1.「ターンA」の搭載兵器 本項で解説
2.「あさき」の楽曲
月光蝶とは
∀ガンダムのメインにして最強の兵装。
まず∀ガンダムそのものの基本スペック(ジェネレータ出力、スラスタ推力など)が、歴代ガンダムシリーズの機体たちのなかでも群を抜いて高く、縮退炉を二基搭載という時点ですでにとんでもない。
その上、瞬間移動をすら可能にするなど謎の機能が多く、劇中でもまだまだ本来の性能を発揮しきっているわけではない。
そんな超オーバースペックな∀ガンダムなのだが、それに搭載されているこの月光蝶は更なるオーバースペック。
月光蝶は、小説版(福井敏晴の「月に繭、地には果実」)とアニメ版では若干世界設定などが違ったりするため、本兵器の性能にも多少の差があるのだが、共通しているのは「全ての文明を砂に還すことができる」ということだろう。
小説版は福井氏の独自設定が多分にあるため、ここではアニメ版を基本とする。
月光蝶は、∀ガンダムの機体内のナノマシンを大量に放出し、それを使用しての攻撃などを行う兵器である。
ナノマシンは無尽蔵に生成しているため、打ち止めはない。
ナノマシンの展開時は、それらが光を反射して虹色の奔流となり、その形が蝶の羽を思わせるためにこの名前がついた。
このナノマシンは、人工物やエネルギーを分解するというとんでもない能力があり、作中では過去に世界の文明をすべて分解し、一度白紙に戻したことがあるほど。
また、敵の放ったビームを吸収してしまったり、ミサイルも分解したりと、攻防共に凄まじい性能を誇る。
一時的にIフィールドバリアで防ぐことはできるが、そのIフィールドのエネルギーも吸収してしまうため、一時的に押しとどめることしかできない。
作中で見せたことはないが、本気で展開すると地球から木星まで到達する。
あらゆる防御も攻撃も無効化できるというその性能から、二次元最強談義では必ずといっていいほど挙げられる兵器である。