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銚子電鉄の編集履歴

2022-01-26 09:52:00 バージョン

銚子電鉄

ちょうしでんてつ

千葉県銚子市に路線を有する私鉄。

概要

千葉県銚子市内に路線を有する私鉄。正式名称は銚子電気鉄道。1923年開業。

総武本線銚子駅外川駅を結ぶ。全線銚子市内を走り、銚子市内の市民の足として存在している。

かつて犬吠駅まで存在した銚子遊覧鉄道の跡を再利用し、外川駅まで延伸して現在の姿になる。

総武本線が非電化の頃は総武本線から快速列車が乗り入れた事があったが、総武線側の気動車がキハ10系からキハ20系へと置き換えられてから無くなった。


長年経営難に苦しんでおり、副業としてたい焼きぬれ煎餅、揚げもち、佃煮など食品の製造販売を行っている。今や本業の鉄道事業の赤字を副業の利益で補っている有様であり「銚子電鉄の本業は食品製造業」と揶揄されることも。実際、帝国データバンク(信用調査会社)の事業登録も「米菓製造」となっている。ただし本来の本業である鉄道事業があまりにも振るわないため副業でもカバーしきれていない。


事実上の本業となっているぬれ煎餅製造に関しては、犬吠駅で製造・直売を行っており、製造行程を見る事ができる。


経営難

前身の銚子遊覧鉄道自体が赤字続きの上、第一次世界大戦での鉄くず価格上昇で廃線されて施設一式を鉄くずとして売られたという逸話があるほど厳しい経営続きである。

戦後は京成電鉄の子会社である千葉交通(バス会社)の子会社になったが、1990年に離脱し、内野屋工務店(建設会社)の子会社となる。

しかし内野屋工務店がリゾート開発の失敗とバブル崩壊の影響で倒産。更にその社長が銚子電鉄から多額の金を横領して逮捕される事態になる。

2006年には経営悪化が限界に達し、車両整備の資金すら捻出できない事態に陥ってしまい、公式サイトを通じて「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」と異例の支援のお願いをするに至った。この資金調達のために考案・発売されたのが、後に同社の看板商品となるぬれ煎餅である。

本件は2ちゃんねるなどを通じて広がり、ぬれ煎餅には全国から注文が殺到。生産が追い付かないほど爆発的なヒットを記録した。こうして多くの支援を得て整備費用の捻出に成功し、鉄道事業を存続させた。


2011年に発生した東日本大震災以降の観光客の減少により、2013年2月頃、遂に自主再建を断念したと発表。年末には国・千葉県・銚子市からの公的資金注入を受ける事、運賃を値上げする事が発表され、当面の廃線の危機からは脱した。また、銚子電鉄線の駅名の愛称(ネーミングライツ)を募集し、広告宣伝を行っている。


2018年、ぬれ煎餅ブームが落ち着いたことから、新商品としてまずい棒を発売。言うまでもなくうまい棒パロディ商品である。

2021年9月には、突如として『アイドルマスターSideM』とのコラボ企画を発表するなど、話題に事欠かない。


経営は依然として厳しいものの、ぬれ煎餅の一件以降は「赤字私鉄の代表格」的な意味で有名になったため、それを逆手に取った自虐ネタによるグッズ展開を行っている。


車両

先述の経営難の時代には、非冷房の旧型電車の吹き溜まりと化していたが、さすがに老朽化や保安基準の関係から近年は車両の置き換えが行われている。

費用などの事情により、まず2010年に旧型電車置き換え用として伊予鉄道800系(旧京王帝都電鉄2010系)の譲渡を受け、改造を経て2000形として就役。つづいて、2016年営団地下鉄銀座線2000形だった1000形の置き換え用として伊予鉄道700系(旧京王5000系)の譲渡を受け、改造を経て3000形として就役。


鉄道ファンにとっては、現存する狭軌最小の電気機関車であるデキ3で有名。現在でも車籍を有しており自走可能であるが、主にブレーキが保安基準に構造上適合できないため検査を通しておらず、本線は走らない。


関連イラスト

鼓動銚子電鉄


関連タグ

銚子 ぬれ煎餅 まずい棒 桃太郎電鉄 鉄子の旅 鉄道むすめ 外川つくし アイドルマスターSideM

京王重機整備 1000形 2000形 3000形 デキ3

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