基礎データ
進化
ノズパス → ダイノーズ("特定の場所"でLvアップ)
概要
大きな鼻を持つ岩石のポケモンで、イースター島のモアイがモチーフと思われる。
名前の由来は恐らく「ノーズ」+「コンパス」。
鼻が強力な磁石のため常に北を向いており、野生のものはまったく動くことなくその場に立ち続けていると言われている不思議なポケモン。
その不動さたるや、一年に1cm移動していることが観測された、なんて図鑑に書かれるレベルである。だがピンチに陥ると回転し一瞬で地中に潜る。
絶対に狂わず正確に北を示し続ける性質から、旅人や船乗りのお供として重宝されている模様。
自身の磁力を有効に活用して生活しているようで、磁力を強めて獲物を引き寄せて狩りをしたり、鉄を集めて身を守るのに使ったりしている。寒い時期の方が磁力が強い。
ただし、自身も磁力を帯びた鉱物の身体であるため、それを食べるメタングからは獲物として狙われてしまい、磁力のせいではがねタイプの彼らを引き寄せてしまうこともしばしば。
なお、メタングがノズパスを追い詰める速度は時速100km。一瞬で地中に潜って逃げられる事を考慮しても、あきらかなオーバーキルである。
またノズパス同士は磁石故に反発しあって顔を合わせることができないという、少し切ない設定も持っている。
ゲーム上での特徴
RSE(第三世代)で最初に出会うジムリーダー・ツツジの切り札を務める。
最初に挑むジムの硬いいわタイプ、という点でタケシのイワークと共通しているが、こちらは特殊攻撃に対してもある程度強く、4倍弱点を持たないのでなかなか厄介。
代わりに、あちらに比べて足が遅いので先手を取って能力を下げるなどの対策は取りやすい。
がんせきふうじといえば、かつてはこのノズパスを象徴する技であった。
野生のものはその少し先の「いしのどうくつ」に生息している。
が、地下深くのフロアにある「いわくだきで砕ける岩」からしか出現せず、出現率自体も低め。
いくつかある岩を砕いてはフロアを移動し、復活した岩をまた砕いてはフロアを移動……と、ノズパスが出現するまでこれを繰り返すことになる。
それ故、図鑑で生息地は知っていても、ダンジョン内のどこに現れるのか分からないまま通り過ぎてしまったトレーナーも少なくない様子。
ホウエン地方に他の出現場所はなく、第三世代レア枠ポケモンの一体に数えられる。
因みにGTSで英名のNosepassのままでの交換は不可だった。理由は「ケツ」という意味のassが含まれているため。とんだとばっちりだ。
性能
ぼうぎょが135もあり、とくぼうも90といわタイプとしてはかなり高め。
とはいえ合計種族値は375と低く、攻撃性能も無いに等しいので実用性はいまひとつだった。
第四世代からは、更に耐久力に磨きがかかったダイノーズに進化できるようになっている。
進化後のダイノーズが登場したことでノズパス自体はただの進化前ポケモンとして埋もれていくかに思われたが、ポケモンBWにおいて、にわかに要注意ポケモンとしてブレイクした。
というのも特性「がんじょう」の効果に「HP満タンからは一撃で倒されない」が追加されたため、Lv1のノズパスで相手とHPを割って分かち合う技「いたみわけ」を使うと、こちらの体力が全快し続け無限ループが可能になってしまうからである。
レベル上げや種族値や個体値や努力値やめざパに一喜一憂する時代はポケモンBWで終わりを迎えたのだ……。
とはいえ流石に無敵というわけではなく、「タネマシンガン」や「ロックブラスト」等の連続攻撃技を受ければ簡単に崩れてしまうし、みがわり相手には無力。
また「どく」、「やけど」にも弱い。
ただし「どく」に関しては、進化させてレベル2ダイノーズにすることで鋼タイプのタイプ相性を活かし無効化することもできる。
XYでは常時2回攻撃親子の登場を受け、他のLv1戦術ポケモンと一緒に活躍の場が減ってしまった。
ポケモンGO
2018年1月24日、第3世代実装第3弾の1匹として登場した。
図鑑における生態が再現されており、マップ上では常に現実の北を向いているという変わった処理がなされている。
おまけにプレイヤーがタップでノズパスを振り向かせながら捕獲画面に突入しても、捕獲画面から逃げてみると、マップに残ったノズパスは一呼吸置いてからゆっくりと旋回して北向きに戻る。
また天候によって出現率が大きく変わるポケモンの1つで、いわタイプの出現率が全般的にアップする「時々曇り」の時にはあちらこちらに出現する一方、それ以外の天候では巣を除いて全くと言って言いほど出現しなくなってしまう。
また、ココドラと同様、平地よりも傾斜地での方が出現率が高い。入手を狙うなら天候や地形に注意して探してみるのが良い。
ダイノーズの存在がある為、この時点での性能は全体的に控えめ。
主な使用トレーナー
関連イラスト
何故か進化後のダイノーズと並んで
投稿されてるイラストはほとんどネタ絵ばかりである。
どういうことなの…。
という時代もあったが、流石に最近はORAS発売もあってまともな絵も増えてきた。