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概要

茨城県は関東地方

県庁所在地は水戸市。隣接県は千葉県埼玉県栃木県福島県


読みは「いばら」が正しいのだが、県外の人には「いばら」と発音されてしまうことが多い。県民の中には「いばらぎって言うな!」と怒って注意してくる人もいるので、一応気をつけておくのが吉である。


ご当地の人が「え゛ばら゛ぎ」と訛っていても決して笑ってはいけない。

なお、大阪府茨木市に関してはお互い「うちがいばらで、向こうがいばら」と勘違いしている住民多数。両方とも「いばらき」が正しい。


読みは「いばらき」、漢字は「茨城」と覚えておこう。


主な自治体

県央


県北


鹿行


県南


県西


地理と交通

都道府県別総面積では全国24位だが、可住地面積は4位。隣接する千葉県と同様、平地が多く、農村地域を見ると「ここ北海道かな」と錯覚するレベルの広大でのどかな田園風景が広がっている。


国内第2位の面積をもつ霞ヶ浦が存在し、日本最大級の河川面積である利根川も流れている。さほど高くもないが筑波山万葉集の時代からよく知られた名山である他、筑波研究学園都市(つくば市)には日本のサイエンス界には欠かせない施設が集中している。反対側の石岡市柿岡地区には気象庁地磁気観測所がある。地学・物理学的に非常に重要な施設なのだが、観測に影響が出る(施設からの半径30km圏内)として茨城県内の大半の鉄道路線は直流電化による輸送力向上ができず、地域発展の大きな足枷となった。影響を受けていないのは東京に近い取手守谷市、ほぼ埼玉か栃木扱いの古河市、ほぼ千葉の神栖市鹿嶋市日立市以北の山間地帯ぐらいしかない。逆に県外だと栃木県の真岡市が地磁気観測所の影響をもろに受けてしまっている。茨城を通る鉄道は交流・直流の両方に対応している必要がある。

常磐線に於いて上野からの通勤電車取手止まりが多く、上野東京ラインも品川止まりかつ本数が少ないのはこのため。

大手私鉄の路線はないが、東京メトロ小田急電鉄の車両が常磐線経由で取手駅まで乗り入れている(ただし朝夕ラッシュ時のみで本数は少ない)。


全国で唯一「新幹線は通っているががない」県である。(最寄り駅は栃木県にある水戸線宇都宮線の小山駅)。当然交流電化のコストの関係で水戸方面に新たな新幹線網を新造することも出来ない。

つくばエクスプレス沿線と古河市以外どの場所も似たような交通インフラなことから地方都市が分散していて、挙げ句その自治体同士が非常に仲が悪い。特に水戸VS土浦VSつくばの三つ巴は長きに渡って繰り広げられていて鉄道網開発阻害にまで至っているのは有名な話。例えば、「つくばエクスプレスを土浦駅まで延長するのに賛成か?」というアンケートで土浦市民はほぼ全員賛成したのに対し、つくば市民の過半数が反対票を入れている。

悪く言えばどの自治体も中途半端に発展したため、他の北関東の栃木の宇都宮、群馬の高崎VS前橋ほど人口が集中して栄えた大都市がなく現在はいずれも衰退状態にある。


そのような争いを繰り返して各自治体同士も消耗しきっているのか、2019年開けに茨城の営業戦略部が酩酊状態だったとはいえ「水戸はダメだな。死ね!」と投稿してしまったことが問題になった。この発言は当然批判も多かったものの、土地柄を知っている地元民の一部からは同情の声も少なくない。


