概要
漫符の一種で、「目の焦点が合っていない状態」や、いわゆる「目を回している状態」を絵や記号的に表したもの。
「純粋に目を回している状態」というのは現実では「眼球が軽くゴロゴロしているだけ」で分かりにくいため、一目で分かるようにとこの表現が生まれた。
特に「コロコロコミック」掲載作品などギャグ漫画での使用や1990年代からのアニメから使用されており、特撮(鉄腕探偵ロボタックなど)にもぐるぐる目は使用されている。
pixiv内でよく見られるタイプはぐるぐる目が使用されていた当初1990年代からは、目の中(白目にぐるぐる目を描いたパターン)、忍玉乱太郎など他数作品があったが、使用はほとんどが目全体がぐるぐる目であることから、創作で描かれた絵師から伝染し、2022年代のアニメでも度々使用されている。
ちなみに、手書き塗りつぶしのような描き方がされている場合は「ぐるぐる目」ではなく「ベタ目の亜種」に分類される。
主に漫画などで、以下の場合に使用されることが多い。
主な具体的用法
アニポケではポケモンが戦闘不能(ひんし)になった際にぐるぐる目で表現されたり(混乱した時も含む)、パワプロでは空振りになった際にパワプロくんやサクセスキャラ(一部キャラを除く)またはパワター(ユーザーが作成したパワ体のアバターまたは近年のパワプロで実装されているプロ野球選手)がぐるぐる目で倒れることがある。
AAではよく「(@ @)」や「(◎ ◎)」で表現される。
種類
主な種類としては「渦巻き系タイプ」「渦目系タイプ」「同心円目系タイプ」があり、それらの中には常に目がグルグル状態のキャラクターも存在する。
そもそも定義自体が曖昧であるからか、pixiv内では特に棲み分けはされていないため、検索時には「ぐるぐる目」を使用する方が無難である。
- 渦巻きタイプ
昔から存在するスタンダードなタイプ。
円上で丸まった種類、角張った種類、太さと円の数を増やしたりしたものもある。
主に上記の「身体的な異常」に対して用いられ易い。
- 渦目タイプ
白目や瞳の中に描かれている渦のパターンは渦目と呼ばれている。
主に上記の「精神的な異常」に対して用いられ易い。
- 同心円目タイプ
近年増えてきた目の中に同心円が描かれているタイプ。
これは主に「単なるデザイン」として用いられ易い。
主な「ぐるぐる目」のキャラクター
こちらでは、「常にぐるぐる目の状態」または「常にぐるぐる目で表現されている」人物・キャラクター達について紹介している。
※キャラ名基準の五十音順で記載。
渦巻きタイプ
渦目タイプ
- オカルトマニア(第6世代)(ポケモン)
- キルケー(ラストオリジン)
- クィンティッルス(ヘタリア)
- ツインターボ(ウマ娘プリティーダービー)
- ハイパーネットゲーマーアルテラ(CHUNITHM)
- メイショウドトウ(ウマ娘プリティーダービー)
- リパー・ルー(クラッシュバンディクー)
- リュック(ファイナルファンタジー10)
同心円目タイプ
- 黒木智子(私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!)
- 枝垂ほたる(だがしかし)
- 氷麗/及川氷麗(ぬらりひょんの孫)
- にじよめちゃん(DLsite)
- 平野耕太が描くほとんどのキャラクター
- マキマ(チェンソーマン)
- ロージェノム(天元突破グレンラガン)
- 輪廻眼(NARUTO)※
※血継限界と呼ばれる遺伝性の異能力。発言者は虹彩が菫色となり幾重もの輪の文様が浮かぶ