CV:中川亜紀子
概要
フレッシュプリキュア!の登場人物。祈りのプリキュア・キュアパインに変身する。
天使みたいな女の子で、人にも動物にもとっても優しく、おっとりとした性格。
白詰草女子学院に通う中学2年生で、実家は父・正が医師、母・尚子が助手を務める動物病院。将来は獣医になるのが夢。
あだ名は「ブッキー」。作中ではプリキュア仲間たちは基本的にこのあだ名で彼女を呼ぶため、「山吹さん」「祈里ちゃん」といった本名が呼ばれるシーンは数えるほどしかない(詳細は後述)。
血液型はO型。
口癖は「わたし、信じてる!」。
4人の中では最も小柄だが、スタイルに関しては立派なもの(主に胸)を持っている。
やや引っ込み思案なところがあり、当初はダンスの誘いを断っていたが、自分を変えたいという思いから、一念発起してユニットに参加した。
裁縫が得意で、ラブたちが練習時に着用している練習着は祈里のお手製。
上述した通り獣医志望だが、幼い頃に手を噛まれたトラウマからフェレットが苦手で、最初は見た目がフェレットにそっくりなタルトとは距離をとっていた。後に紆余曲折を経てトラウマを克服し、タルトとも仲良くなった。
おっとりした気質ゆえなのか、第4話にて、「妖精」を「妖怪」、第9話でも「読モ」を「毒グモ」と聞き間違えるなど、やや世間知らずで天然ボケな言動を見せることもある。
また、『DX2』でも、ラブのドジが原因で待ち合わせ時間に間に合わず、他のプリキュアたちと合流できなかったことについて、ラブが美希やせつなに嫌味を言われているところを、フォローするどころか、「絶対会えるって、わたし信じる!」と2人に続いて普段見せないような皮肉っぽい発言をし、ラブに更なる追い打ちをかけ、撃沈させていた。
プリキュアとしての形態
キュアパイン
祈りの力で変身した姿。大きなお友達……もとい悪い心をパインフルートで癒す。
得意技、というより見所はとてちて走り。データ上では持久力に優れているとのことだが、他のプリキュアと違いそれらしいシーンがあまりない。
やられ姿には定評があり、妙に可愛い顔をする時も(特にベリーソード覚醒回でのサンドウィッチ型ナケワメーケのマヨネーズ&ケチャップ攻撃から逃げている時の顔は必見)。
そんな走り方を見てわかるように、戦闘に関しては他の仲間と比べると取り立てて得意というわけではなく、後輩のキュアハニーと違って、回復技を持っているわけでもない。
が、その性格上劇場版で単独行動になった際は、敵(恐竜の玩具)と出会った時は戦うのではなく、暴れている原因を見切って処置しており、癒やしのプリキュアらしい活躍を見せている。
また、後半の自分担当回で、動物たちの協力があったとはいえ単独技でソレワターセを撃破したり、一つ抜けた戦果も見せたことがある。
極めつけとして、最終話で総統メビウスに反論しながら起き上がる時の顔付き(というのか目付き)が妙に鋭く、「まるで覇王のようだ」と形容され、以降覇王ブッキーというネタが生まれた。
しかもDX2以降のオールスターズシリーズではパワフルな戦闘シーンも見せるようになり、名実ともに覇王と化したのではないのかと言われることも。プリキュアとしての成長に関しては歴代でも一二を争うとの声もある。
詳しくはキュアパインにて。
キュアエンジェル(キュアエンジェルパイン)
TV版のみ登場した姿。単独で目立った活躍をしたわけではないが、仲間達とともにメビウスと戦った。
「覇王ブッキー」の顔を見せたのもこの時。
コスチューム上は変化が少ないが、羽の形がやや丸みを帯びていて小さめなのが特徴。こんな些細な特徴すら可愛い。
トリビア
「ブッキー」のあだ名について
作中での祈里は多くの場合「ブッキー」というあだ名で呼ばれる。
このあだ名の由来は作中で説明されてはいないのだが、やま“ぶき”いのりだから、単純にブッキーであると推測される、
プリキュアシリーズで作中人物からあだ名で呼ばれるキャラクターはそれなりにいるが、実は名前でなく苗字をもじったあだ名になっているのは、2020年現在でも彼女一人のみである。
