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ヒメノ・ランの編集履歴

2023-11-12 23:33:50 バージョン

ヒメノ・ラン

ひめのらん

ヒメノ・ラン (HYMENO RAN)とは、特撮番組『王様戦隊キングオージャー』の登場人物の1人で、カマキリオージャーに変身する。

「我が名はイシャバーナの女王、ヒメノ・ラン!只我がままに、我が道を征く!」

「散る事を知らぬ花!その気高きを知るが良い!!」


演:村上愛花アンダーソン・メロディー(幼少期)


概要

美と医療の国「イシャバーナ」の女王カマキリオージャーに変身する。


唯一オージャカリバーを持ち歩かず、セバスチャンに運ばせている。


人物像

美しいモノ、可愛いモノに目が無い超ワガママな女王。自分の我儘を突き通す為なら手段を選ばない、正にチキューに蘇ったマリー・アントワネットとの事。

大事な五国同盟でさえ、時間厳守を「嫌(や)」と拒否して自身のおめかしを優先する程だが、決してヒステリックでは無く、落ち着いた屈託の無い笑顔でワガママを貫く等、女王としての気品を忘れないのが特徴。


一方でそのワガママさは「人命を救う」事にも向けられており、躊躇無く患者を診る熱意ある医師としての一面も持ち、第1話でも怪我をして倒れたコガネと動揺から動けないでいたギラを庇い、彼女はまだ助かるから早く逃げる様に促す等、自ら死地で戦う最中でも助けられる命があればソレを全力で守ろうとし、自国の民1人の為に自らが汚泥を被る事も厭わない。この信念は15年前に「神の怒り」と呼ばれる災厄が起きた際にイシャバーナが襲撃され、何者かに両親が毒で殺害された過去があったからこその裏返しとも言える。

またヤンマからラクレスゴッドカブトを洗脳して強制的に従わせていると聞いた際には露骨に不機嫌になるなど、我がままだけに心を持つ者の意思を奪うような真似は嫌悪している。

自分の道を恥じる事無く、真っ直ぐに歩く優しさと正義感を持ち合わせた美しきドクタークイーン。


その一方で大胆な行動もあり、「美しくない」理由でボロボロになった家をダイナマイトで爆破したり(但し、住民に対しては後にもっと良い家を手配している)、たまたま発見したガーディアンスネイルを呼び寄せキングオージャーの右腕にスネイルガトリングとして装備するや高笑いしながら乱射する破天荒な一面も。


容姿

ブロンドの髪を縦ロールにしており、頭頂部は盛り髪ティアラを付けている。ヘアースタイルは時折変えており、第6話では茶髪に近い色合いに変わっている(公式曰くヒメノの服装や髪型は回によって変わるとのこと)。


華やかなデザインの黄色い肩出しのワンピースドレスレースの手袋、銀のサンダル等、服装も女王(或いはプリンセス)らしい。脚はラメ加工が施された肌色のタイツを履いており、生足ではない。


戦闘時は服装が若干変化し、パフスリーブのドレス、肘くらいまでの長さがある手袋を着用。


Dr.ヒメノ

医者としての治療行為を行う際は上述のドレス姿から一変し、黄色を基調にした執刀医然としたの姿となる。


その可憐さと微笑みから、ヤンマは当初「ヒメノちゃん」と呼ぶ程にデレていた(ただし前述のダイナマイト爆破を目にしてからは普通に接する様になった)。


  • 2年後

第二部では身体的変化こそ少ないものの、ドレスのデザインが一新され、スカートの横に腰布のような装飾が施された衣装を着用している。第33話では私服として首元に黄色いスカーフを巻いたギャルっぽい恰好になっている。


活躍

五国同盟のためにセバスチャンを伴ってシュゴッダムへ向かうも、ヤンマが拒否したために同盟自体は成立せず。

その後はバグナラク侵攻に対してカマキリオージャーに変身し、キングズウエポンも駆使した二刀流で奮戦。

この時負傷したコガネと共にいたギラに会っており、彼を庇った後、コガネを見て「まだ息がある……この子は任せて、アナタも早く逃げなさい!」と促している(無数のサナギムと斬り合う中で、診察を一切せず瞬時に判断しており、彼女の医者としての優れた才が垣間見えるシーンでもある)。

ギラがクワガタオージャーとして覚醒しキングオージャーを呼び出す際には、合体の為に飛び立つゴッドカマキリ達を見て「何処へ行くの!?」と思わず呼びかけていた。


出番は無かったがコガネの命を助けた事が明示された他、ラストにてキングオージャーから合体解除したゴッドカマキリがイシャバーナに直帰せず、行き掛けの駄賃とばかりにギラとヤンマをギュッと抱えて飛び去っており、彼女の意思による可能性がある(しっかり聞くと彼女の声が聞こえる)。


