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エアソフトガンの編集履歴

2014-02-05 13:47:43 バージョン

エアソフトガン

えあそふとがん

エアソフトガンは、外見が実銃を模して、プラスチック製の弾を発射する機構を備えたトイガン(遊戯銃)のことである。

よくモデルガンと混合されることがあるが、銃のおもちゃの中で弾が出る方と解釈すればわかりやすい。

短縮してエアガンと呼ばれることもあるが、これは殺傷能力を持った空気銃を差すこともあるので注意していただきたい。



エアソフトガンの遊び方

エアソフトガンの遊び方で最もポピュラーなのはサバイバルゲームであるが、APSやスチールチャレンジなどの射撃競技もある。

近年では、陸上自衛隊が東京マルイの89式5.56㎜小銃を市街地戦訓練用の教材(89式小銃の製品化の際には自衛隊からの協力があったらしい)として使用しているなど、公的訓練での訓練にも使われている。

これは『生身の人間を撃つ』という実銃ではできない訓練が、ペイント弾よりも低コストでできることに目を付けたためである。


エアソフトガンの種類

エアソフトガンは基本的に気体の圧力でBB弾を発射する機構であるが、大別すると3種類に分けられる。

一つはボンベから、ガスなどの気体をマガジンに注入して、そのガスの圧力で弾を発射するガスガン

もう二つ目はバッテリーとモーターの力でピストンを前後させ、シリンダー内の空気を圧縮して弾を発射する電動ガン

三つ目は手動でピストンを動かしてシリンダー内に気体を注入するコッキングガンである。


ガスガンと電動ガン、コッキングガンにはそれぞれ、以下の長所と短所が挙げられる。

ガスガンは機構をコンパクトにできるため拳銃などの小物に向いている、より実銃に近づけることができるため実銃さながらの分解を楽しめることと、実銃に近いブローバックを味わえることが長所となる。

ただし、使用するガスとして主流となっているHFC134aが温室効果ガスに該当するため地球にやさしいとは言い難い。また気温の変化に影響を受けやすいという弱点がある。そのため冬などの寒い時期のサバゲーでは動きが鈍って電動ガンに不利になってしまうし、そうでなくても使っていくうちにマガジンが冷えて動きが鈍ってしまうので、手や脇で温める必要がある。


対する電動ガンは、ガスガンのように気温の影響を受けないので冬でも確実に動くこと、バッテリーは再充電できるのでランニングコストが安いことが挙げられる。

その一方で、モーターとバッテリーは小型化が難しいので拳銃には向いていない(東京マルイの電動ハンドガンなどの例外はある)。また、実銃のデザインによってバッテリーの大きさと配置に影響が出るため、サバイバルゲームで1日遊ぶだけの容量がない場合がある。


コッキングガンは手動で動かすため、ガスガンと電動ガンほど機構が複雑ではなく、両者に比べて安く作ることができることが最大の長所である。また、BB弾を発射するたびに作動音がしないためスナイパーの隠密行動で大変重宝する。

逆に、BB弾を一発発射するたびにピストンを動かす必要があるため、連射性に欠けることが欠点となる。

実銃でも、ポンプアクション式ショットガンやボルトアクション式ライフルなど、手動で弾を装填する銃があるため、これらはコッキングガンで再現される。なかには機構をガスガンと併用させたものもある。



エアソフトガンの弾

現在使われているエアソフトガンの弾は、BB(Ball Bullet)弾と呼ばれる直径6㎜のプラスチック製の球体が主流である。(エアソフトガンメーカーのマルシン工業では8㎜のBB弾が発売されている)

通常のプラスチックを使ったBB弾は自然界では分解されたいため、サバイバルゲームでは2~3年で分解される、生分解性プラスチックを使ったバイオBB弾の使用が奨励されている。



エアソフトガンと法律

2007年に執行された改正銃刀法では、6㎜BB弾を使用したエアソフトガンの威力は0.98ジュール未満(弾の質量と発射初速をかけた値)でなければならないと定められた。また、ASGK,JASG,STGAの3つの自主規制団体では18歳以上用のエアソフトガンの威力を0.98~0.8ジュール未満とする自主規制値を設けており、10歳以上用のエアソフトガンに関しても青少年保護育成条例で0.135ジュール未満とすることが定められている。

これを超えるものは準空気銃として銃刀法の取り締まり対象となる。


Yahoo!知恵袋などの質問サイトで『一番威力のあるエアソフトガンは何ですか?』という質問がたまにあるが、これはバカ丸出しな質問なのでやめましょう。

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