ヘルメット

へるめっと

頭部を保護するための防具。

危険な場所で頭部を保護するために被るもの。

ださいと揶揄されることがある。だが見た目よりも安全第一である。実際ヘルメットで命を救われた人は多い。

軍用のヘルメットは基本的に拳銃弾や砲弾の破片を防ぐためのものであり、小銃弾を防ぐことはできない(防げるものを作ったとしても被弾の衝撃に首が耐えられない)。

なお、軍用ヘルメットは自衛隊では鉄帽と呼ばれるが、現在の制式鉄帽の88式鉄帽は複合材料製であり、米軍のPASGTはケブラーを用いた繊維強化プラスチック、オプスコア製のベースジャンプヘルメットなどはカーボンファイバー樹脂製で鉄製ではない。(金属製の方が少数)

車両用のヘルメットは、事故時に脱げないように顎紐をしっかり締めること。

野球用は、衝撃を逃がすために顎紐はつけない。

軍用へルメットでは、衝撃を逃がすために顎紐はつけない（作業時には軍人もヘルメットの顎紐をつけることがあるが）と言われていたが、出所や実際の事例がはっきりしない戦訓であって顎紐を締めたくない兵士が生んだ嘘の戦訓と思われる。

現在ではライナーなどで衝撃を逃がす構造であり、顎紐は一定の力(100kg程度の加重)がかかると外れるようになっている。

顎紐で固定しないヘルメットは少しの運動ですぐにずれて視界を遮るなどの問題を起こすだけでなく、砲弾の爆発と破片が降り注ぐような戦場では無防備となってあっという間に死んでしまう事になりかねない、

更にヘルメットはライトやナイトビジョン、ビーコンライトといった装備を装着する部分でもあるため、顎紐を着用して頭部への固定は必須となっている。

工事現場などの作業現場では、ヘルメットの顎紐を締めたほうが安全か、それとも外したほうが安全か、結論が出ていない。

また、よくあるネタ話として機動戦士ガンダムに登場するシャア・アズナブルの台詞「ヘルメットが無ければ即死だった」の「ヘルメット」の部分を別の物に置き換えて、笑い話にするものである。

ヘルメットをかぶっているキャラクター