『KURAU Phantom Memory』(クラウ ファントムメモリー)は、BONES(ボンズ)制作のTVアニメ作品。
SF作品ではあるが、テクノロジーに関する描写よりも、人と人のつながりや精神的な絆という、
どちらかといえばアナログな要素を主体に描かれている。
世界観の予習をしなくても、見ているうちにすんなりと作品世界に溶け込んでいける、
そんな柔らかな空気感のある作品。
ストーリー
西暦2100年。この時代、人類は社会システムを高度に発展させ、
戦争や貧困を克服した、平和で理想的な社会を手に入れていた。
月面都市での原子衝突実験の最中に起きた事故により、人類はリナクスという物質を初めて認識する。
それは一人の少女の体を分解し、直後に再び人の形を成してリナサピエン(リナクス人間)となったが、
少女はすでに別人格の存在となっていた。彼女は語りだす。「私はリナクス」と。
10年の時が過ぎ、リナクスを宿した少女――クラウは22歳の女性に成長していた。
その身に宿した特殊能力を活かし、危険な任務をこなす「エージェント」として暮らす
彼女のもとに、リナクスにとって欠くことのできない「対となる存在」が姿を現すのだった……。
主な登場人物
天箕クラウ
天箕 創(クラウの父親)
ダグ
アヤカ
ウォン
......他、多くの人物が登場。
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