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仮面ライダーアマゾンの編集履歴

2021-07-06 08:45:08 バージョン

仮面ライダーアマゾン

かめんらいだーあまぞん

仮面ライダーシリーズ第4作にして昭和ライダーきっての異色作。 古代インカの秘術によって改造された野生児・山本大介ことアマゾンは十面鬼ゴルゴス率いる秘密結社ゲドンと戦うのだ!!全24話。

概要

らくがきアマゾン仮面ライダー アマゾン

仮面ライダーの中でも異色の雰囲気が漂う作品だが、これは前作『仮面ライダーX』が試行錯誤及ばずヒットしなかったためそれまでのライダーとは違った作風を求められたためである。本作は初期仮面ライダーの怪奇性を基にしつつも、そこに南米アマゾンの野性味と古代インカ文明をモチーフとした設定を混ぜ合わせた事によって、それまでとは全く違った仮面ライダー像を作り出すことに成功した。

だが、怪奇性とアマゾンの凄惨な戦い方は次第に消えていき、その後後半は「東京何とか作戦」が連発されるいつもの展開となり、アマゾンが普通に会話するようになる。

仮面ライダーブームが終わりつつあったのでV3時代の視聴率を回復することはできなかったが、全24話でコンパクトにまとまったストーリーや主人公アマゾンの素朴なキャラクター、一種独特な雰囲気の内容から今でも根強いファンを有している。


腸捻転

毎日新聞社系の毎日放送(MBS)が朝日新聞社系の日本教育テレビ(NET、現テレビ朝日)と、朝日新聞社系の朝日放送(ABC)が毎日新聞社系の東京放送(TBS)と系列を組んでいた。これは俗に「腸捻転」と呼ばれていた。

それに伴い「仮面ライダー」シリーズは毎日放送製作で日本教育テレビにネットされていた。

これを「仮面ライダーアマゾン」放送後に本来の系列に戻すという措置から、全24話で放送が終わると最初から決定しており、打ち切りではない。次作の「仮面ライダーストロンガー」から毎日放送製作でTBSにネットされるようになった。

しかし現場の人間にはこの事がきちんと伝わっておらず、一年番組だと思っていたら途中でその事を知ったという者も少なくなかった為、結果として作品に関わったスタッフ達からも打ち切りと勘違いされるという事態が起こってしまった。

一方でNET系列では仮面ライダーシリーズの替わる作品として、スーパー戦隊シリーズの元祖となる秘密戦隊ゴレンジャーを今作の後番組として開始した。


アマゾンライダー

センシティブな作品

南米アマゾンで育った日本人、山本大介が長老バゴーの持つ古代インカの秘術によって生体改造された後、神秘のパワーを持つインカの秘宝「ギギの腕輪」を移植されたことによって変身したライダー。昭和ライダーとしては珍しく機械的な改造を施されていないライダーである。当初はバイクも嫌っていたが、インカの遺産「太陽の石」をエネルギー源にしたバイクジャングラー」は気に入ったのか野生の勘で乗り回している。

変身の掛け声が「変身」ではなく、「アァ゙~~~ッマァ゙~~~ッゾォオオオオオンッ!!!」という全力シャウトなのも印象的。両腕を「ア」で凹の字に掲げ、「マ」で交差させ、「ゾン」で腕をまた開いて掲げると、両目が赤く輝き変身する。


必殺技は手の爪やカッターを活かした切断技「大切断」。その他にも牙を使った噛みつき攻撃「ジャガーショック」や引っ掻き技の「モンキーアタック」などなど、ワイルドな攻撃方法を用いる。

十面鬼ゴルゴスの持つ(後にゼロ大帝に奪われる)「ガガの腕輪」を「ギギの腕輪」と合わせると古代インカの超パワーによって能力を増幅することができ「スーパー大切断」を放つ。


南米の大自然の中で育ったためか性格は純粋で素朴な人間。手を組んで見せ合う「トモダチ」の仕草は彼の純粋な友愛の印である。薬草から自然薬を作ったり古代インカ文字を読み解いたりと多才な一面も見せる。文明社会に馴染みが無かったため、日本に来たばかりの頃は謂われの無い迫害に遭い、傷付くこともしばしばであった。

なお、本名は山本大介なのだが本人は完全に忘れているため終始アマゾンと呼ばれている。

また、割と序盤(13話あたりから)に日本語をマスターし、最後はスーツ姿で南米に帰って行ったのだが、その設定は後の作品で登場の際には忘れられていたのか、結局野性児のように扱われている。


