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ホテル・バンドーの編集履歴

2024-04-25 18:54:08 バージョン

ホテル・バンドー

ほてるばんどー

『ホテル・バンドー』とは、ゲーム『逆転裁判』及び『逆転検事』シリーズに登場する、ホテル及びそのグループ企業である。

概要

逆転裁判』第2話『逆転姉妹』に初登場。『綾里法律事務所』及び、その後継事務所となった『成歩堂法律事務所』の向かいに本店を構えている。事務所の窓からホテルの姿がよく見える位、至近距離に建立されている。登場の度に経営戦略を悉く成功させ、出世を重ねて、営業規模が拡大しているのが特徴。成歩堂が時折、事務所の窓からホテルを眺めているだけで「ホテルの栄光の足跡」は把握可能で、彼に時の流れを感じさせる一因ともなってもいる。


『逆転』シリーズに登場する各種企業としては珍しい事に、事業面での関係者が何らかの不祥事を起こしたり、犯罪行為に及ぶ等のトラブルには1度も見舞われていない。後に起きた事件を通じて関わる事になる『コナカルチャー』や『英都プロダクション』を筆頭に大企業は幾つも登場するが、他社が何かしらの問題を抱えている中で「作中の各種企業の中では、最も問題とは無縁に大繁盛している」と言っても過言ではない。現在はホテルの支配人である板東ホテルのボーイの「関連事件を宣伝に利用しての、不謹慎な営業計画を実行する問題点」はあるが、それさえ除けば経営方針や営業形態にも然したる問題点は見られない。大小合わせて他の企業が、何らかの後ろ暗い背景を抱えているのとは対照的である。『逆転裁判123』及び『逆転検事』の時代においては言及を含めて、ほぼ全作品に登場している。


成歩堂龍一の弁護士人生、御剣怜侍の検事人生は、このホテルと共にあった」と言っても良く、彼らは事件の捜査を通じて、後に支配人及びグループの重役へと昇格を果たす、板東ホテルのボーイと出会い、運営施設内外で発生した事件を通じて成長して行った。実際「2人の人生の岐路となる、事件の舞台または関連施設」として登場する事が多い。


運営施設

『板東ホテル』

初登場時は『板東ホテル』という、ごく普通のビジネスホテルだった。ただし、この時点で既に「上級」と名乗れるだけの設備が整っている。当初、板東ホテルのボーイは当ホテルのボーイ長を務めていたが、向かいにある『綾里法律事務所』での殺人事件の真犯人と共犯者が事件当時、宿泊する形で活動拠点としていた事を積極的に宣伝するという経営戦略を打ち出し、大成功を収めたボーイは僅か1年でホテルの支配人へと立身出世を果たした。各客室には土足のまま上がる事が可能で、宿泊客の疲れを癒す為に静物画造花が設置されている。バスルームも付属(恐らくユニットバス)。


『ホテル・バンドー・インペリアル』

前述のボーイという新たなる支配人での体制の下『ホテル・バンドー』へ改名し、以降はこの名称で固定される。多方面に事業拡大を行い、豪華ホテルへと大いなる進化を遂げた。その支店として建設されたのが当ホテルであり、宴会場はまるで黄金の宮殿や大豪邸を想起させる、豪華絢爛な内装となっている。多種多様な施設が併設されていてプールレストラン街、結婚式場の他、前述の宴会場まで完備されているので、多方面からの利用を楽しめる。日本の特撮俳優にとっては最高の名誉を得られる『全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー』の授賞式の会場にも選ばれる程、高名かつ大規模なホテルとなっている。同時開催された授賞記念パーティーは宴会場にて盛大に行われた。アニメ版では、ラスベガス系の巨大ホテルの様な外観として描写された。また近くには『大江戸戦士トノサマン・丙!』で主演を務める人気イケメン俳優・王都楼真悟の邸宅がある。


『バンドーランド』

「面白くて、楽しくて、尊くて‥‥あなたの瞳に『バンドーランド』」がキャッチフレーズの『バンドーグループ』が運営するレジャー施設。コンサートが行われる『ステージエリア』、西部劇をモチーフとした『ウエスタンエリア』、お化け屋敷をモチーフとした『ホラーエリア』の3つのエリアで構成される。開園までに本グループでは様々な事件があり、その度に縁があった警察の全面協力の元、マスコットキャラクターとしてタイホくんファミリーを起用、手錠を模したジェットコースターや警察局寄贈のサボテンがあり、警察関係者によるバンド『ガリューウェーブ』のライブ、園内に1人ずついるタイホくんファミリーとのフォトラリー企画が行われる。また移動売店として、タイホくんファミリーが運転する「タイホくんカー」にて『無罪キャンディ』『有罪クッキー』等の菓子を販売している。


関連タグ

逆転裁判 板東ホテルのボーイ トノサマン タイホくん




以下ネタバレ注意




超豪華ホテル、栄光の歴史

逆転裁判』第2話『逆転姉妹』&第5話『蘇る逆転

一端のビジネスホテルである『板東ホテル』は創業以来、多くの宿泊客に愛され繁盛して来た。道路を挟んで向かい側のビルには『綾里法律事務所』が入っており、特に3階の303号室からは事務所がよく見える様になっている。2016年9月、1組の男女がホテルを訪れる。男性は小中大、女性は松竹梅世と言い、奇しくも『綾里法律事務所』が窓から見える303号室にチェックインする。それと時を同じくして『綾里法律事務所』で所長・綾里千尋が殺害される事件が発生。事件の捜査と裁判が進展するにつれ『板東ホテル』は「真犯人と共犯者が千尋殺害を目的に、宿泊先にして活動拠点として利用していた事」が明らかとなり、事件当時の真犯人と共犯者の動向を探る目的で「当時のボーイ長にして現支配人の青年が、法廷に証人として緊急召還される」等の展開を見せて、大いに世間の注目を集める事となった。


