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パンツァーフロントの編集履歴

2020-10-02 19:12:16 バージョン

パンツァーフロント

ぱんつぁーふろんと

エンターブレイン販売、シャングリ・ラ開発の戦車戦シミュレーションゲームシリーズ

パンツァーフロントとは、男のロマンであり、希望である。

ジャンルは「戦車戦シミュレーション」とでも言うのだろうか。

略称は「パンフロ」「パンツ」「PF」。

またここでは、類似商品の「THE センシャ」についても記述する。



概要

現在までに、1999年に発売された初代「PANZER FRONT」、2001年の「PANZER FRONT bis」、2004年の「PANZER FRONT Ausf.B」の三種類が、株式会社エンターブレインより発売されている。


最大の特徴は複雑かつ難解な攻撃システムである。

よくあるヒットポイント制ではなく、装甲の厚み・砲弾の種類・突入角度・彼我の距離などによってダメージが判定されるという、他に類を見ない極めてリアルなシステムとなっている。

一発の致命弾でどんな戦車も撃破できる一方で「装甲を撃ち抜ける=致命傷を与えられる」攻撃でなければ何発当てても撃破する事ができず、また照準もリアルに再現されてはいるものの扱いが難しいなど、何かにつけてその手の知識が必要とされる初心者にはとっつきにくい仕様となっている。

リアリティを追求しすぎたあまり(史実を再現しているとはいえかなり難度の高いシナリオマップが存在する等)、ガチガチの戦車好き人間以外には不評であった。


逆に言えばガチガチの戦車好きにとってはその知識を活かせる魅力的なゲームシステムである為大変に好評であり、現在も続編を望む声は絶えない。


また、著名なデザイナーらによる、史実上存在しない架空戦車がゲーム中に登場する。

いずれもアニメーション等で活躍している一線級のメカニックデザイナーであり、メカデザイナーのドリームチームと言っても過言ではないほどに豪華である。

ヤマト」や「マクロス」にも携わった大御所デザイナー、宮武一貴や「Zガンダム」「エルガイム」の永野護、「マシーネンクリーガー」の横山宏など。

参加デザイナー自身が元々ガチガチの戦車好きであり、その知識を活かしてデザインを行なっているため実在する戦車に引けをとらない魅力的な架空戦車が多数登場している。


メカデザインだけでなく、戦争劇画の第一人者である、小林源文がマニュアルマンガを描きおろしている。(Ausf.Bでは「ワールドタンクミュージアム」の解説イラストでおなじみのモリナガヨウが担当。)

「PANZER FRONT bis」のストーリーモードでは、サンライズ製作のフルCGアニメに小畑正好、キャラクターデザインは出渕裕が担当しているが、後のMS IGLOO製作の際は、本作での経験が生かされたと語っている。

そして登場するキャラクターデザインも非常に似ている。


架空の戦車

  • 超重戦車 ショートブル (アメリカ)

超重戦車ショートブル

デザイン:宮武一貴

重装甲の車体に、高初速の105㎜砲を搭載した超大型の重戦車。

その巨体を動かすため、履帯は片側2つずつで計4本を有する。

火力・防御力とも当時のアメリカ軍戦車の水準を大きく上回り強力だが、本ゲームにはポリゴン設定ミスにより装甲が極端に薄い箇所ができるバグが一部車両にある。ショートブルもその影響があり、重装甲でありながらあっけなく正面を撃ち抜かれることが稀にあるのが玉に瑕。


  • 駆逐戦車 T69E3 (アメリカ)

架空戦車 T69E3

デザイン:石津泰志

小型の車体に76㎜戦車砲を搭載した駆逐戦車。

長砲身のM4A1(76)と同程度の火力・装甲をもたせつつ、低い車高と高い機動性を両立させている。

設計思想としてはM4シリーズよりも、同じく駆逐戦車で開放戦闘室を持つM10に近い。

架空戦車の中でも特に癖がなく、攻防速のバランスが取れた非常に扱いやすい車両。


  • 重戦車 E-79 (ドイツ)