ちなみに、アマゾンの造形は当初それ以前のライダー同様昆虫モチーフのデザインにする予定であったが、様々な過程を経ていくうちにカタツムリピラニアなどのモチーフに変更され、最終的に爬虫類ベースのデザインに行き着いた。

作中において、アマゾンライダーは「マダラオオトカゲ」という架空のトカゲの能力を持っているという設定がある。


見た目はザ・野生児といった感じで仮面ライダーの中でもかなりロングヘア。『仮面ライダーストロンガー』に登場したときは、まとまった短髪でいつもの服装で登場した。八重歯が見える純粋無垢な笑顔で描かれることが多い。


主題歌

  • アマゾンライダーここにあり

作詞:石森章太郎/作曲:菊池俊輔/歌:子門真人

OP曲。昭和ライダーにしては珍しく、仮面ライダーがバイクを延々と運転するものではなく、アマゾンがジャングルを駆け巡るという異色のOP映像となっている。イントロの「アーマーゾーン!!」というシャウトは劇中でもアマゾンの変身時に使用されている。


  • アマゾンダダダ!!

作詞:八手三郎/作曲:菊池俊輔/歌:子門真人、コロムビアゆりかご会

ED曲。ゲドン壊滅以降はゲドンが歌詞中に登場しない2番が使用され、仮面ライダー(新)から仮面ライダースーパー1までの作品ではイントロ部分が劇伴として使用された。


挿入歌/イメージソング

  • アマゾンライダーアクション

作詞:石森章太郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:子門真人

アマゾンライダーの戦闘テーマ。


  • アマゾン倒せ

作詞:中瀬当一/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:サニー・シンガーズ

秘密結社ゲドンのテーマソング。


  • その名はアマゾン

作詞:土井信/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:子門真人

アマゾンこと山本大介のテーマソング。


  • アマゾンおしえておくれ

作詞:中瀬当一/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:子門真人、山上万智子

劇中未使用。


  • 走れ炎のジャングラー

作詞:赤井圭/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:子門真人、コロムビアゆりかご会

アマゾンライダーの愛車ジャングラーのテーマソング。劇中未使用。


  • 東京ジャングル

作詞:土井信/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:子門真人

劇中未使用。


  • アマゾン一人

作詞:田中守/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:子門真人

劇中未使用。


  • アマゾン一緒にたたかおう

作詞:田中守/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:子門真人、コロムビアゆりかご会

劇中未使用。


  • ぼくらのアマゾンライダー

作詞:赤井圭/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:コロムビアゆりかご会

劇中未使用。


余談

漫画『仮面ライダーSPIRITS』にも出演しているためpixivでも知られた存在。その純朴な人柄から女性ファンも多いが、ありがちな腐向け指向なイラストは少なくむしろ彼個人をフィーチャーした作品が多い。今も昔も母性をくすぐる、なんとなく放っておけない男なのである。

仮面ライダーディケイド出演用に作り直されたスーツは、大元よりかなり明るめの色調で女性スタッフに「かわいい」と大人気だったそうである。

ちなみに、名前つながりで通販のamazonネタも多く投稿されている。アマゾンだけに。

Amazon.からの宅配便 <予想図>


そして遂に……公式ではamazonで…

2016年4月からリファインされた仮面ライダーアマゾンズの配信が決定した。

完全新作で、赤い戦士「仮面ライダーアマゾンアルファ」と緑の戦士「仮面ライダーアマゾンオメガ」の二人の仮面ライダーアマゾンを軸にした物語。


関連タグ

仮面ライダー 昭和ライダー 栄光の七人ライダー

アマゾンライダー ジャングラー ギギの腕輪 ガガの腕輪

秘密結社ゲドン ガランダー帝国 獣人(仮面ライダー)

山本大介 岡村まさひこ/岡村マサヒコ 立花藤兵衛

仮面ライダーアマゾンズ


仮面ライダーBLACK:石ノ森章太郎原作漫画の存在、生物的なバイク、モチーフ生物そのものに近い形態の怪人一対のアイテムの争奪戦など、いろいろと共通点の多いライダー作品。


仮面ライダー響鬼:後に制作・放映された平成ライダーシリーズ第6作目。「シリーズの中でも異色の作品である」「主役ライダーが変身する際に変身という掛け声を言わない、変身ベルトを使わない」「次回作カブトムシをモチーフとしたライダー主役としている」といった共通点がある。実際、プロデューサーが制作発表の場で「平成の『仮面ライダーアマゾン』」と表現するほど。


主なゲスト出演者


仮面ライダーX仮面ライダーアマゾン仮面ライダーストロンガー

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