当時のボーイ長は、証人を務めた翌日からは「一連の事件を利用しての事業拡大計画」に乗り出し、303室は「殺人犯が盗聴に使った部屋」、自分自身は「殺人犯に茶を運んだボーイ」そしてホテルそのものは「殺戮の館」として大々的に宣伝する様になった。後の303号室には「殺人現場となった、法律事務所を覗ける望遠鏡」まで設置された。全体的に「不謹慎」と言う他ない経営戦略だが「いつの時代もある程度、不謹慎な物事が流行るのは世の常」だからか、この戦略を大成功させた只のボーイ長であった青年は、程なくして支配人にまで昇格した。彼の手腕によってビジネスホテル『板東ホテル』は、高級ホテル『ホテル・バンドー』としてリニューアル・オープンする運びとなった。


千尋殺害事件は後の世で「美人弁護士殺害事件」として有名となり、事件関係者には悪徳企業『コナカルチャー』の所属者がいた事や、この事件の元凶が15年前に国中を震撼させた挙げ句、迷宮入りとなっていた「DL6号事件」であり、こちらの事件も数ヶ月後には真相が解明された事によって、ホテルの経営陣の期待を遥かに上回る、注目と収益を集める結果に至った。一連の事件の発生あってこそ、今日の繁栄に結び付いているので、不謹慎な言い方となるが「『ホテル・バンドー』は自業自得の人物達も含めて、大勢の人々の人生を不幸にした「DL6号事件」を通じて幸福を獲得した唯一の存在」と言えるかもしれない。


「美人弁護士殺害事件」の担当弁護士・成歩堂龍一、担当検事・御剣怜侍と支配人となった青年には、それぞれ親交が生まれた。亡き師匠から事務所を受け継いだ成歩堂には毎年欠かさず、年賀状と暑中見舞いの葉書が送られる様になり、検事局に勤務する御剣にはボーイとして気に入られ、わざわざ彼の執務室までルームサービスを運びに行く、特別な仕事を請け負っている。高給となる専属の仕事を与えてくれた上、頻繁に顧客の御剣にティーセットを運ぶ職業柄、彼とは懇意にしている模様。反面、一方的かつ定期的に手紙を送っているだけの浅い関係にある、成歩堂の事はやや見下している。手紙に「私が小中に関する宣誓書を書いてやった」と恩着せがましい文章を書いたり、初対面から数ヶ月しか経過していないのに『蘇る逆転』での事件の捜査中、再会した時には成歩堂の顔を忘れていた。彼はこれと言って、当時のボーイ長からの恨みを買う様な事はしていない筈なのだが。


逆転裁判2』第4話『さらば、逆転

上記の経緯を経て完成した、系列の支店『ホテル・バンドー・インペリアル』は「芸能界屈指の一大イベントの開催地」とされる名誉を得た。「日本一の特撮ヒーロー」として認定されたヒーローにグランプリが授けられる、第3回『ヒーロー・オブ・ヒーロー』の授賞式とその授賞記念パーティーが同時開催される事となったのだ。今回は特撮キャラとしては『大江戸戦士トノサマン・丙!』の主人公・トノサマン・丙が、担当俳優としては王都楼真悟がグランプリを授賞した。それから宴会場では授賞記念パーティーが行われ、ホテルの各自の部屋を控え室として利用していた『ヒーロー・オブ・ヒーロー』の出場者達が休息を取っていた頃、王都楼のライバルにして、出場者の1人でもあった忍者ナンジャ役の藤見野イサオが自身の控え室で絞殺死体となって発見される。


前回の「美人弁護士殺害事件」では、ホテルは真犯人と共犯者が宿泊先とした上で、盗聴や現場工作に利用しただけなのに、ホテルのキャッチコピーは「殺戮の館」としていたが、今回の「忍者ナンジャ殺害事件」では本当に殺人現場となってしまった。おまけに殺人の首謀者と被害者が共に宿泊し、共犯者がボーイに変装しての潜伏まで行われていた為、前回よりも遥かに衝撃的な内容の事件であった。事件当時は真犯人に依頼されて、ボーイに変装した共犯者が単独で、控え室に1人でいた藤見野を襲撃して殺害を代行した。その共犯者は藤見野の控え室から手ぶらで退室したり、自身の控え室にいた王都楼からチップを貰っている等々の不審な行動が、多くの人々に目撃されている。また藤見野の楽屋にある、大きな熊の縫いぐるみの目には監視カメラが仕掛けられており、何者かが藤見野を殺害する様子が記録されていた。その人物こそ、警察が長年追っている凄腕の殺し屋・虎狼死家左々右エ門であり、ボーイに変装した共犯者の正体であった。


今回は日本中の誰もが知る、現在ブレイク中のトップクラスの芸能人が、関係者の多数を占めている上、今まで歴史の影に潜んでいた殺し屋の関与といった面から、ある意味では前回をも上回る注目を集めたと思われる。


逆転検事』第3話『さらわれる逆転』

レジャー施設『バンドーグループ』で小倉真澄が殺害され、同時に被害者が仕えていた天野河コンツェルンの御曹司・天野河光が誘拐されると言う事件が発生。

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