レーザーレーサー

れーざーれーさー

SPEEDO社が開発した高性能競泳水着。その性能はにわかに水着のレギュレーションに関する議論を起こしたほど。

英国・スピード（SPEEDO）社製の新型競泳水着。略称はLZR。

すさまじく締め付けが強く、一人では着ることができないほどと言われる（これは誇張が含まれており、初回こそ補助を必要とするものの二回目以降は生地が身体に合わせて伸びているため用意に着用できるようになる）。

この締め付けの強さによって筋肉の凹凸を締め付けて抵抗を減らすことで、速度を稼ぐ。

また全体が超音波による溶融接着で縫い目が存在せず、面がまったくフラットなのも特徴。

その性能は「着るだけで1秒近くタイムが縮む」とも言われ、開発当時スピード社と契約していなかった日本水泳連盟では選手に着用を認めるか否かでちょっと揉めたのは広く知られる話。

またこの水着の着用者が続々と新記録をマークしたことを受けて、2009年、競技用水着の国際レギュレーションが厳しく改められ、レーザーレーサーの使用は禁じられた。

なおこのレギュレーション下で行われた2010年の日本水泳は新記録が激減した。

デザイン的には、グレー地に黒のラインが走るいかにも速そうで近未来的なデザインが特徴である。