タケミカヅチとは――
日本神話のタケミカヅチ
イザナギ命がホノカグツチを斬り殺した際、天尾羽張剣に付いたホノカグツチの血から生まれた武神とされる。
彼が最も活躍したのは、『国譲り』事業のときである。
天照大神がオオクニヌシ命に大八州(オオヤシマ=日本列島)を譲ってほしいと交渉するために遣いを出す、幾人もの使者がその事業に失敗し、状況は混迷を極めていた。
その最後の使者として派遣されたのがタケミカヅチであり、彼は切っ先を上にして突き立てた剣の上で胡坐を掻くというパフォーマンスでオオクニヌシの度肝を抜き、これが功を奏して国譲りの交渉を見事成功させている。
オオクニヌシの子息の中で、国譲りに最後まで抵抗した建御名方神(タケミナカタノカミ)とは取っ組み合いで決着を付け、負けを認めずに逃げ回るタケミナカタをトコトンまで追いまわして屈服させ、諏訪から出ないよう約束させている。
この取っ組み合いは相撲のルーツの一つとされている。
また布都御魂剣はタケミカヅチの化身ともされ、神武天皇が東征事業で危難に遭った際に布都御魂剣を神武天皇の下に遣わし、熊野の悪神を退けるのに助力したとされる。
そのほか、藤原氏の氏神ともされている。
武芸守護、諸芸上達、必勝祈願、五穀豊穣などの御利益があるとされる。
『女神転生』シリーズのタケミカヅチ
『ペルソナ4』のタケミカヅチ
真っ黒な鋼鉄のボディに骸骨の文様という、それまでの『女神転生』系とは一線を画すデザインが成されており、手に持った稲妻形の鈍器を武器に戦う。
ジオ系と物理攻撃スキルを中心に覚えるが、SPの伸びが悪いため燃費が悪いの欠点。
しかしLv70から怒涛の成長を見せる大器晩成型でもある。
コミュMAX時にはロクテンマオウへ転生する。
召喚時の掛け声は『来い!タケミカヅチ!』