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幼稚園バスの編集履歴

2022-01-27 21:19:05 バージョン

幼稚園バス

ようちえんばす

幼稚園の園児の送り迎えに使うバス

スクールバスの一種。幼稚園の園児の登園・帰宅に使われるバスで、ベース車はマイクロバスが多い。

マイクロバスは一般に定員が30人未満であり、本邦においては法律上非常口の設置が不要とされているが、幼稚園バスに関しては小柄な園児が乗ることを前提に定員が多く取られているので、法律で設置が義務化されている。

他にも以下の点が法律で定められている。


我が国では園児をはじめ子供達が親しみやすいように、また「幼稚園バスらしさ」を出すことで他の運転者に対し穏やかに安全上の注意や配慮の気持ちを喚起する目的で可愛らしいデコレーションがされている車両も多い。

幼稚園によってはピカチュウアンパンマンなどの意匠を施したデザインのバスが使われている事も。クレヨンしんちゃんファンなら、猫の意匠が施されたあのバスを思い浮かべるだろう。


幼稚園バスジャックって何だ?

さて、フィクションにおいても幼稚園バスは様々なシチュエーションで登場するが、皆さんは何を想像するだろうか?


一昔前の特撮ものを見たことがある人(特に変身ヒーローブームだった1970年代に子供だった人)に「悪の組織のやっている事と言えば?」と聞くと「幼稚園バスのジャック」と答える人も少なくないのではなかろうか?


しかし、幼稚園バスジャックをやった組織は意外にも少なく、有名どころで言うと秘密戦隊ゴレンジャー黒十字軍ぐらい。この他、快傑ズバット特捜エクシードラフトなどでも描かれている。


幼稚園バスという車種に限らないのであれば、乗り物をジャックしたり、襲ったりすると言うパターンは往往にして見られる。バスなどの乗り物は逃げ場のない閉鎖空間であり、そこを狙って悪事に利用する奴らは現在に到るまで数多く存在しているのである。


悪の組織の大御所たるショッカー路線バスを怪人の実験場とした事があるが、幼稚園バスをジャックしたことは一度としてない。仮面ライダーシリーズでそれっぽい事をやったのはGOD機関が最初。


初代ライダー幼稚園バスジャック伝説の正体は実際に作中で起こった幼稚園バスジャックに加え、これらの乗り物襲撃事件、特撮パロディが合わさったものなのかもしれない(刑事ドラマなどにおいて犯人がバスをジャックする展開がある事も一因か)。


かの有名なクリント・イーストウッド主演の映画『ダーティハリー』の第1作でも、幼稚園バスでは無いが、スクールバスが犯罪者に乗っ取られる展開がある。


悪の組織としてのメリット

「悪の組織様とあろうものが幼稚園バスを襲うとかショボ過ぎだろww」と思う人もいるだろうが、結構理に適っている面も多いのである。

  • 子供達は怪人に抵抗する力を持っておらず、低リスクな人質としては最適。
  • 純粋な子供は誘拐して手駒として育成させるのに丁度いい。
  • 子供は将来性の高さなどから人質の中では優先的に救出される事が多い存在なので、身代金も要求できるし、世間からの注目も引きやすい。そして、ヒーローを誘き寄せる為の餌としても利用できる。
    • 秘密結社の癖に世間の注目引いてどうすんだと言うツッコミもあるが…お察しください。怪人や兵器をビジネスの一環として売り込みたいと言う組織に関してはメリットになるかもしれないが。
  • 閉鎖空間である為、よっぽどの事がない限り邪魔が入らない。
  • もし、ヒーローが事故で子供を死傷させようものなら、ヒーローの名誉や信頼(上手く行けば幼稚園やヒーローの支援組織の類も)を失墜させる事が出来る。ヒーローに過失が無くても濡れ衣を着せる事だって出来る訳である。

番組制作としてのメリット

  • 乗り物が登場するので、乗り物を持っているヒーローの活躍を描きやすい。
  • メイン視聴層の子供達の日常の象徴であるバスを登場させると、「恐怖」の感情を自己投影させやすく臨場感が生まれる。
  • 身動きの取りづらい車上や車内でのアクションシーンを描く事ができる。
  • 変身ブームの当時、過激派などによって民間人がターゲットにされるテロリズムが相次いでおり、リアル感がある。

しかし21世紀以降は、増加した厄介クレーマー、それに伴う自主規制強化といった懸念から、あまりシチュエーションとして採用されることはないようである。


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