD1941を振り回す。
なお、これは魔法によって実在兵器を生成し召喚する形(流星核の中から召還するため、魔法で生成すると言って差し支えない)であるため、まだ魔砲の範疇に入ると思われる。
魔女一族の末裔で、触れたものを自在に操ることができる能力を持つ。
対戦車ライフルを箒代わりに空中戦を行うほか、跨ったまま発砲したこともある。また、ライフル以外にも槍や魚雷なども使用、それを操る姿はまさに魔砲少女と言えよう。
ライフルをはじめとした武器は自ら生み出したものではなく用意されたもの(または奪ったもの)を使用しているため、魔砲と呼ぶには微妙な立ち位置にあるものの、魔力注入で真価を発揮するためギリギリ『魔砲』の範疇に入る。
本人の魔法が「時を止める」と戦闘向きではないため、戦闘力を銃火器・爆薬でカバー。その武器はどこかの軍用武器庫等から盗んできたものを使用する。徴収した武器自体は盾を通して異空間に収納することが出来るため、召喚するといっても差し支えないといえる。
魔法弾での攻撃も可能だが魔女を倒せるほどの威力はない(劇中ではキュゥべえに対しての威嚇攻撃に使用したのみ)ため、銃火器を魔法で強化して使用する方式をとっている。また、病弱だったこともあり体力的に持久戦向きとはいえないため、長期戦に持ち込まれやすい接近戦は極力避けている。そのためこの手のキャラに必須ともいえるアーミーナイフなどの刃物系を使うシーンはない(メガほむ時代にゴルフグラブを武器にしての格闘を行ってはいるが…)。
魔法で実在火器を作り出さずにほぼそのまま使用しているため、最早「魔」砲ですらない用例2の極北。この火力のせいでホマンドー、火薬少女あけみ☆ほむらとまで言われる。
先ほど記述したように叛逆の物語では巴マミと「拳銃」や「機関銃」を使って「魔砲」少女同士の銃撃戦を繰り広げた。
因みに彼女が劇中に使用した拳銃及び兵器はコチラやコチラにまとめてある…
(記事の三分の一ほどネタであるので、注意)
と思ったら、マミの方も砲火後ティータイムで共有、コラボしてたりする。
魔砲少女として扱うには微妙だが、多数の銃火器を使用する様はまさに魔砲少女。
拳銃と中距離銃、狙撃銃と近距離から遠距離まで多数の銃火器を使用し、これでもかといわんばかりの火力で敵を圧倒する。銃火器を使い分ける点は上記のマミやほむらと似ているが、砲撃に特化しているのが大きく異なる点で、後方でサポートする役割を担うことが多い。マミ同様自ら武器を生成しているため用例1寄りの用例2に分類される。能力的に格闘が不向きなため接近戦に入られると攻撃の手段がなくなるのが弱点であり、現に友奈との一騎打ちで懐に入られたときには何もできずに殴られている。
名前と敵を正確にスナイプするその姿から超有名なスナイパーを思い浮かべる人も多い。また日常の行動と戦闘時のギャップからもっこりスナイパーを連想させることも。
パワーアップ形態である満開時には移動砲台(というよりほぼ戦艦)ともいえる形態となり、ティロ・フィナーレをも上回る超絶火力を披露、最終決戦では砲台を敵めがけて特攻させる荒業を行っている。
その姿は艦娘と似ており一斉放射もそれを彷彿させるものだが、残念なことにマミやほむらのような艦これコラボは現在のところ確認されていない。仮にコラボが実現すれば愛国主義な本人が喜びそうなものだが…。
余談だが、過去の東郷である鷲尾須美の武器は偶然にも改変後のほむらの武器と同じ『弓矢』であった。