ちなみに本名は両親やシフォンが「祈里(いのり)」と呼ぶくらいで、幼馴染であるラブと美希は一貫してブッキーと呼んでいる。せつなとはお互いを当初「せつなさん」「祈里」と呼び合っていたが、打ち解けてからは「せつなちゃん」「ブッキー」と呼び合うようになった。タルトからは「パインはん」とキュア名で呼ばれている。
プリキュアシリーズで設定上のあだ名がTVの前の子供達にも定着したキャラクターは彼女が最初。
なお、TVの前の子供達にあだ名が強く定着したキャラクターとしては、後輩にまこぴーこと剣崎真琴がいる。こちらは劇中であだ名と本名の両方がバランス良く呼ばれていたり、フルネームのインパクトがそれなりにあったためなのか、あだ名と本名のどちらも定着している。
声優について
演じる中川亜紀子女史はプリキュアシリーズでは過去にふたりはプリキュアの矢部千秋とふたりはプリキュアSplash☆Starの安藤加代を演じた。ちなみにどちらも眼鏡っ娘。そのためこんなイラストも…。
各話ネタ
テレビシリーズ
- 第3話
- ラブにダンスを誘われて辞退したものの、本心ではやっぱり一緒に踊りたいので引っ込み思案な自分を変えようと教会で祈りを捧げていた。
- キュアパインに初変身。
- 第8話
- キュアビタンの材料を調達するためラブや美希と共に奔走する。
- 「空から降った乙女の涙」を手に入れるためラブに激辛シュークリームを食べさせた。
- 第15話
- サウラーの作戦でせつなに本音を言ってしまう。
- 第17話
- 戦闘中にサンドイッチナケワメーケのソース攻撃にビビって逃げ出すものの、キュアピーチと共にナケワメーケに挟まれてしまう。
特別出演
- ハピネスチャージプリキュア!第8話
- プリキュア10周年おめでとうメッセージでキュアパインとして登場。
- HUGっと!プリキュア37話
映画
- NS1
- 冒頭での戦いでは仲間や歴代プリキュアとともにフュージョンを倒す。
- 後半ではラブが道に迷ったせいで到着が遅れたが変身してハートキャッチプリキュアチームとともにフュージョンを引き付ける。
関連イラスト
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変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身する前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアパイン』のタグを付ける行為は、変身後の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身後の姿しか描かれていないイラストに対して、『山吹祈里』等の変身前の姿のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、別の姿のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
プリキュア内
四葉ありす/キュアロゼッタ:カラーリング・桃キュアと幼馴染繋がり
菱川六花/キュアダイヤモンド:桃キュアと幼馴染・医者(獣医も動物の医者なので)になるのが夢繋がり(祈里は実家が動物病院で、六花は母親が医者)
大森ゆうこ/キュアハニー:カラーリング・桃キュアと幼馴染で尚且つ幼馴染にあだ名で呼ばれているキャラ繋がり
平光ひなた/キュアスパークル:実家が動物病院の黄キュア繋がり。ただし祈里と異なり、彼女の店はカフェも兼ねている。
一之瀬みのり/キュアパパイア:果物モチーフの黄キュア繋がり。
他作品とのコラボネタ。
巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ:キュアパインパインで繋がる。
七瀬美雪@金田一少年の事件簿(アニメ版):タルト少年の事件簿で繋がる。
パインアームズ@仮面ライダー鎧武:キュアパインアームズで繋がる。
松野家の六兄弟@おそ松くん/おそ松さん:「松(パイン)」繋がり→キュア松さん
山吹樹里@機動戦士ガンダムSEEDASTRAY:名前が一文字違いの繋がり。名前の読みは「きさと」だがこちらの方もそう読めなくもない。→プGキュア