CV:井上麻里奈
人物
バステ監獄に就任していた見習い聖騎士。
「俺」と称しているが実は男装している少女。プライドが高く自信家な性格。
口調は男のように荒いが性根は素直で常識的。上流階級出身で私服はフリル系が多く料理が上手いなど女性らしい一面も持つ。
脱獄中のバンと遭遇したときに剣技を「散髪の才能がある♪」と評された挙げ句、鎧と衣服まで剥ぎ取られ部下達に下着姿を晒し辱めを受ける。
(敵とはいえ5巻の1話の回想を見ればどう見たってバンが加害者である)
魔力は不死身のバンの完治能力を封じる力があり、時間を止めるものか毒なのか詳細は未だ不明である。
聖騎士の兄グスタフがおり、優秀な兄に強い劣等感を抱く。また、彼の反対を押し切って見習いになった過去を持つ。
第一章では敵キャラの一人であったが新章から準レギュラー化した。
原作のカラーイラストでは茶髪でアニメでは薄い紫。
小柄な体型でありながら巨乳の持ち主で、アニメやスピンオフ作品七つの大罪学園でネタにされている。フリルは健在。
新世代(ネタバレ注意)
バンへの復讐に燃え、ヘンドリクセンの話に乗り魔神の血を飲み「新世代」として覚醒。
以降はギーラと行動を共にしている。
男装していたのは「弱い自分を強く見せたかった」からで、強力な魔力を手に入れたことで男装する必要がなくなり容姿も女性的に変化し髪型も甲冑も新装した。
再会時にバン(魔力の反動により弱っていた)を圧倒的な力で倒し勝利するが助太刀にきたキングに歯が立たず敗北。更に覚醒したメリオダスによって重傷を負いヘルブラム卿によって救出され撤退した。
バンに執心している為、王族や上司にも忠誠心は持ち合わせておらず、ヘンドリクセン派の野望にも興味は薄い。その為か上司の行動に懐疑的になることもあり、独自に調査したことでギーラの父の遺品を見つけ、彼女が離反するきっかけを作った。
<七つの大罪>の奇襲で昇進を目論むも、ギーラの裏切りにより敗北。
新世代になった事を後悔するギーラを否定したが、ヘンドリクセンによる呪文で魔神化し暴走。
バンに殺すよう懇願するも、救出法を知っていた彼の手によりお姫様抱っこされる形で呪縛から放たれ、同時に強大な魔力を失う。この救出劇を経てバンに好意を抱くようになる。
新章(ネタバレ注意)
妖精王の森へ向かうバンを密かに追いかけ、強引についていく。
(このときの服装は初期のギーラの軽装の色違いで、魔神族の血から解放されたことで残忍さは消え瞳の色も元に戻っている。)
上記の性格故に口では素直ではないものの、態度は非常にわかりやすいツンデレタイプ。
バンとエレインの関係は複雑な様子だが、生きている自分に分があると前向きに考え、彼から少しでも興味を抱かれようと意気込む姿を見せた。
当然、恋人のいるバンに一蹴されるも弟子という立場で旅の同行を申し入れる。
ちなみにジェリコが旅立ったのはなりゆきであり、兄グスタフからして見たら事実上の家出である。
バンとの因縁
バンに辱めを受けてから、彼に執着している。
ただし、ジェリコがバンに怒りを覚えるのは至極当然(男に服を脱がされる)であり、バイゼルでは真っすぐに攻撃し復讐を果たした。
バンの血を口紅代わりに塗り、恍惚に笑うなど彼に対して屈折した感情を抱いている節がある。
劇中、彼女の「辱め」「お前が俺を女にした」「責任はとってもらうぞ」の発言は読者に衝撃を与えたが、断じて男女の関係ではない。
バンはジェリコの存在を覚えてはいたが散髪屋の坊主と記憶しており、名前も毎回惜しいレベルで間違えているのでその度に訂正していた(ただ単にバンがからかっているだけ)。
バンとの出会いで聖騎士となったジェリコであるが、最後は彼の手により命と引き換えに魔神族から解き放たれる事となった。
恩人(元は原因)であるバンとの因縁は終わったものの、彼を異性として意識し復讐対象から好きな人になりギーラと共に恋する乙女と化した。
好意を抱くようになってからバンと目を合わせるだけで見惚れてしまい、国を出た彼を密かに追いかける。
離れたくないばかりに弟子という形で傍に居ようとする。この行動は新世代であった頃のようにジェリコの一途な性格が表れている。
スピンオフ作品七つの大罪学園でもバンに服を脱がされており、密かに好意を寄せている。