初のメイン回。

イシャバーナに連れ帰ったギラに手錠をかけ、「ゴッドクワガタを渡せば解放してあげる」と要求。

セバスチャンに「何か交換条件を与えては」と提案されても「嫌。この国の全部が私のお気に入りだもの」と拒否する。

外出時は通路が泥でちょっと汚れたのを見ただけで卒倒しかけ「私にこの汚れた道を歩けと?」と口走ったり、一晩で造らせた花畑が良く見えないからと民家を爆破する等の超絶ワガママぶりを発揮(これには最初露骨に鼻の下を伸ばしていたヤンマも「うっわ、やっぱねぇわ…」と呆れ果て、ギラもまた唖然としていた)。


外出の帰途、仕立て屋のカーレに絡まれる。

「娘のエッダは、お前の手術を受けても歩けないままだ」と罵倒する彼に立腹する事も無く、特別援助金を与えた。

去り際にエッダに「アナタはソレで良いの?」と意味ありげな言葉を掛けて……


このワガママぶりにギラからは「無理難題を強いる王に民が付いて行くモノか」本来は25歳のセバスチャンに老人の特殊メイクをさせて改名させる事を聞いたヤンマからは「何であんな超絶ワガママ女が王様やれてんだか…」と評されていた。


そんな中バグナラク襲来の報を受け街に急行。

逃げ遅れたエッダがフンジームの攻撃の巻き添えを喰らいそうになったのを見て、身を挺して彼女を庇う。

ドレスが汚泥塗れになったが、「こんなの新しく作れば良い、でもアナタは、そうはいかないでしょ?」と意に介せずエッダの無事を優先した上で、走って逃げる様促す。

実はエッダの足は本当に完治していたのだが、仕事の無い父の為に特別援助金目当てでワザと歩けないフリをしていたのを、ヒメノは見抜いていたのだ。

「ワガママになれば良いじゃない。あなたの望みは、誰でもない、アナタにしか叶えられない!夢も、未来も、ワガママから始まるの!そして世界を、アナタの思うままにしてやりなさい」とエッダを諭した上で、上記の台詞を名乗った後に王鎧武装(この際名乗りと同時に陽が登り、影が晴れ、周辺の花が咲き誇り、ゴッドカマキリも赴く…とかなりかっこいいシーンになっていた)。


草花を踏み潰しながら襲って来るサナギムを、対照的に花一輪踏む事無く、華麗な動きで翻弄した後、「ゴッドクワガタを頂戴!この国の全部が私のお気に入りなの。誰も死なせない!」と宣言し、そのワガママぶりが気に入ったクワガタオージャーと共闘して巨大戦に突入。

ガーディアンスネイルを呼び寄せて「オッホッホッホッホッ!」某教官殺しの様な高笑いを上げながら大乱射を浴びせ、フンジームが転がしてきた巨大瓦礫球を薔薇の彫刻に変える器用ぶりを見せ付けた上で撃破した。

キングオージャーVSドンブラザーズ

悪夢の共演※イメージです


戦いが終わった後、真相を知ったカーレを責めもせず、新しいドレスを仕立てさせる形で仕事を与えた。

爆破した家も、古びていたので新しい家に建て替えてあげる約束をしていたと知って、ギラとヤンマはヒメノの真の姿を理解した。

ギラは第1話でヒメノの「民を想う姿」を既に見せられていた事を思い出し、「ヒメノのワガママに救われる者も居る」イシャバーナの王と民の在り方を理解し、ヤンマと同じく「仲間になれ」と命令したが、当の本人は今回の戦いの怪我人を全員1人で治療する事を優先。

しかしそこへゴッドカブトに乗ったカグラギが襲撃。

3人はゴッドクワガタに乗せられて、一緒に逃走する羽目になってしまった。


ゴッドカブトの迎撃を受けトウフに墜落。(いつの間にか来ていた)セバスチャンの迎えによりヤンマと共にはぐれてしまったギラを探すべくタキタテ城へ向かう。その際ヤンマに対してゴッドカブトと三大守護神の事を聞き、私のものにすると我儘を言っていた。ただし、ゴッドカブトの制御の話を聞いた途端興味が無くなったかのように大人しくなった。


  • 第28話

胡乱のゴーマの術でカグラギと精神を入れ換えられ、一時的に彼の肉体でトウフに移住しなければならなくなるが、トウフの食材を一度イシャバーナに送ろうと計画していた。働きすぎで熱中症を起こしたトウフ国民達に持ち前の医療とトウフに自生していた薬草で治療を行い、カグラギの側近のクロダらトウフ国民に感謝の意を伝えられ心境に変化を起こしていた。


