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日本語

にほんご

日本語とは、日本の国語であり、事実上の公用語である。※日本語の方言に関しては当該項目を参照。
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文法と起源

日本語は言語系統としては孤立しており、文の構成はヨーロッパ系言語や中国語などとは全く異なる。ただ、朝鮮語やトルコ語モンゴル語、満州語などの言語と同じ膠着語であり、文法的に似たところも多いので、これらと同系の言語(アルタイ諸語)であるという説もある。語彙の類似点から高句麗語(死語)との関連を考える学者もいるが、現在に残っている高句麗語史料の少なさから実証は困難である。

日本語は一般的な文を作るときに「主語 - 目的語 - 動詞」の順をとるSOV型の言語である。同様にSOV型の言語はドイツ語、オランダ語、アイヌ語、チベット語、朝鮮語など多数あり、実に世界の言語の約半数がSOV型である。
しかし、現在日本で教えられているいわゆる「学校文法」は体系の全く異なる英語を参考に組み立てられたもので、「主語」という概念はそもそも日本語には必要ないという者も少なくない。
この書籍によれば、「名詞文」(アウトだよ!等)、「形容詞文」(ちっちゃくないよ!等)、「動詞文」((3分間)待ってやる等)の3つとのことで、実際話す時は感動詞以外はこの3種類のうちいずれかを必ず使用していることが感じられるはず。
実際主語や目的語とされているものは順序関係なく使っても省いても違和感がないが、上記3文は最後に置かないと倒置的で、多用されると間違いなく違和感を感じるだろう。
日本語に限ったことではないが、現行の文法では不完全なため新たな総括が待たれる。

単語の借用では古代中国語から漢語の形で大量に単語を導入しており、漢語なしでは表現できる内容が限られる。とはいえ朝鮮語や英語等と異なり、固有名詞以外は借用語無しでも表現にある程度融通が利く(極力大和言葉だけで書かれたひらがなの記事を参照して欲しい)。固有語とされる単語(大和言葉)でも中国語との類似が指摘されている(漢字伝来前にも中国大陸からかなりの語彙が入っているものと目されている)ものの、文法的に似ているとされる朝鮮語やモンゴル語と共有している固有語が皆無に近いこと、発音体系が特徴的であること(後述)が、日本語の起源に大きな謎を投げ掛けている。

発音

母音と子音を一対一で組み合わせた音節と高低アクセントを発音の基本単位とし、ほとんどの音節が母音で終わる開音節言語。母音は5種類で、二重母音も子音の連続もなく、音節の種類は100種類強と世界の言語の中では発音はかなりやさしい部類に入る。同様の特徴を持つ他の言語として、インドネシア語(≒マレー語)などのオーストロネシア系言語、フィンランド語などがある。発音の響きはスペイン語イタリア語にもやや似ている。

その中でも、日本語の発音に特に似ているのはフィンランド語である。それは、日本語やフィンランド語に特徴的な要素として拍(モーラ)の概念があるからである。両言語では、本来なら音節にならないはずの「ん」「っ」「ー」が他の音と同等に扱われている。このため日本語を母語としない、フィンランド人以外の外国人が「ミッキー」と「ミキ」を言い分けるのは中々難しいようだ。

日本語とフィンランド語は、歴史上の接点がほとんどなく共通の語彙が少ない言語なのに発音が奇妙なほど酷似しているため、「一見日本語のようだがわけのわからないことを話している」ように聞こえ、空耳のネタになることが多い。

表記

日本語の表記体系は複雑である。文字は主にひらがなカタカナ漢字を使い、また漢字も中国の今昔の発音が共存し、訓読みもあって読み方が多数ある(このため、日本語の漢字は漢字を使い慣れた中国人にとっても頭痛の種である)。「うp主」等複数の種類の文字を一単語内に平然と織り交ぜ、一文字に2音節以上の発音を充てる言語は世界広しといえど日本語くらいしかない(「志」一文字で5音節もある)。

これは表意文字で画数の多い漢字で日本語の音だけ表すのが面倒になった平安貴族(ひらがな)や僧侶(カタカナ)が自分の言語の音だけを表記する手法を開発した傍ら、漢字を「真名」、かなを「仮名」として併存させたことに由来する。そこから漢字に大和言葉を充てたり(山⇔やま)、和漢混交表記が編み出されて、整理されて現在に至る。

この複雑怪奇な表記体系は外国人にとっては難題であるが、古くから日本人の識字率は高かったことが知られている(このことから、「文字数が多い日本語は不合理」と考えていたGHQは、日本語のローマ字化を断念したという)。アルファベットを使用している人には馴染み深い「難読症」も日本ではかなり少ない(全くいないわけではない)。

一応、かな文字だけなら発音の乖離が少なく、拗音を除き一文字一音節なので習得はさほど困難ではない。

なお、脳が外傷を負うことで文字が読めなくなる症例がある。アルファベットを使う言語の話者なら当然「文字が読めない」の1通りしかないが、日本語話者の場合は「漢字だけ読めない」「仮名だけ読めない」の2通りが加わる。このことから、漢字と仮名では脳が処理している場所が異なるとされている。
この特性が、漫画の構成展開(吹き出し⇔仮名、絵⇔漢字)に良影響を及ぼしているという指摘があるとか。

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