本来の意味
本来は新兵等が銃器を扱う際、その射撃のみに集中してしまう状態を指す。
戦闘における極度の緊張に銃声や反動が加わる事で冷静な判断力を失い、最初の目標に対して執拗に射撃を続ける、弾を撃ち尽くした後もひたすら引き金を引き続けている等の状態になってしまう。
これになると、上官の指示を聞けなくなったり、味方と連携ができなくなったりと不都合が多いので、早い段階で訓練により矯正を行う。
また、アサルトライフルに三点バースト機能があるのは、これ対策とも言われている(フルオートだと直ぐに撃ち尽くしてしまうため。また弾が途切れる事で冷静さを取り戻せるため)。
実際の軍隊に限らず、サバゲーやFPSなどでも初心者がなりやすい。
一般的な意味
何かにつけてすぐに銃器で解決しようとする短絡的な思考の人物や、火器を手にすると急に攻撃的な性格になる人物、銃で必要以上の攻撃を加える人物などのことも指す。“とにかく連射の利く銃器でそこら中に弾をばら撒きたがる”といった銃撃狂も、こちらに分類される。
要は文字通り「撃つのが楽しい(ハッピー)」キャラを指す言葉。原義の方は「放心状態で撃ちまくっている」事に対する揶揄なので本人は楽しんでいる余裕なんてない。
なお、このテの人物の中には「乱射はするが、ちゃんと敵や目標に命中させている」者もいるが、大抵の場合は何発撃とうが敵や目標にはかすりもせず、戦力的に糞の役にも立たないばかりか、逆に味方に命中したり、無関係なもの(重要物や高価な物のことが多い)を巻き添えで破壊してしまう事が多い(その方がギャグとして面白いし)。そのため本人にその意図は無くとも獅子身中の虫になっているケースも少なくない(制圧射撃にはなってるのかもしれないが、明らかに邪魔になっている要素の方が大きい)。
また、同時に偏狭なガンマニアで、やたらと癖のある銃(旧式の銃や威力過多の大口径銃、珍銃、ロマン銃など)を好んで使いたがる人物もいるが、拘りは一切無く「撃てりゃなんでもいい」といういい加減な者も多い。
ちなみに銃火器に対して重篤なまでの愛情を抱く人物の場合、ガンデレと評される場合がある。
該当キャラクター
トリガーハーピー(トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ)※英語圏での呼び名がまさに「トリガーハッピー」。
ゴンゾ(マペット放送局)大砲で演奏するという企画での中盤以降の状態がまさにトリガーハッピー。しかも弾が撮影スタッフに当たっている(その割には結構好評だった模様)。
リサ(PSO2)(ファンタシースターオンライン2)厳密には撃たれた標的が踊るようにダメージを受けていく様に喜びを覚えるのであり、偶々それに適したのが銃(アサルトライフル)だっただけ。なので一撃必殺は嫌い。
フォルテ・シュトーレン(ギャラクシーエンジェル)※光線銃が普通にある世界だが火薬銃に拘っている。また、彼女が操縦する「紋章機(宇宙戦闘機)」も「ハッピートリガー」という名前。
高町なのは、レイジングハート(魔法少女リリカルなのはシリーズ)※二次創作ネタ(さらに言うと銃ではない)
ホウセンカ(花騎士)(フラワーナイトガール)※トリガーハッピーを自覚しつつ己を制御しているレアケース。
西崎芽依(ハイスクール・フリート)とにかく魚雷が撃ちたい娘。
リズベット・クラウン(戦翼のシグルドリーヴァ)戦闘機を操縦する際、ヒャッハー!状態で砲弾を乱射する。
リュウタロス(仮面ライダー電王)踊るように乱射する様は回によってはまさしくトリガーハッピー。しかししっかり敵に命中させてはいる。
ヨモギ(モンスターハンター)(モンスターハンターライズ)言語を英語に設定すると彼女のボイスのテンションの変わりようが際立つ。公式にもネタにされた。
ゾンビーナ(モンスター娘のいる日常)※両手に違う銃を持ちヒャッハー!と言いながら満面の笑顔で乱射したこともある。
ヒメノ・ラン(王様戦隊キングオージャー) 巨大戦にてガトリングガン型の武器を乱射して敵巨大怪人を圧倒した。
プロンプト・アージェンタム(ファイナルファンタジー15)彼の仲間コマンドの一つ。ターゲット1体に向かって銃を乱射する。プロンプト操作中にも同じような技が使えるが、その時は「プライズ・ハント」という技名となる。