概要
忍城(現在の埼玉県行田市)城主・成田氏長の長女で、東国随一の美女と言われ、兵法・武芸に秀でた姫君とされる。
天正18年(1590年)の豊臣秀吉の小田原攻めの際、甲斐姫の父・氏長と主な軍勢は本城である小田原城に入っており、忍城にはわずかな兵と城下の民達の数千人が籠城。
6月、石田三成率いる軍勢が侵攻し、水攻めをしようするも、事故で決壊し、城攻めは難航した。
そして、城門が真田昌幸・信繁率いる敵軍に突破されそうになった際、甲斐姫は自ら甲冑を着け出陣して奮戦し、敵の侵攻を食い止めた。
7月5日、本城・小田原城が秀吉に降伏し、開城。そのことを知らない忍城はその後も籠城を続けたが、15日頃になって父・氏長から降伏の指示を受け、甲斐姫達は開城した。
甲斐姫は蒲生氏郷に預けられ、彼女の武勇を知った秀吉が側室にした。
父は姫の口添えで領地を得ることができた。
彼女の実在性を疑問視もされているが、戦国の戦乙女として人気は高い。
登場作品による甲斐姫
『戦国無双』シリーズ(+α)
(CV:鈴木真仁)
シリーズ3作目『戦国無双3』から登場。
北条家臣・成田氏長の娘。
作中では北条家当主・北条氏康の家臣のように描かれている。
常日頃から武芸を磨く戦姫だが、一方では「東国一の美女」と呼ばれる少女。
武器は、「浪切」と銘打たれた蛇腹剣だが、
「浪切」とは実際に甲斐姫が振るったとされる日本刀の銘である。
鞭のように伸びる刀身で広範囲を薙いだり、敵を絡め取るといった蛇腹剣ならではの攻撃の他に
水攻めから城を守った背景をアレンジしてか、水柱を発生させたり「水」にまつわるアクションも多い。
勝気で男勝りな性格だが、年相応の女性らしい一面も持っている。
「くのいち」とは口喧嘩を繰り返しながらも、最終的には心を通わせる仲となる。
衣装は、北条軍のカラーである「赤」と「黒」を基調とした非常に露出度の高いもの。
赤の軍装は、史実での甲斐姫が赤い着物を着て戦った逸話が背景となっている。
カイヒメ
での初期ポケモンはバオップでベストリンクはダルマッカ(ヒヒダルマ)。
つまり、みずタイプと思いきや、全く正反対のほのおタイプだったのだ。赤い衣装から連想したのだろうか?
彼女だけに限らないが、髪の毛が爆発したり本編よりもコミカルな表情も見せる。
ブショー進化後は、髪飾りがヒヒダルマの眉毛っぽくなる。
『戦国大戦』シリーズ
北条家所属の武将として参戦。
スーパーレア版(左)と戦国大戦カードイラストコンテスト2で採用された戦国数寄版(右)がある。
以下、スーパーレア版について記述。
女性武将としては高めの武力7、及第点の統率4に特技「気合」「魅力」を持つ優秀なスペック。
「気合」を持った女性武将は彼女が最初となった。
計略「戦場の綺羅星」は武力・移動速度を上げると同時に突撃準備中の被ダメージを大幅に軽減する。
破壊力に乏しい一方で迎撃によるカウンターダメージも減らすため、超絶強化計略の中でも防衛向きの特殊な存在。