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勇者のくせになまいきだ。

ゆうしゃのくせになまいきだ

『勇者のくせになまいきだ。』とは、アクワイア開発・SCE販売のダンジョン・マネージメントゲームシリーズ『勇者のくせになまいきだ』シリーズの第一作目である。

主要キャラクター

ええい、わしはいい!ダンジョンをうつせ!

破壊神

主人公。作品的にはプレイヤーを指す。

魔王によって召喚され、勇者打倒及び世界征服の野望達成の為にダンジョンを創造する役目を負う。

名前的に身分が魔王より上なのか、魔王からは常時敬語で話しかけられている。

ゲーム画面ではダンジョン創造のツール(つるはし)のみが表示され、姿を見ることはできない。

そのためムスメ(後述)には『ツルハシ』呼ばわりされている。

魔王

世界の支配を目論むマガマガしい存在。このゲームのもう一人の主人公といえる。

クシャミで呼ばれて飛び出ては来ないが、

どこぞの悪の科学者の居城のような城に住んでいたらしい。

妹や娘がおり、結構家族思い。

ゲーム上ではダンジョンのどこかに一人だけ配置できる存在で、いわば『王将』にあたる。

戦闘は一切できず、勇者に捕まると簀巻きにされ悲鳴は上げつつも無抵抗で引きずられていく

魔王がダンジョン外に出されるとゲームオーバーとなり、

それ以前に勇者及びその仲間を全滅できればプレイヤーの勝ちとなる。

戦闘が出来ない理由は、破壊神召喚時に魔力が尽きてしまったかららしい。

(本人曰く第4形態まであるらしいが、真偽の程は定かではない)

戦いは出来ないが、ダンジョンや魔物、勇者の知識で破壊神をサポートしてくれる。

非常に口八丁で、メタ発言も得意。

勇者たち

魔王を地上に引きずり出そうとしている人たち。

上記の行動によりゲームの勝負条件に影響を及ぼす。

何故その場で魔王を始末しようとせずに引きずりだそうとするのかは不明。

(おそらく、討伐報酬より捕獲報酬のほうが豪華だからだとされている)

ちなみにダンジョン外に出た後もゲームオーバー画面にて延々と引きずり続けて城にお持ち帰りしている。

その為か、ゲームオーバーになっても魔王は命からがら脱出し、ゲームを続行することが出来る。

勇者たちの職業

剣士(バランス系)』『戦士(打撃系)』『魔法使い(魔法系)』の

三種類が作中には登場し、場合によってはパーティを組んで現れることもある。

  • 剣士 剣と魔法で攻撃を行う存在。オーソドックスと呼ばれるのを嫌っている。
  • 戦士 オーラをまとった剣の技でアタックする彼らは戦士。
  • 魔法使い 広範囲を魔法で攻撃する、ちょっとお茶目な魔法使い。

FX勇者・しょうた

ちがうな。ぼくは超(スーパー)しょうただ。

ふん、きたねえ花火だ。

僕はエリートなんだぁ!

ハシィィィーーーム!!!

お、おされ…ぐわぁぁぁぁ!!

