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エールストライカーの編集履歴

2024-01-20 05:22:40 バージョン

エールストライカー

えーるすとらいかー

アニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ「ストライク」の追加武装の一つ。 ※メイン画像の背部

諸元


概要

地球連合軍が製造したGAT-X105ストライク用に製造されたオプションパックであるストライカーパックの一つ。なお、開発は連合ではなくオーブ連合首長国の国営企業モルゲンレーテ社が担当。


上部にはビームサーベルラック・固定式バーニア・ラジエータープレート兼用の主翼(後退翼)、下部には可動式バーニア、デバイス中央部には突き出したバッテリーパックを備える。主翼には上下方向への可動域が存在する。戦艦等に収容される際は主翼を下方向に折り畳むことでコンパクト化されており、発進カタパルトから射出された直後に主翼を展開する。

無重力下(宇宙)における機動性を増強させることを主眼とした高出力スラスターからなる宇宙用パックだが、4発からなる大出力推進器によって重力下でも機体に高い機動性をもたらす。その大推力と主翼の空力効果により、1G重力下でも短時間の滑空だけでなくハイジャンプや空中での方向転換さえも可能とする。しかし、ハイジャンプによる高高度の飛翔こそ可能であったものの、上昇高度を持続することができないため滞空は不可能である(まるで初代)。宇宙での推進はガス圧を使用した古典的なものを用いているが、地上での推進は吸入した空気を電導体に見立てローレンツ力で吐出する超電導電磁推進によって行われている。これらはストライカー内部で自在に切り替えることができ、推進ガスや空気が同じ推進器から出力される構造となっている。また、超電導電磁推進によって水を吸排出することにより水中でも運用可能というフレキシビリティを有している。

ストライカーパックシステムが採用された戦闘機スカイグラスパーに装着すると、加速性能と航行距離が強化される。

機動力を強化するという性質上汎用性が高く、C.E.71年の大戦後期において宇宙空間、大気圏内を問わず最も多く使用された。また、M1アストレイの固定装備である背部大型スラスターの設計などに影響を与えている。

後年開発されたジェットストライカーに比べて小回りが利くため、C.E.73年からの戦争(二次大戦期)においても対MS戦においては有効である。二次大戦期においては出力強化により大気圏内での滞空時間が向上した改良モデル(後述)が登場しており、ストライクルージュスローターダガーに採用された。


このパックによる追加武装は2本のビームサーベルとなる。2本が背中のサーベルラックにマウントされており、背中に手を回して引き抜く形式を取る。

エールストライクに装備される「57mm高エネルギービームライフル」と「対ビームシールド」はエールストライカーの装備では無く、ストライクの共通装備である。実際にストライクが素体のままバズーカと対ビームシールドを装備して水中戦を行ったことがあった。エールストライクで装備されることが多いのは、腕部装備が存在しないことに加え、バッテリーに余裕があることからビームライフルを使用することに最も適していたためである。それでもビームライフルを連射すれば短時間でエネルギー切れに陥ってしまう。

なお、高機動型ストライカーながら初期ストライカー(エール、ソードランチャー)の中では最も重量がある。他のパックが武装マウントラックくらいしか背部に備えていないためと思われる。


ちなみに「エール(Aile)」はフランス語で「」を意味する。初期ストライカーの中でこれだけフランス語なのは、英語だと先輩と名前が被るためと思われる。


武装

ビームサーベル

ミラージュコロイドを物体表面に定着させる技術を応用して刀身状に形成したビームにより対象物を溶断する近接格闘戦用のビーム兵器。デュエルと同型。

通常装甲のモビルスーツであれば一刀両断できるほどの威力を持つ。反面、ビーム兵器であるためエネルギー消費は激しい方であり、本体の残存エネルギーがレッドゾーンになりフェイズシフトダウンが発生すると同時にビーム刃の発振も自動的に止まる。

小型のバッテリーを内蔵しているためか、マニピュレーターから離れエネルギー供給が途切れても短時間であればビーム刃を維持し続ける。そのため、想定外の運用だが投げナイフのように使用できる。


同型モデルを装備するデュエルがザフトに奪取されたことにより、ザフト製ビームサーベルの祖となっている。


バリエーション

エールストライカー(宇宙用)

宇宙戦闘機コスモグラスパーに装着される宙間戦闘モデル。連合製。

ストライカーパック対応機であればMSでも運用可能だが、基本的にはコスモグラスパーの専用装備なためビームサーベルがオミットされている。

推進器も大気圏内での運用が全く想定されていないためにガス圧を使用した古典的なロケットエンジンのみとなっている。


エールストライカー(C.E.73版)

C.E.73年にアップデートされたモデル。モルゲンレーテ社製。

外観は初期モデルと変わらないが出力が向上されており、持続した滞空が可能となっている。

「DESTINY」にてMBF-02 ストライクルージュが装備している(リマスター版ではオオトリ装備に変更されているため未登場)。


エールストライカー(スローターダガー用)

GAT-105ダガー特殊部隊仕様であるスローターダガーに装備されたモデル。連合製。

カラーリング以外の外観は初期モデルと変わらないが、設定上はサーチライトが増設されている。

上記のC.E.73版と同じく、滞空時間が向上している。


スペキュラムストライカー

ライゴウガンダム用に設計されたエールストライカーの発展形パック。

コスモグラスパーの技術も取り入れられており、外観にその面影を残す。

推力が大幅に向上しており、主翼への兵装スリングも可能となっている。


立体物

一番登場回数が多いストライカーパックなのもあって、ストライクガンダムが新ブランドで立体化するたびにセットになっている事が大半。HGCEではストライクルージュにも付属した他、HGスローターダガーにも付属している。PGはスカイグラスパーとのセット販売だった。

BB戦士シリーズには、ストライカーパックセット EX-STANDARDシリーズのストライクガンダムに各々同梱する。


2024年6月にHG1/144用のものが「オプションパーツセット ガンプラ 01 (エールストライカー)」名義でついに単品発売されることとなった。

最大の特長はそれまでストライカーパックという独自の規格にあった関係上ストライク系列にしか装着できなかったのが今回は3mmジョイント×2との交換も可能、つまりユニバーサル規格に対応している事である。とはいえエールストライカーはストライク本体に結構密着する形状のため、肩部にマシンキャノンを抱えるような機体のHGは加工が必要になるだろう。

さらにHGCEのものをそのまま流用したわけではなく、CGを見る限り主翼のレッド部分までしっかりとパーツ分けされているようである。また、パーフェクトストライクのマルチプルアサルトストライカー用のジョイントやバッテリーパックも付属しており、後者は旧HGでは白一色だったのがグレー部分も色分けされているためこちらも新規造形なようだ。

その他オプションパーツにグランドスラム、ディン用MMI-M1001 90mm対空散弾銃も付属。これらは過去にラウンドボックスエントリーグレードストライクのカラバリで付いてきたオプションパーツで、それらのランナー流用だと思われる。

エントリーグレードストライク用という事になっているが、ライフルとシールドは付属しないためライトパッケージ版では完全なエールストライクにする事は不可能なので注意(ライフルやシールドを採用しないパーフェクトストライクの場合は「オプションパーツセット ガンプラ 02(ランチャーストライカー&ソードストライカー)」を買えば一式揃うのでこの限りではない)。


関連タグ

ストライクガンダム ストライカーパックシステム

エールストライクガンダム ストライクルージュ 105ダガー スローターダガー

ランチャーストライカー ソードストライカー

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