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全て遠き理想郷の編集履歴

2020-09-05 18:08:03 バージョン

全て遠き理想郷

あゔぁろん

『Fateシリーズ』における妖精郷・理想郷、および宝具。Pixivでは作品イメージの表現としても用いられる単語。

故に、その名は “全て遠き理想郷(アヴァロン)”。

アーサー王が死後に辿り着くとされる、彼の王が夢見た、はた辿り着けぬ理想郷―――。


概要

「全て遠き理想郷」とは、TYPE-MOONの作品『Fateシリーズ』に登場する妖精郷・理想郷、および宝具の名称。

pixivではTYPE-MOONでの意味とは別の使われ方があるので注意(下記参照)。


宝具「全て遠き理想郷(アヴァロン)」

  • ランク:EX
  • 種別:結界宝具
  • 防御対象:1人

アヴァロン。
アーサー王伝説における常春の土地、妖精郷の名を冠した。アヴァロンはギリシャ神話において、”不死の林檎”があるとされる島から連想されたという理想郷
持ち主のを癒し老化を停滞させるだけでなく、真名を以って開放すれば数百のパーツに分解し、所有者をあらゆる干渉から守りきる。聖剣の鞘はアインツベルンがコーンウォールより発掘し、アーサー王召喚の触媒として切嗣に与えたもの。
魔法の域にある宝具で、あらゆる物理干渉、並行世界からのトランスライナー、多次元からの交信(六次元まで)をシャットアウトする。
セイバーがこれで引き篭もったら手におえない。

TYPE-MOON公式サイトの『「Fate/stay night」用語辞典』63ページから引用)



宝具約束された勝利の剣エクスカリバー)」の

セイバーの魔力に呼応し、持ち主に不老不死と無限の治癒能力をもたらす。


自然治癒の効果は『約束された勝利の剣』による傷にだけは適応されないとされる。


アニメ『Fate/stay night』(2006年版)の初稿プロットでは「究極の守り。理に属する以上不可侵。世界を歪める光塵により世の理すべてを反射し防ぐ」とされている。

カウンターとして使用することも可能。ただし、守りとしての真価を発揮するのは真名開放時なのでタイミングはきっちり計らなければならず、その性質上、展開したまま攻撃する事は当然出来ない。


またセイバーからの魔力供給さえあれば、本人以外が持っていても法外な治癒効果を発揮する。

実際アイリスフィール・フォン・アインツベルン衛宮士郎はこの力で重症を瞬く間に回復させている。


絶対的防御に回復性能、使いようによっては乖離剣をも跳ね返すカウンター...

もはや、あらゆる防御系宝具の中で「最強」といっても過言ではない。

さらにさらに、これと対を成すのは最強の聖剣アーサー王すごすぎる。



鞘のオリジナルは生前セイバーの元から盗まれ行方不明となっていたが、第四次聖杯戦争の際にアインツベルン家がコーンウォールより発掘し、セイバー召喚の触媒として衛宮切嗣に与えた。

その後、切嗣はセイバーには無断で「マスターの宝具」として借用しており、囮役であるアイリに持たせた。

そして、終盤になって動けなくなったアイリは切嗣へ託し、切嗣も第四次聖杯戦争終結時に見つけたたった一人の生存者を救うために手放すことになる。


Fateルートでは第五次聖杯戦争の終盤にて士郎によりセイバーへと返却される。

UBWルートを描いた2014年版アニメでは明言こそされていないが、セイバーの召喚時や士郎VSアーチャー戦のある場面での演出で現れている。


また、『帝都聖杯奇譚』及びそのリメイク作『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』でも登場。セイバー召喚の触媒として用意されていたのだが、使われずに終わった。


この他、『Fate/Strangefake』ではこの鞘を納めていた箱が登場。

用意した者セイバーを召喚する触媒のつもりだったのだが、盗まれた鞘を発見し、コーンウォールへと埋葬した別の人物が召喚される。



なお、TYPE-MOON世界で言う「魔法(TYPE-MOON)」とは、「魔術とは違う神秘。魔術師たちの最終到達地点」であり、「その時代で実現不可能な出来事を可能とする」もので、「文明が幼かった過去、魔術師たちの大半は魔法使いだったが、現在はもう五人を残すのみとなった」とされる。