ちきしょお…ちきしょお…

この作品の名物キャラで、FX(外国為替証拠金取引)の用語でショートポジションを持つ人の通称

「ショーター」が名前の由来になったキャラ。

15歳の誕生日に母親に城に連れられて王様に魔王捕獲を命じられたとされている。

【いてつくさぶぷらいむ】という波動を飛ばす技を持っていて、

魔王軍に倒されてはFXで有り金全部溶かす人の顔みたいな表情で王様の前に戻ってくる弱小勇者。

いちばん最初のころは牛丼屋で特盛りを注文するようなノリだったが、

倒される度にどこぞの星の王子のように強くなったつもりで再び魔王軍に挑むアホ勇者。

ある意味真の勇者と呼べなくもない。

なぜか、彼に似た名前の勇者が3人ほど存在する。

ダウンロードコンテンツでは、彼にまつわるエピソードを見ることができる。

勇者・ああああ

命名神マリナンの怒りを買いながらも、ドラゴンすら またいで通る屈強な存在。

物語の終盤において魔王軍の前に姿を現し、あらゆる魔物を一瞬で片付けて魔王をさらっていってしまう。

デフォルトネームの普及により、彼と同名の勇者は現れにくくなったが…

それでも、ニッポンのロールプレイングゲームにおいて最も有名な存在であることは間違いないだろう。

魔物(モンスター)と、その種類

ダンジョン制作の過程で生まれる生物。魔王が戦闘できない為、プレイヤーにとっての唯一の武器となる。

基本的にはダンジョンの壁(土)を掘ることで生まれ、

それ以降は食物連鎖のルールに則って行動をする。

壁に含まれるエネルギー『養分』や『魔分』を吸収したり、

自身より下級のモンスターを捕食したりすることで生命を維持する。

一定の条件により成長したり、繁殖して数を増やすこともある。

ニジリゴケ類

いわゆる『スライム』に該当する最下級の魔物。名前の通り植物に分類される。

食物連鎖における“生産者”にあたる存在。

微量の養分を含んだ土から生まれ、他の養分を吸収することで

『ツボミ』や『ニジリバナ』に成長し、ハナから新たなニジリゴケが生まれるという面白い生態を持つ。

ニジリバナになると謎の物質(もよもよ)を発射して勇者達の攻撃・束縛を行えるようになり、

自然死すればニジリゴケ達を残してくれる。

蓄えた養分を他の壁に注入することで、上級モンスターの発生にも貢献している。

ガジガジムシ類

せっかくだから、俺は この赤いガジガジムシを選ぶぜ!

適量の養分を含む土から生まれる魔物。

食物連鎖における“第一次消費者”。

ニジリゴケを捕食することで『サナギ』『ガジフライ』へと成長する。

ガジフライになると攻撃力が増加し、さらに捕食を続けることで新たにガジガジムシを生み出す。

赤い体のデスガジガジは『デス様』と呼ばれ恐れられているらしい。

トカゲおとこ類

多量の養分を含む土から生まれる魔物。

食物連鎖における“高次消費者”でガジガジムシを少しずつ捕食する。

名前に『おとこ』とあるが、捕食を続けると単独で産卵を行う。

「Lizardman」という名前の種族であって、オスとメスが存在するという説もある。

エレメント類

微量の魔分を含む土から生まれる魔物。いわば魔力版の『ニジリゴケ』。

ニジリゴケ同様に食物連鎖における“生産者”である。

壁の魔分を吸収し、他の壁へと分け与える。

成長はしないが、一定量魔分を蓄えることで増殖する。

リリス類

食物連鎖における“高次消費者”である。

適量の魔分を含む土から生まれる魔物。エレメントを主食にしているが、

飢えていればガジガジムシも食べる。

一定量捕食することで増殖したり、勇者達を束縛する『フェロモン』を発射できるようになる。

ドラゴン類

多量の魔分を含んだ土から生まれる最大級の魔物。ドラゴンといっても羽根のない『地龍』。

食物連鎖の頂点に君臨し、下級の魔物全てを捕食する。

目の前に大量の魔物が居たり勇者達が通りかかると、炎で全てを焼き尽くそうとする。

攻撃力は最強だが、前進と後進しか出来ないのがネック。

踏んだ者を一定時間停止させる『ふん』を落としたり、生命力が低下した場合は産卵したりする。

ドフゴン

捕食をあまりしなかったドラゴンの卵から生まれる。

生物学上はドラゴンとは異なる存在らしいが…。

ドラゴンに比べると素早さが高く、攻撃力は低い。

デーもん類

ある条件を満たすことで召喚できる魔物。

食物連鎖における高次消費者で、トカゲやリリスやスケルトンなどを主食にする。

存在するだけでダンジョン内の全魔物の防御力を強化するという、一風変わった特徴を持つ。

だが、同族嫌悪らしく、自分とは異なる種族の同類で殴りあう性質を持っている。

しかばね類

へんじがない。ただのしかばねの…なんと!しかばねのようなすがたの魔物だった!

勇者を倒した場合、次のステージにて残される死体。

破壊神がつるはしでつつくと『スケルトン』として復活する。

《しかばね》の状態でエレメントを吸収した《しかばね》をつつくと『まおうのしもべ』に変化し能力値が上がる。

捕食活動は行わず、復活から一定時間が経つと再度しかばねに戻る(勇者に倒された場合は消滅する)。

稀に掘り出せる宝箱をつつくと、『さまようほね』なる亜種が出てくることもある。

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