実在するクリミア
- クリミア半島(東ヨーロッパのウクライナ南部にある半島)
- クリミア共和国(上記半島を領域とする自治共和国、2014年3月にロシアが編入したがウクライナは認めていない。ちなみに一部の者に現検事総長の名前と誤認されてる)
- クリミア戦争(1853年から1856年の間にクリミア半島などで行われた戦争)
- クリミア病(クリミア半島で発見されたウイルス性伝染病。クリミア・コンゴ出血熱とも)
フィクションのクリミア
- クリミア王国(ファイアーエムブレムシリーズの『蒼炎の軌跡』および『暁の女神』に登場する国家)
- クリミア(『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』に登場するキャラクター。以下に詳細)
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面のクリミア
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の登場人物。
父の遺したロマニー牧場を切り盛りする姉妹の姉。グラフィックは前作までの大人マロンと同じであり、やさしく包容力のある女性として描かれている。
サブイベントのヒロインであるアンジュとは親友であり、アンジュの結婚を祝福し、また婚約者のカーフェイが行方不明であることに対して心配している。しかし彼女もまたカーフェイに好意を抱いており、アンジュの件とあわせて複雑な心境のようだ。
天真爛漫な妹と共に暮らし、近隣牧場のイヤガラセにも毅然とした態度で応じるなど、肝が据わったところがある。
しかし、あるイベントでロマニーが廃人のようになってしまうと、ショックで思わず言葉を失うシーンもあり、妹の言葉を信じなかったことを後悔し続けている。
月の落下が迫る最期の日に、親友のアンジュやその家族が牧場まで避難してきた時は彼女たちを快く受け入れているが、クリミア自身はどこへ逃げても無駄だと悟っている。
リンクの活躍でロマニーが無事だった場合、最期の日の夜に妹のロマニーに大人の証である「シャトー・ロマーニ」を飲ませる。まだ早いと言ってたのにどうしてと不思議がる妹に対し、クリミアは「…あんたは大人になったのよ。お姉様が認めるわ。」と言い、無邪気に喜ぶ妹に今日は一緒のベッドで寝ようと約束する。そして就寝のためにロマニーと共に家に向かう時、リンクに「また明日ね」と挨拶しながら家に入って行った。
「明日」など来ないことを、クリミアはわかっていた。でもそれはどうにもならない事もわかっていた。彼女は妹の前で気丈に振る舞い続け、最期の瞬間を愛する妹と共に迎えるのだった…。
しかし、彼女を語る上でもっとも欠かせないのは、あるイベントで襲撃者からミルク瓶を守ったときの「ビッグなお礼」である。初回はオトナと認められてロマーニのお面というアイテムが貰えるが、その次以降はランダムでルピーかギュっとしてもらうのどれかになる。
前者はともかく、後者は特に特徴的であり、少し引いた画面になると、そっとリンクの肩に手をそえてそのまま引き寄せるというシーンになる。さらにその際のリンクの内心も年相応の男の子(『やった! クリミアに ギュっと してもらった! とっても あったかい・・・クセに なりそう』)といったものでイベントのインパクトに拍車をかけた。
クリミア曰く「ビッグじゃないけれど」とのことだが、プレイヤーとリンクはビッグになった気がする。
この一連のくだりでクセになったのはリンクではなくプレイヤーであり、このシーンを見たいがためにルピーを貰った瞬間に時の歌で時間を戻すプレイヤーも居たとか居ないとか。
ちなみにクリミアさんにはムジュラの登場人物の中ではトップクラスで胸が大きいという設定があり、
上記のシーンでは普段より彼女の胸が明らかに増量している。
それを踏まえると確かにビッグなお礼かもしれない……。
なお、リメイク版CMの1シーンにリンクを抱き寄せる瞬間の場面が採用されている。
ちなみに、もともとは開発中のバグでリンクの体がクリミアにめり込んでしまったということに起因しており、これを見た開発者が『男の子なら絶対にあこがれるよね』という理由でそのままご褒美化したもの。
正に公式が病気である。
『ムジュラの仮面』のコミカライズ版ではロマニー共々登場はしない。作者の姫川明は、彼女らを漫画のストーリーに登場させたかったらしく、単行本のあとがきには2人のイラストが描かれている。