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エル(プリキュア)の編集履歴

2024-01-19 00:33:52 バージョン

エル(プリキュア)

える

アニメ『ひろがるスカイ!プリキュア』の登場人物。キュアマジェスティに変身する。

CV古賀葵


概要

スカイランドの王女。誕生日は3月12日。

EDクレジットや公式グッズでの表記は『プリンセス・エル』。

公式サイトでは「エルちゃん」の名義で紹介されている。


口癖は「えるぅ~」。

赤ちゃんなので当初はほとんど喋れなかったが、「ぷいきゅあ~!」の叫びと共にプリキュア変身アイテム・スカイトーンを生み出す力を持っている。


またテレキネシスも使用可能で、小学校高学年の子供一人を持ち上げる力を持つ。

いかなる力か、ある戦いのからくりを見抜いてプリキュア達を止めた事もあった。


他にも、彼女のゆりかごは浮遊して簡易的な乗り物となる事が可能であり、エルの意志で動いているような描写がある。

プニバード族1羽程度なら同乗させる事も可能だが、速度は相応に落ちてしまう。

ちなみにこのゆりかごが浮遊する様はソラシド市民にちゃっかり目撃されていた事が第39話で判明している。


基本的には守られる立場だが、プリキュア達の活躍に影響されたのか第9話からは危険を顧みずに何度もツバサを助ける等、窮地に陥った仲間を自ら助けに行こうとする積極性も見せるようになる。

特にツバサを助けた際は、何度も彼から一人で逃げるよう言われても諦めずに2人で逃げようとしていた。


第8話から少しずつ立てるようになり、第13話以降は立って歩けるようになる。


第7話あたりから「える〜」を組み合わせて少しずつ単語らしきものを話すようになり、第15話である事件が発生した際には、舌足らずながらも初めてソラの名を叫び(「プリキュア」以外では初めての名前呼び)、気絶していたソラの意識を取り戻させた。

続く第16話では他の3人の名前も(変身前後両方とも)呼べるようになり、先の戦いで意気消沈していた一同を立ち直らせるきっかけを作った(何気に本作の主要キャラでは変身前で唯一の呼び捨て)。

その後次第にカタコトながら話せるようになっていく。

ミックスパレットを生み出した際も自らその名を口にしている。


また、明確に好き嫌いを訴える等、ある程度自己主張するようにもなった。

特に洋服や靴、おしゃれに関してはかなりこだわりが強く、何軒もお店を探してもお気に召したものが見つからないのはよくあることである。

ちなみに、紫やピンク色で可愛らしいデザインのものが好みのようではある。


意外と虫は平気なようで、第34話で蛾(恐らくヤママユガ)を見てチョウと言ったり、「バッタ、バッタ!」とバッタを見つけて逃がしたこともある。


容姿

ウェーブがかかった薄紫の髪をツーサイドアップにしており頭部左側に翼を模した髪飾りを付けている。後頭部のウェーブ中央はハート型。

瞳の色は青緑でピンクの星が入っている。

服装はピンクのワンピース服で足に紫の靴下を履いている。

外では第13話でファーストシューズとしてソラ達が購入した白とピンクのリボン付きの靴を履く。

冬の時期は白いボアと水色のリボンが付いた薄い青紫のベビーコートを着る。


エルを取り巻く状況

アンダーグ帝国はエルを誘拐しようとしており、手下であるカバトン第1話でエルを親元から拐った。しかし、通りすがりのヒーローガールソラ・ハレワタールに邪魔されそうになったため、カバトンは咄嗟に空間を切り裂いて次元の狭間へと逃げ込む。ソラはそれを追って次元の狭間へ飛び込みエルを奪還するも、元の世界への出口がわからないまま次元回廊を漂うことになり、最終的にエルとソラは地球のソラシド市へと放り出された。


本作の序盤時点でのストーリー上の目的は、「エルを親元に返すためにスカイランドへ帰還する方法を探す」というものとなっている。

第12話でカバトンとの決着が付き、第13話でスカイランドに帰還する目処が立つ。

第14話にてエルはようやく両親と再会することができたが、幸せな時間は長くは続かなかった。


第15話ではスカイランドで大事件が起こり、ソラ達はエルを守り、国王と王妃にかけられた呪いを解くために再びソラシド市に赴くのだった。


運命の子

第24話で呪いを解く秘薬がようやく完成し、国王夫妻が回復。それは同時にエルがソラシド市に滞在する理由が無くなる事も意味していたが、国王夫妻は彼女に関する真実をソラ達に語る。