ただし県外に出るとなぜかこれが収まる。お互いアウェイで(あれ、この言い回し……)えっと、地元どこです?」「水戸」「ああ! 俺土浦!」「おお!」くらいのつながり。

この状況では意外と重症なのが千葉県への対抗心東京はもちろん埼玉県神奈川県には交通の要衝大商業地がある事もあってそれほどでもないのだが、千葉県に限っては房総山地の道路状況がよろしくなく、都心から離れた県北でも割りと道路事情のいい茨城県民からすると交通状況によっては恐怖すら感じる為、千葉県民に都会風を吹かされると「千葉の野郎ォ……」と燃え出す。他都県からするとそう思っているのは隣接している県南民だけで、その県南民もうすうすそうなんだろうなと思っていたりするが、実は他地域も割りと習志野ナンバーだ」「(霞ヶ浦or鹿島灘に)沈めろ」ぐらいの勢いで千葉県コンプレックスがあったりする。逆に県南民は、都心への経由地であるため千葉県内でも東葛地区には発露しないことが多い。成田国際空港へは東葛地区より茨城県南の方がアクセスが楽だったりする。


道路網は総延長が北海道に次ぐ全国第2位。マイカー所有率も高く「クルマがないと生活できない」地域が多い。裏返しに見ると「軽貨物1台あれば不自由はない」ということでもあるのだが(ロードサイド店が非常に多い。また個人商店は駐車場の有無が生死を分けるほど)。

過去に群馬発のあのヤマダ電機が地元発のケーズデンキ打倒を掲げ水戸駅前に大型店舗を出店したが、地元住民の「茨城で駅前の大型家電量販店は栄えない」という目論見通りろくな結果も出せず潰れた例を見ても茨城の車社会の強さは明白である(同駅にはビックカメラもあるがこちらはそれを踏まえてあえてフロアを二階層のみに絞っている)。


つくばエクスプレス開通後は都内から筑波方面への足がかりができた他、沿岸を走る鹿島臨海鉄道もローカルながら一部のマニアには大変有名である。


空港もあり2018年現在、定期便も格安航空会社をはじめとして国内線中心にかつてより増えた。県民からも開港前は「典型的な箱モノ・どうせ赤字垂れ流しだろ」と冷ややかに見られつつも、なんやかんや黒字経営だったが2017年度は赤字に転落。「東京にそこそこ近く、航空運賃も安いから」と中国からの観光客の利用が増えているとのこと(路線再編もあって外国人利用者全体は減少)。全体の利用者も徐々に増えてきてはいるが、開港当初の見込みには達していない。2023年からは台湾のタイガーエアによる桃園国際空港-茨城空港便が開始された。


放送局事情

東京の局は一通り受信できるが、関東6県どころか全国で唯一独立テレビ局がなく、県域民放ラジオ局茨城放送(IBS)が唯一。


東京キー局から入ってくるのは「東京向け・全国向け」の情報ばかりなため、他の都道府県の情報より県内の情報の方が入手に難儀するほどで、IBSやテレビ朝日の旬刊!いばらきが数少ない頼りとなる。一方で、茨城の情報を扱う番組が他局のローカル番組で散見されているので、完全にゼロという事ではないのは唯一の救い。


地元放送局に乏しいことが情報発信力の低さに繋がっているとの指摘も見られ、前出の県内情報の取得困難や他県への様々なアピール不足で顕在化している。


とはいえ、今更新規開局は電波の周波数割り当てやハード面での初期コスト、全国既存放送局の昨今の厳しい経営状況を見渡す限り厳しいと思われ、それもあって県公式ネット配信という形で開設された"いばキラTV"がどこまで存在感を示せるかが今後を左右すると言えよう。

2020年に社長に就任した茨城放送アナウンサー出身の阿部重典氏によれば、テレビ開局を完全に諦めているわけではないらしい。


NHKも県南民にとっては水戸放送局では役に立たず、また肝心の筑波中継所が民放の再送信を行っていない為、筑波山を境に南側ではスカイツリー局、北側では水戸中継所にアンテナを向けていることが多数。…………これ何のためにつくったの?

