アナザーコード
あなざーこーど
概要
正式タイトルは『アナザーコード 2つの記憶』。
CING開発、任天堂発売のゲームソフト。メーカー発表ジャンルはアドベンチャー。キャッチコピーは「さわれる推理小説」。
発売日は2005年2月24日。ハードウェアはニンテンドーDS。
初期の発売ソフトは総じてタッチペン操作のみを主軸にしていたが、今作が今までのゲームに無かったニンテンドーDSの機能(2画面、タッチスクリーン、マイク機能等)を駆使した謎解きパズルを取り入れ画期的と絶賛された。ちなみに主人公のアシュレイが持つ小型機械『DAS』の形はDSそっくり。
続編に『アナザーコード:R 記憶の扉』がある。
ストーリー
ある日、アシュレイ・ミズキ・ロビンズの元に一つの小包が届いた。送り主は十年前に死んだと教えられていた父親。贈られた小型機械・DASの内臓メッセージには『アシュレイの14歳の誕生日を祝いたい』とあった。
父親の突然の出現にアシュレイは複雑な感情を抱きながらも、叔母のジェシカと共に指定された無人島、ブラッドエドワード島へ向かう。しかし父親は一向に姿を見せず、様子を見にいったジェシカも悲鳴を残して行方不明になってしまった。
父とジェシカを捜すアシュレイの前に現れたのは、50年以上も前に亡くなった少年のゴースト、ディー。生前の記憶が無いせいで天国に行けない彼と一緒に、アシュレイは父と母の謎、DASの本当の機能と両親の研究、そしてブラッド・エドワード島とディーに起こった事件の真相に足を踏み入れる。
ブラッド・エドワード島
50年前、島に住んでいたエドワード一族の人間が次々と命を落とし、恐怖を抱いた対岸の住人が「ブラッド・エドワード島」と呼び定着する。現在も噂を知る人々からは遠巻きにされており、人に頼まれても船を出そうとしない。生前の所有者はローレンス・エドワード。
アシュレイの父・リチャードはそこで11年間記憶に関する特殊な機械「アナザー」を開発し続けていた。
登場人物
主要キャラクター
アシュレイ・ミズキ・ロビンズ | 13歳。本作の主人公。3歳の時に死んだと言われていた父からの手紙と小包をきっかけにブラッド・エドワード島へ赴く。素直で人を気遣える優しい性格だが、生い立ちと多感な年頃故に周囲の人間に対してつい声を荒げる事もあり、特に家族については複雑な気持ちを抱いている。 |
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ディー | ブラッド・エドワード島で出会ったゴーストの少年。生前の記憶が無いために成仏できず、57年間も島を彷徨っていた。ゴーストらしからぬ表情の豊かさと穏やかな気質でアシュレイと友達になる。 |
ジェシカ・ロビンズ | アシュレイの叔母でリチャードの妹。アシュレイの親代わりを務め、共にブラッド・エドワード島へ向かう。高校の教師で担当は化学。いつもアシュレイを気にかけ、実の娘のように大切に思っている。 |
リチャード・ロビンズ | アシュレイの父で、生体認証の科学者。ジェシカにアシュレイを預け、11年間もブラッド・エドワード島に籠もって「アナザー」の開発をしていた。 |
サヨコ・ロビンズ | アシュレイの母。記憶の研究をする日本人科学者。リチャードと共に事故死したと言われている。非常に優秀で、強い意志を秘めた黒い眼が特徴。 |
船長 | ブラッド・エドワード島へ船を出してくれた船長。本名は不明。厳つい見た目と持ち面倒事を嫌うが、実は少年のような純粋な心を持っている。 |
ビル | 「アナザー」開発に出資していたリチャードの友人。リチャードの走り書きによると、ブラッド・エドワード島に来るらしいが……。 |
ブラッド・エドワード島関係者
ローレンス・エドワード | ブラッド・エドワード島の所有者。故人。 |
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レナード・エドワード | ローレンスの息子。故人。 |
ヘンリー・エドワード | レナードの息子でトーマスの兄。故人。 |
トーマス・エドワード | レナードの息子でヘンリーの弟。故人。 |
ウェルズ | エドワード家に仕える執事。おそらく故人。 |
フラニー | ブラッド・エドワード島に住んでいた少女。消息不明。 |