エルは国王夫妻の実の子ではなく、1年ほど前に一番星から託された『運命の子だったのだ(実際、髪の色は国王夫妻のどちらとも異なる)。真相を知った一同は帝国の脅威からエルを護る事を誓い、国王夫妻はソラ達にエルを託した。


第25話でソラシド自然公園に来た際は、カピバラがおやつをねだっていることを感じ取り、ゾウキリンシマウマ等の草食動物を自分達の元に柵の前まで呼んだり、ライオンの昼寝を邪魔してしまった事をソラ達に教えたりと、動物達と会話的なコミュニケーションができるようになっていたことが判明した。とはいえ、マスコットキャラソラシドサウルスを見たときは、あまりの迫力に怯えを感じていた。恐らくは恐竜はこわいのであろう。

ウサギモルモットのふれあいコーナーでは、エルはウサギ(白)とすっかり打ち解け、ミノトンの襲撃によって戦いの場に迷い出てしまった時には、ソラが自分にしてくれたように「おうち、かえろう」と諭して助けようとまでしていた。

また戦闘後、ウサギを怖がる女の子に餌の葉っぱを一枚渡し、ウサギと仲良くなれるようにしてあげている(ちなみに餌をもらったのは茶色の方)。この時は、エルちゃんは餌の器も持てるようになる。

運命の子ゆえこれからいろいろな力を得ることに頭を抱えていたソラ・ましろ・ツバサの3人だが、ソラの助けやましろの書いた絵本の影響ですくすくと成長していっている事がわかり、一同は安堵したのであった。


守られるだけのプリンセスから共に戦うプリキュアへ

国王夫妻が回復した頃から、エルはプリキュア達の真似をするなど、プリキュアそのものへの憧れを抱いている様子を見せ始める。

第31話前半では、写真館でプリキュア達のコスプレ(?)をしてすっかり上機嫌になっていた(ちなみにプリキュアで誰か好きか問われた時は、悩んだ末「みんな大好き」と答えていた)。

ひろプリ31話

そして同話後半。

突如現れた新幹部スキアヘッドにより、エルはカイゼリン・アンダーグの下へ連れ去られ、プリキュア達が絶体絶命のピンチに陥る様を見せつけられる。

それでもあきらめずに立ち上がるプリキュア達の姿を見たエルが、両手を握って祈りを捧げると、その全身が光り始めた

その時何が起きたのかはカイゼリンしか知る由もないが、直後祈りに答えるように新たなプリキュア・キュアマジェスティが現れてスキアヘッドを退け、プリキュア達のピンチを救った

キュアマジェスティ!

戦闘後、エルは何事もなかったかのようにソラ達の下へ戻ってきた。そして続く第32話にて、彼女は嬉しそうに告白する。

「えるだよ!える、きゅあまじぇすてぃなの!!」

ひろプリ32話

なんと、キュアマジェスティはエルが変身した姿だったのだ(つまり、カイゼリンの下から自力で戻ってきた事になる)。

4人は驚くも「運命の子だからおかしくない」と彼女の言葉を信じたが、エル自身はあの時に気づくといつの間にかプリキュアになっていたようで、どうやって変身できたのか自分でもわかっていなかった。おかげで、もう一度変身しようとしてもなかなか上手くいかない。スプーンを掲げて変身しようとしたり、あげはが変身ポーズを変えようと提案した際のイメージシーンで、これまたどこかで見た事がある変身ポーズをしたりと、あれこれ試行錯誤で四苦八苦。

大変身!可愛いポーズはどれでしょう

やはり一番の問題は、変身のキーアイテムミラージュペンが手元に無い事であったが、こればかりはどうしようもなく、あげはは「エルちゃんにはエルちゃんだけのミラージュペンがあるはずだよ。それはエルちゃんにしか見つけられないものなんだ。でもきっとエルちゃんなら見つけられる」と、焦らないよう励ました。


一方、エルが危険な存在と判断したアンダーグ帝国は、もはや誘拐にはこだわらず、抹殺しても構わぬと方針を変更。スキアヘッドによってアンダーグ・エナジーを注ぎ込まれ、武人の心を失い凶悪な怪物と化したミノトンを街で暴れさせ、誘き寄せたプリキュア諸共エルを始末しようとした。


洗脳ミノトンの強大なパワーに圧倒されても「エルちゃんはわたし達が絶対に守る!」と必死で抗戦するプリキュア達。だがとどめの一撃を放とうとしたミノトンの前にエルが飛び出した。