ちなみに『Fate/EXTRA-CCC』では、八次元まで交信のみを遮断(アヴァロンのように物理干渉は遮断できない)するムーンセルの障壁が登場した。


BB「まるっと円形の、八次元までカットする霊子障壁」


アヴァロンを行き来するもの

妖精郷であるアヴァロンには、文字通り妖精たちが存在している。


マーリン「妖精たちはずっと噂していた。アヴァロンの端に人型のがある。いつのまのにかあったもので、誰もこれの由来を知らない。どうやら人間らしいんだけど、怖ろしい事に生きている。」


この「人型の岩」とは、アヴァロンに辿り着いた騎士ベディヴィエールのなれの果てである。

また、夢魔と人間から生まれたマーリンはアヴァロンに幽閉されているが、『Fate/Grand Order』では主人公を助けるために脱出し、事件解後は再度幽閉されるために戻っている。


その他アヴァロンではないが、アストルフォは「この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)」に乗って「次元跳躍」することで、一瞬だけ消滅・昇華する(=非実在の幻想の世界へ行く)ことができる。

ジークは『Fate/Apocrypha』でファヴニール(北欧神話のドラゴン)となり、幻想種が住む「世界の裏側」へ大聖杯と共に去っていった。


原典における由来

実際、原典においても、エクスカリバーという剣の真価はこの鞘にこそある


鞘を帯びる者は不死身となり、あらゆる傷を寄せ付けず、いかなる魔術や呪詛すらも撥ね返す。

ゆえに伝説の終盤において、モーガン・ル・フェイも聖剣本体ではなく、鞘を盗み出してアーサー王の無敵性を剥奪するという策に打って出ている。

これがアーサー王の死の遠因となった。


またマーリンとアーサー王の問答で、剣と鞘のどちらが大事かをという逸話もある。

このときアーサー王は至極当然に「剣」と答えたが、マーリンはその答えを諫めて「鞘」の重要性を説いている。

鞘とは「万人を傷つける刃の封印」であると同時に、己の攻撃性を封じる理性の象徴であり、それは王道・騎士道においても同じであり、相手を力で捻じ伏せる刃よりその力を抑える知性と寛容さの鞘こそ必要なのだと訴えている。



Pixivにおいて

作品としては、『Fateシリーズ』ひいてはTYPE-MOON作品において本編では書かれなかった幸せな結末や、最初からありえない幸せな関係性など、「こうあってほしかった」、もしくは「こうだったら救われたのではないか」という描き手の願いを描いている作品に付けられるタグとして利用されている。


TYPE-MOON作品では全てが救われるような完全な理想の形で終焉を迎えることは決して多くない

だからこそ、複雑で魅力的な物語は人を惹きつけ、そうした物語やキャラクター達に惹かれ、こうした思いを抱く人は少なくない。そういった人達が自分の思いをイラストと言う形で具現化するのだ。

いわゆるどうしてこうならなかった系イラスト。


また、全年齢版『Realta Nua』に収録された「Last Episode」で「夢の終わり」で漸く出会えた彼女を描いたものも少なからず存在する。


もちろん「理想」の定義も人それぞれなので、描かれる形も他に沢山存在する。

場合によっては↓のような見る人にとって幸せな作品に付けられることも。

型月娘


関連イラスト

無題アーサー王

衛宮さんち/書店委託についてfateまとめ5


関連タグ

Fateシリーズ』 セイバー(Fate/staynight) 宝具 Fateルート

 鞘剣 防御 結界 チート 魔法(TYPE-MOON)


カーニバル・ファンタズム』 『フェイト/タイガーころしあむ』 『プリズマ☆イリヤ

コハエース』 『ちびちゅき!』 『衛宮さんちの今日のごはん


この世全ての悪・・・対義語

永久に閉ざされた理想郷・・・マーリンの宝具。マーリンを幽閉しているアヴァロンの「塔」を周囲に再現する。地には花が咲き乱れ、天から陽差しが差し込む。


優しい世界・・・pixivでの意味に近い。

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