VK6600 E79重戦車 ★ ゲームパンツァーフロントより~ 

デザイン:永野護

パンターティーガーⅡを元にした開発計画(Eシリーズ)の正当進化を目指した車両。

避弾経始が十分に考慮された車体に、ソ連から鹵獲された高性能ディーゼルエンジンを搭載。

旋回砲塔に初期型は大口径高初速の88㎜砲を搭載。これだけでも十分過ぎる火力だが、終盤にはなんとヤークトティーガーと同じ128㎜砲に換装される。

火力・装甲とも圧倒的で1対1なら連合軍のどの車両にも負けない性能だが、砲旋回の遅さや機動力の低さも顕著。良くも悪くもドイツ重戦車の特徴をふんだんに受け継いだ車両といえる。


ショートブル同様砲塔防盾付近にバグでできた装甲の薄い部分があるが、こちらはある程度の強度があるので致命的という程ではない。



  • 駆逐戦車 オリオール (ドイツ)

100口径

デザイン:佐藤道明

極めて低い車高の車体に固定砲と高性能ガスタービンエンジンを搭載した高速駆逐戦車。

初期砲は75㎜単砲身で火力はいまいちだが、終盤には88㎜/L100の大口径砲に換装される。

ゲーム内一の圧倒的な速度を誇るが、むしろ早すぎて要所でのブレーキが利きづらい程。また、車高が低すぎるため地形の高低差はおろか、ちょっとした障害物(背の低い草むらなど)で敵が見えなくなることすら頻繁に起きる。使いこなせば攻防両面で優れた性能を持つが、癖の強さも随一で一筋縄ではいかない性能をしている。

余談だが、低すぎる車高ゆえ設定画では砲手はうつぶせで搭乗するという、人間工学ガン無視な恐ろしい居住性となっている。


  • 重戦車 ИС-152 (ソビエト)

ИС-152

デザイン:横山宏

IS-2の車体にKV-2よろしく152㎜榴弾砲を搭載した大型砲塔を載せた重戦車。

非常に車高が高く異様な外見で、装甲はIS-2譲りの硬さを持つものの、機動力の低さと砲旋回と装填速度の遅さにより操作性は極めて鈍重。

一方で152㎜の大口径砲でありながら55発もの砲弾を搭載可能(IS-2は28発、本作では登場しないがKV-2も史実では36発しか携行できなかった)で、ソ連重戦車らしからぬ継戦能力の高さがウリ。

車高が高いので砲視野を広く確保できるのも利点。絶大な威力と攻撃範囲を持つ榴弾砲の威力もあって、火点撃破を任務とする拠点攻撃においては凶悪な性能を発揮する。


  • 駆逐戦車 СУ-122c (ソビエト)

デザイン:山根公利

傑作戦車として名高いT-34の車体に固定戦闘室を設け、122㎜カノン砲を搭載した駆逐戦車。

低い車高に軽快な操作性と大火力を両立したソ連版ヤークトパンターとでも言うべき性能だが、ソ連戦車らしく砲の俯角が取りづらいなどの欠点も存在するのはやはりと言ったところ。

史実ではT-34の車体に122㎜榴弾砲を搭載したSU-122や、IS-2の車体を流用してカノン砲を搭載したISU122が存在する。


続編

2013年現在、続編が制作されるというアナウンスは一切無い。

しかし我々パンツァーフロントファン、いや「パンフリャー」は信じている。続編の登場を。

春の来ない冬はないのである。



THE センシャ

SIMPLE2000シリーズより、類似商品の「THE センシャ」が発売された。



ウィーッス   ∧_∧∩

       (´∀`*//

    ⊂二     /  THEセンシャカッテキタゾ

     |  )  /

    口口/    ̄)

      ( <⌒<.<

      >/


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