「だめ~!みんなだいじ!だいすき!えるも…まもる!!」


今までソラ・ましろ・ツバサ・あげはが守ってきたと同じように、今度は自分が4人を守りたいという強い思いが溢れた時、ミラージュペンスカイトーンが出現。あげはが言った通り、エルは自らの力でミラージュペンを生み出す事ができたのだ。そしてエルの姿は少女に、さらにキュアマジェスティへと変身を遂げる。


「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

キュアマジェスティ


みんなに感謝を述べたマジェスティは、ミノトンを軽々と翻弄、最後はスカイとプリズムが浄化し勝利。しかし戦いが終わった後はマジェスティ自身も力尽きて変身が解けてしまい、元の赤ん坊の姿に戻ってすやすやと寝入った。

頼もしい新戦力の誕生を喜びつつ、「心配は心配だけど、これからはわたし達の目の届くところで一緒に戦った方がいい」とあげはが提案し、ソラとツバサは同意したが、ましろだけは浮かぬ顔だった…


続く第33話。

スカイランドではキュアマジェスティの覚醒に呼応するように、とある辺境の湖底から謎の遺跡が出現。そこには、運命の子だけが手にできる「世界を救う究極の力」が眠っていた。

一同はエルを連れてスカイランドへ。国王夫妻とのしばしの再会の後、エルは一同と共に遺跡の中へと踏み込む。「エルを危険に晒したくない」というましろの迷いを抱えたまま。

エルだけが開ける仕掛けを突破し、最深部にたどり着いた一同は、ついに究極の力・マジェスティクルニクルンを見つけるが、なぜか固く閉ざされており開かない。使うためには、5人の心をひとつにする必要があったのだ。


そこへ襲い掛かってくるミノトン。エルも含めて全員がプリキュアに変身して応戦するが、アンダーグ・エナジーをドーピングのごとく飲んでパワーアップを遂げたミノトンの前にマジェスティすらも力負けしダメージを負い、追い詰められてしまう。

マジェスティはマジェスティクルニクルンの力を使おうと一同に呼びかけるが、なぜか5人そろっても使えない。

「わたしたちの心はひとつのはず」と信じてやまなかったマジェスティは愕然としたが、そこで謝ったのはプリズム。彼女の「エルを危険に晒したくない」「戦いに巻き込みたくない」という気持ちがあまりにも強過ぎたが故に、触れることはおろか、力を開放させることさえもできなかったのであった。

そんなプリズムに、マジェスティはいつか彼女が言った言葉を投げかける。


ひろがるスカイ!プリキュア 第33話

「ましろ。『あなたが心配だよ。助けたいよ』気持ちは同じ。それって一緒に戦う理由にならないかな?」


この言葉でプリズムの迷いが吹っ切れ、遂にマジェスティクルニクルンの力が解放された。

5人揃っての合体技・プリキュア・マジェスティックハレーションでミノトンを浄化する事に成功。

全てが無事に解決し、本当の意味でプリキュアの仲間入りを果たしたマジェスティは、プリズムと仲睦まじく身を寄せ合って(しかもプリズムに頬擦りまでして)言葉を交わすのだった。


マジェスティとプリズム✨

「フフフ…プリズム、大好きよ」

プリズム「わたしもだよ、マジェスティ」


第36話では、自ら変身の音頭を取るようにもなり、続く第37話ではブランコを見つけた際、後にしようとやんわり注意しようとしたツバサを逆に「あそぶのあと!がまん!」と注意するという、しっかりものに成長した様を見せた。

第39話では変身した状態でもらったお菓子が赤ちゃん用である事に不服そうな反応をするという、成長した故に背伸びしたがる様子を見せ始める。

マジェスティな憂鬱!


そして第40話では、テレビ番組『生旅ヤッホー!』にて結婚式が特集されていたのを見て「ツバサと結婚する!」と言い出してしまい、ましろは「結婚式ごっこ」を提案、早速準備に取り掛かる。

ひろプリ2

その後、エルとツバサの結婚式ごっこが執り行われたが、エルは終わった後もツバサの手を離そうとしなかった。

翌朝、ツバサを起こそうとするも、なかなか起きない。そこでエルはツバサの本を持ち出してしまう。本を返して欲しいツバサに追いかけられるエルはツバサに「嫌い…ツバサ大嫌い!」と言い出してしまいツバサも困惑するばかりだった。その後、小鳥と戯れながら落胆するエル。エルはツバサが研究にいそしんで構ってもらえない事を寂しがっていたのであり、それを察したツバサが現れ「寂しい思いをさせてごめんなさい」と謝罪した。