なお、水戸の中継局はテレビ東京の再送信を行っているため、ほぼ全域で視聴可能である。


ちなみにFMラジオNACK5bayfmの地上波が届きやすい南部で受信が多い。ちなみにどちらも現在は放送エリアは“関東広域”とされており電波の届かない県央以北でもRadikoは無料で聴取可能。


ついでに、前出の通り県ローカルの民放TV局が無いため、「県民だれもが共感し盛り上がるローカルCMネタ」がこれと言って無いのが県民的に寂しい点である。(茨城放送でよく流れるローカルCMはあるが、そもそもラジオを聴く習慣のある人は少数派。しかもその少数派はだいたい文化放送かNACK5)


なお、探偵!ナイトスクープテレビ朝日での途中打ち切り以降、茨城では独立局がない関係で視聴できなくなっているため、ウィキペディアなどを見て番組が続行されていることを知る人もいるとか、いないとか。


産業

鹿ユニ亜美真美まだまだこれから?

工業面では『HITACHI』として全世界に展開する日立製作所が発祥した地であり、鹿島臨海工業地域も重要なコンビナートである。この鹿島で産声を上げた鹿島アントラーズは、毎年のようにJ1の首位を争う強豪となった。

その他、水戸ホーリーホックや野球の茨城ゴールデンゴールズなどもあり、県内にはスポーツ施設がけっこう多い。


農業に関しては無節操でみかんの北限でありリンゴの南限、サツマイモの北限であるがジャガイモ緑茶も生産している。レンコン生産量日本一。首都圏で流通しているメロンピーマンも茨城産が多く、干し芋にいたっては国産の8割をまかなう。

ついでに絶滅危惧種であるリーゼントツッパリヤンキーも生産している。

海産物はアンコウが名物で、東日本最大の水揚げ量を誇っている。アンコウを逆さ吊りにして行う解体は茨城沿岸の貴重な伝統文化。ガルパンの「あんこうさんチーム」の名もこれが由来である。


しかし、やはり茨城といえば納豆だろう。『納豆県』と揶揄されるほど納豆には並々ならぬこだわりがある。2013年度は生産量、消費量ともに全国1位となったが、しかしこれはあまり手放しで喜べない


商業面では『ディスカウント界の無敵艦隊』ことジョイフル本田、また現在では全国区となったケーズデンキ(ギガスケーズデンキグループ)の発祥の地であるが、同時にどちらも今も本社を創業の地においている(ジョイフル本田:土浦市、株式会社ケーズホールディングス:水戸市)。店舗がとにかくデカい。


発祥地ではないが、北海道だとおなじみセイコーマートが大量出店している数少ない都道府県でも有名。関東地方だと言うまでもなく最も店舗数が多い(というか他に関東にあるのは埼玉県しかない)。ただし車社会らしくいずれも駅から離れた陸の孤島に店舗がある点は注意。


また東海村は日本初の商業用原子炉が置かれた地であり、現在は主に燃料加工施設が集まっている。日本原子力発電東海第二発電所は、現在東京電力管内に存在する唯一の原子力発電所である。



観光スポット

水戸市には『水戸黄門』でおなじみの光圀公に関する文化施設が多く、徳川博物館では実物の印籠を見ることもできる。

JR水戸駅にある黄門様、助さん、角さんの像は人気の高い撮影スポット。のうコメももくりで水戸市を知っているという人も多いだろう。

県北の常陸太田市は戦国武将の佐竹義重、筑波西方の坂東市は平将門ゆかりの地であり、こちらも歴史見学には良い。県南のつくばみらい市には樺太(サハリン)の探検家、間宮林蔵の記念館がある。


水戸市にある茨城県庁は、特撮ファンにはいつもの通路シェルターとしても有名。


下妻市には筑波サーキットがあり様々なレースゲームにも収録されている。

MAZDA MX-5 GT4

特にロードスターによるロードスター4時間耐久は有名。


また、頭文字D筑波パープルラインが舞台となってたこともあり、走り屋や頭文字D読者の間では聖地と化している。


シモンちゃん

元祖『公式が病気』なご当地キャラクターとなった下妻市のシモンちゃんは、いきなり現れて二次萌え業界を騒然とさせた。同市は下妻物語の舞台でもある。


だが、しかし…

pixivでの茨城といえば――



あんこうチーム&Ⅳ号D型F2仕様艦隊のアイドル

やはり、大洗大洗町)を外して語ることはできない。

首都圏有数の海水浴場も、今や色んな意味で聖地と化した。詳しくは該当の記事を参照して欲しい。

鹿島(非モテ)