地球衣装💛💜

ダグデドによって『キョウリュウジャー』の世界に送り込まれた際には、シュゴッドのいない世界のために変身能力を一時的に失うが、偶然洞窟で石碑調査に赴いていたイアン・ヨークランドらと共にデーボス軍と激突する。この時は生身で戦闘を行っており、さながらバレリーナかのような華麗な動きで敵を撃破していった。


兜武神デーボスの来襲から撤退後には避難所にいた人間らに自慢のピアノの演奏を披露させ、2年間もの間デーボス軍に苦しめられ歌を楽しむ心をなくしていた人々を再び動かした。その後、デーボスをかつて倒した「地球のメロディ」を呼び起こすために「美しいものは決して滅びない」と「VAMOLA! キョウリュウジャー(『キョウリュウジャー』のオープニング)」を演奏し、キョウリュウジャーたちのブレイブを復活させ変身能力を取り戻す大役を果たした。


第35話

前話にてイシャバーナをカメジムに乗っ取られてしまうが、意外にもあっさりと奪還した。

ンコソパ奪還戦には「後処理が大変だから」と不参加(因みにリタも不参加だったがこっちは囚人の再投獄のため)となったが、何故かセバスチャンの姿が見えない上に、小指を立てる仕草をしており…

実際はカメジムが化けた偽ヒメノであり本物はイシャバーナ地下にある牢屋に他の民や部下達と一緒にオージャカリバーを奪われた上で閉じ込められていたが自分が受けたカメジムの毒を触媒に解毒剤を作り住民達を回復させた後助けに来たクレオの手で脱獄。玉座にたどり着くと本来の姿になり逆転の機会を狙っていたセバスチャンの手によりオージャカリバーを取り返しサナギム達をギラ達に任せイシャバーナをいいように弄んだカメジムに斬りかかりイシャバーナを取り戻すことに成功した。戦いが終わった後はギラとキリンのマスコット共に子供達にキリンのぬいぐるみを配り、トウフ奪還に動き出す。

余談

  • 名前の由来はハナカマキリの別名であるランハナカマキリから。
    • 「ヒメノ」と言う名もおそらくはハナカマキリ属の属名Hymenopus(英語読みの仮名転写ならばヒメノパス。本来はラテン語読みのヒュメノープスが適切である)か、日本唯一のハナカマキリ科のカマキリであるヒメカマキリからと思われる。


  • メンバーの中で唯一日本人っぽい名前であるため勘違いされやすいが、「ヒメノ」が名前で「ラン」が苗字である。

  • 撮影時のブロンドヘアーは(当然ながら)ウィッグであり、演者の村上女史は茶髪。

  • 衣装のデザイン原案は名古屋モード学園に通う塩尻市出身の吉村萌々香氏による(リンク先参照)。アクセサリー類はオーダーメイド・ティアラデザイナーのTARO KAMITANIが担当。

  • 第21話のギラと四大国の王との決闘において、ヒメノはピアノでギラと対決しているが、そのピアノの演奏は村上女史による吹き替え無しの生演奏。元々特技としてピアノを挙げていたため、制作陣がそのまま採用したと思われる。

  • 役だけに留まらず、演者自身も才媛であり、理系の難関大学としても知られる東京理科大学を2023年3月に卒業している。
    • また、芸能界デビュー前の高校時代に全国高等学校クイズ選手権に出場歴があり、2017年大会では福島県代表として全国大会に出場した経歴を持つらしく、今後はクイズ番組で頻繁に見る機会が増えるかもしれない。

検索の際の注意

平仮名で「ひめのらん」と検索すると同音のAV女優が混じってヒットするので注意。片仮名で検索すると検索避けが可能。


関連イラスト

ヒメノ・ラン3/15

明日はヒメノちゃん回!◾️ヒメノ・ラン◾️


関連タグ

王様戦隊キングオージャー 医者


我儘の極意:ランの生き様から連想する人も。変身者も似たような台詞を言っている。


巽マツリ/ゴーピンク大治小夜/キラメイピンク:医療従事者である戦隊ヒロインの先輩だが、どちらも ピンクである。


メイ/プテラレンジャーアイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク:王族の戦隊ヒロイン。彼女達は(王女)かつピンク。


宇崎ラン/ゲキイエロー:戦隊イエローであり、同じランの名前の先輩。


鮎川蘭/ビーファイターテントウ:ランの名を持つ昆虫戦士繋がり。


マリー・アントワネット:キャラのモデルになっている歴史上の人物。


戦隊イエロー

鬼頭はるかヒメノ・ラン

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