直後、結婚式場にスキアヘッドが現れ、鐘とレリーフを素体にしたキョーボーグを召喚、エル達はプリキュアに変身する。

アンダーグ・エナジーに閉じ込められ絶体絶命のピンチになってしまったマジェスティだがウィングのひろがるウィングアタックで救われ「寂しい思いはさせません」と謝罪される。マジェスティとウィングは2人でキョーボーグを圧倒しマジェスティック・ハレーションで浄化。戦闘後、ツバサはエルに「ナイトとしてお守りすることを誓います」と誓いエルとツバサは結婚とは違う形ながら結ばれたのであった。


第43話では、あげはに抱かれながら、ましろを騙していたバッタモンダーにあげはと一緒に怒っていたが、事情を聞いてからは彼と話したいというましろに協力している。


出生の真実

第44話。

突然スカイランドに現れたアンダーグ帝国の支配者カイゼリン・アンダーグに身に覚えのない恨みを向けられ、困惑したまま戦う中、突如マジェスティクルニクルンによってソラとましろと共に300年前のスカイランドに飛ばされる。そこで、どこかエルに雰囲気が似ているプリンセス・エルレインと出会い、彼女がキュアノーブルへ覚醒する様を目撃する

なお、彼女もプリンセスと呼ばれる理由が幼いエルには理解できなかったらしく、エルレインはそれを汲み取ってか「小さなプリンセス」と呼んでいた。


第47話にて、一番星ことプリンセス・エルレインが与えた最後の力により少女の姿へ急成長した。

最初で最後の2ショット

この際、エルレインから自分の力を使ってエルを生み出し、国王夫妻に託したことを伝えられる。よって、エルの真の正体はエルレインの分身、もしくは転生体といえる存在ということになる。


余談


声優について

演じる古賀葵氏はプリキュアシリーズ初出演。

31話以降はプリキュア役も演じる事となる。


情報解禁時のコメント

 ずっと、声優を志している頃から「プリキュア」シリーズに出演するのが夢で目標でした。オーディションの段階で、赤ちゃんがプリキュアに?!という驚きと、赤ちゃん役でオーディションを受けること自体、自分にとって新しい挑戦だったので、今まで何度もプリキュアのオーディションを受けさせて頂いていましたが、それとも違う緊張感がありました。


 だけど、新しい挑戦で、こんなにやりがいのあるこの子でプリキュアになれたら、こんなに嬉しくて幸せなことはない、絶対やりたい!と思って挑みました。なので決まったお知らせを頂いた時は、信じられないくらいものすごく嬉しかったですし、事務所の皆さんも一緒にお祝いしてくださって、かわいいティアラを頂き、あの瞬間含めて一生の宝物になりました。


 キュアマジェスティとしては、オーディションの段階ではキャラ絵がまだない状態だったので、実際に演じる瞬間が来て姿を見たときは、やっと会えたねという気持ちでいっぱいでした。

 最初は謎のプリキュアとして登場するので、口数も少なかったので、より緊張しましたが、かっこいいキュアマジェスティを魅せられる様に頑張りました。


関連タグ

ひろがるスカイ!プリキュア

スカイランド

キュアマジェスティ

紫キュア


エルレイン(プリキュア):300年前の先代のスカイランドの王女。


はぐたん:妖精枠の人間の赤ちゃん繋がり。彼女は逆にプリキュアが幼児化した存在である。

九条ひかり円亜久里:異世界の人物の分身・転生体であった追加キュア(ひかりは厳密にはプリキュアではない)。

花海ことは:元赤ちゃん妖精だった追加キュア。実年齢はプリキュア覚醒時点で生後半年とエル未満。『映画プリキュアオールスターズF』で共演。

風鈴アスミ:同じく先代プリキュアに由来する存在である追加キュア。実年齢は0歳とエル未満。『プリキュアオールスターズF』で共演。


ハナちゃん:生まれた頃から不思議な力を持ち、その力を狙う敵に何度も拉致されかけるキャラクター繋がり。主人公達と一緒の小学校に行きたい一心で自分に魔法を掛けて成長した事もある。


プリキュアカテゴリタグ

 ローラエル(→黒瀬舞人)→???

 菓彩あまねエル(→黒瀬舞人)→犬飼いろは

 キラリン/キラ星シエル夕凪ツバサ/エル→???

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