字は元放。揚州廬江の人。
若い頃から仙術に通じていた。
司空の曹操の座に在った際、曹操が「今日の高会には珍味佳肴が大体揃っているが、ただ松江の鱸だけが足りない。」と言った際に
左慈は下座から「それなら手に入ります。」と答え、銅盤を求めて水を
貯め、竹竿を手に取り、針に餌をつけて盤中に釣り糸を垂れると、一匹の
鱸を釣り上げた。
その後、不可思議な左慈に曹操は不快を懐き、宴席の席上でこれを捕らえて殺そうとしたが、左慈は後ずさりして壁の中に入り、忽然と消え、所在が知れなかった。
字は元放。揚州廬江の人。
若い頃から仙術に通じていた。
司空の曹操の座に在った際、曹操が「今日の高会には珍味佳肴が大体揃っているが、ただ松江の鱸だけが足りない。」と言った際に
左慈は下座から「それなら手に入ります。」と答え、銅盤を求めて水を
貯め、竹竿を手に取り、針に餌をつけて盤中に釣り糸を垂れると、一匹の
鱸を釣り上げた。
その後、不可思議な左慈に曹操は不快を懐き、宴席の席上でこれを捕らえて殺そうとしたが、左慈は後ずさりして壁の中に入り、忽然と消え、所在が知れなかった。