もちろん、鹿島さんのことも忘れてはならない。

「鹿島」つながりだけでなく、中のヒトとの関係もあるのである。

他にも帝国海軍といえば現在陸自の土浦駐屯地となったパイロット養成所・予科練も有名。


主な観光スポット一覧

  • アクアワールド大洗水族館︰日本最大級の水族館。サメの飼育数は日本一。
  • 大洗磯前神社:「神磯の鳥居」の絶景が人気。ガルパンの聖地でもあるため「痛絵馬」が多数奉納されている。軽巡洋艦那珂の慰霊碑もあるので艦これ関連の痛絵馬もある。ここの階段をあんこうさんチームのⅳ号戦車などが下っていった。
  • 大洗マリンタワー:高さ60mの展望台、ガルパン喫茶も入っている。
  • 小木津山自然公園:64haの広大な市民の憩いの場。
  • 奥日立きららの里:全長1188mの日本一長い滑り台がある。
  • 牛久大仏:全高120mでブロンズ立像としては世界最大。
  • 偕楽園:後楽園(岡山県岡山市)や兼六園(石川県金沢市)と並んで日本三名園の一つに数えられている日本庭園。3000本植えられている梅が有名。
  • 水戸芸術館:美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の複合文化施設
  • 水戸植物公園:同じ水戸市にある偕楽園が和の庭園であるのに対して、こちらは洋の庭園という位置づけの公園。
  • 鹿島神宮:千葉県香取市の香取神宮、茨城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社。また、宮中の四方拝で遥拝される。
  • 霞ヶ浦:日本の湖沼では琵琶湖についで二番目に大きい。バス釣りやサイクリングが有名。
  • 国営ひたち海浜公園:ネモフィラやコキアが有名な国営公園。広さはディズニーランドの7倍。
  • 筑波サーキット:様々なレースゲームにも収録されている。ロードスター4時間耐久が有名。
  • 筑波山:標高877 mで日本百名山の1つ。万葉集では筑波山関連の歌が多く詠まれている。全域が水郷筑波国定公園に指定されている。
  • 日立市かみね公園:市営の動物園。園内からは太平洋を一望できる。
  • 日立シビックセンター:プラネタリウムや展望台がある複合施設。
  • 袋田の滝:華厳滝、那智滝とともに日本三大名瀑の一つ。1990年の日本の滝百選の人気投票では1位を取った。

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茨城

水戸 日立 つくば

霞ヶ浦 利根川 偕楽園

納豆 水戸黄門 シモンちゃん つくばエクスプレス

鹿島アントラーズ 水戸ホーリーホック 茨城ゴールデンゴールズ

筑波サーキット 偕楽園 アクアワールド大洗水族館 国営ひたち海浜公園 牛久大仏


足立区住民の気質がプチ茨城。JR駅が綾瀬駅北千住駅しかないことが拍車をかけている。さらに言うと、茨城県民(特に県南民)が「あ、都内に入った」と思う最初の場所が北千住駅(実際には葛飾区なのだが、常磐快速線亀有駅金町駅にはホームすらなく、この北側の次駅が千葉県松戸市になるため)。がなんかダサい(でもダサくないと「それっぽくない」としょんぼり)ところとか。ちなみに東武鉄道と関東鉄道は資本関係がある(関鉄の筆頭株主は京成電鉄だが)。関東5放射の地域間対立では町田市の代わりに田舎枠に放り込まれること多し。


茨木市大阪府)大阪の北部にある茨城とは異口同音の「いばらきし」。関西でいばらきと言うとこちらを指すことが多い。


茨城ってどこにあるんですか?:真枝アキによるご当地4コマ漫画。

茨城ごじゃっぺカルテット:茨城各地を紹介していくご当時漫画。関東鉄道とのコラボも行っている。

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