玩具メーカー「タカラ」が1970年代に発売していたフィギュア
「変身サイボーグ」をモチーフにしたキャラクター。
ストーリー*
皮膚が透けていて体の中のメカが見えている事と
いくつかの名詞以外オリジナルとの関連性は薄い。
ストーリー、キャラクターの性格もシリアス・ギャグなど統一されておらず
何でもありのパラレルワールド化している。
大前提の構図としては
『侵略者宇宙人ワルダーとサイボーグ達が敵対関係にある』
後付けでデザイン、設定、名前の変更などもあり
キャラクターとしては未完成な部分が多い。
サイボーグなのでメカバレタグと親和性がある。
【登場キャラクター】
『サイボーグ』
オリジナルの変身サイボーグでは侵略者の宇宙人「ワルダー」から
地球を守る為の戦士という設定だったが変身サイボーグ女子には
明確な目的がない。
変身サイボーグ1号 透皮卵子(→助川蘭子)
(すけがわ らんこ)
17歳 156cm 56kg
特撮と自転車が好きな女子高生。交通事故で死んだ所を博士に勝手に
サイボーグ化されてしまう。
一番の常識人でツッコミに回る事が多い。
服を着ている時は自転車に乗っている時に
パンツが見えないよう高校の制服にスパッツ姿。
サイボーグの能力は、全身の運動能力を一時的に高くする事ができる。
能力を試している最中に秩父さなえにぶつかって死なせてしまう。
変身サイボーグ2号 奇乳院さなえ(本名が秩父さなえ)
(きにゅういん さなえ・ちちぶ さなえ)
18歳 162cm 59kg
秩父流舞踊教室の娘。人間だった頃は他人の言動にうるさく
きつい性格だったが、事故で助川の膝蹴りを頭部に食らい
死亡しサイボーグになる。
サイボーグ化後は記憶が消えてボケた人物になってしまう。
苗字が思い出せない為に助川に、いい加減な名字を付けられてしまう。
高校では水泳部だった。
サイボーグの能力は、視覚と聴覚が優れていて索敵する事に長けているが、
コントロールしきれておらず、時折うるさい音や閃光などで失神する。
変身サイボーグ3号 長内苺
(おさない いちご)
17歳 139cm 41kg
小学生みたいな見た目の高校生。交通事故で死亡しサイボーグになる。
性格が幼くロクな事をせずトラブルを起こすクソガキ。
指先から電撃、手の平に火炎放射器があり攻撃力がやたら高い。
怪しき物はとりあえず燃やしてみる。
元ジュニアアイドル。
さなえ同様記憶が一部無くなっている。
変身サイボーグ4号 出部百合香
(でぶ ゆりか)
18歳 203cm 182kg
気は優しくて力持ちの大女。人間だった頃から怪力があり
トラックに跳ねられても死ななかったが犬に吼えられてショック死。
サイボーグになった後も身体能力的には人間の頃と大差がない。
高校では相撲部のキャプテンをしていた。
生前の彼女の張り手は鉄柱を曲げるほどの威力があった。
怪力だがサイボーグの能力なのかは不明。
大岩を投げたり戦車の砲身を曲げたり色々できるはず。
変身サイボーグ5号 雨田瞳
(さめた ひとみ)
15歳 150cm 49kg
思春期真っ盛りの少女。学校には行かず黒魔術に傾倒し世界の終焉を望む。
自身の血を邪神に捧げようとして手首を切って失血死。
底が浅く様々な知識が中途半端でステレオタイプな物の見方しかできない。
何でもない事をいちいち邪気眼的解釈をする。
サイボーグとしての能力があるのかは不明。
サイボーグになった自分を選ばれた人間だと思って優越感を持っている。
博士
はかせ
ギャグ調の時のみ存在するサイボーグ達の生みの親である
自称正義のマッドサイエンティスト。
女の子キャラクターとは扱いが違い、
体がぐにゃぐにゃした落書きみたいな生き物。
明確な物も指定せず「悪を倒せ」などと意味不明な事を言い、
まともな会話があまりできない。
完全に自己都合のみで生きている自由人。
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『ワルダー』
地球侵略をたくらむ悪い宇宙人
悪田川姫乃
あくたがわ ひめの
18歳 166.6cm ?kg
元は普通の地球人だったが病死した際にワルダーに改造され地球侵略者となる。
サイボーグの技術を悪用する為に技術を盗もうとする。
ワルダー星人の体は機械ではなく生体移植による人体改造なので
限りなく生物に近い改造人間。
「ワルダー武器セット」
『ワルグロシスターズ』
「ネオ変身サイボーグ」に登場したワルグロ星人をモチーフにしたキャラクター。
オリジナルではゾーン、ジャグラ、ゼロスという宇宙人に加え
ゲイモスという怪物を従えていた。
ワルグロシスターズ 最新版 (Ver.02)
ワルグロシスターズ (Ver.01)
(最初期の設定とデザイン)
シオン
17歳 178cm (本名はゾーン)
複数の腕を持ち猫のような姿をし、全身に縫い跡があり
ツギハギだらけの体をしている宇宙人。
手には伸縮性のカギ爪がある。
レイコ
15歳 148cm (本名はゼロス)
頭脳明晰、両腕が武器になっている宇宙人。
ワルグロ星人の体に寄生する生物兵器と合体している。
武器からはストレスを増幅したり記憶を奪う等
間接的な攻撃を得意とする。
口が悪く人にストレスを与えるのが好き。
サクラ
14歳 140〜279cm (本名はジャグラ)
巨大化する能力を持つ宇宙人。
紅いドレスを着ており、袖の中からは
体から分離した腕が浮遊して出てくる他、
ドリル、ガス銃など多彩な武器を隠し持っている。
人間体の時は膝から分離する脚を持っているが
巨大化時には脚だけ巨大化しないので
脚の無い状態で飛行する。
口数が少ない。
ゲモ
身長体重 不明
白い布を被ったオバケの様相をした正体不明の宇宙人。
戦闘では主に後方支援をする。
本体の姿がわからないが、時々中身が別の物と
入れ替わっているらしい。
風船のように膨らみワルダー達を載せて運搬する役目も担う。
【舞台設定】
研究所
小説版に登場する、サイボーグ達が生まれた研究所。
見た目は普通の和式住宅で街中に普通に建っている。
サイボーグのラボの他、畳張りの部屋やリビングがあるなど
普通の一軒家とほとんど変わらない。
庭は若干広く、サイボーグの能力をテストする為の設備などがあり、
隅のガレージには博士が乗り回すフェラーリのような自動車が留めてある。
(助川、長内はこの車に轢き殺された)
町内
町内のアパートにイカのような怪人が住んでいたが、
長内が何も考えずに怪人を燃やしてしまったので今はいない。
結局この怪人が何者だったかは不明。
歩いて行ける距離に商店街がありここで
助川達が日用品を購入する。
買い物の際に博士が助川に大金を渡すが、
どこから出てきた金なのかが不明。
一度、「サイボーグ喫茶」なる出店を作って商売をしていたが
無許可営業だったので警察が来て一日で終了した。
学校
今の所、出部の学校だけ登場。
女子相撲部があり出部がキャプテンを務めている。
秩父流舞踊教室
さなえの実家。
そこそこ有名な教室らしく弟子や使用人のような
人物が出入りしている。
オカマ店長の服屋
小説で助川達が私服を買いに立ち寄った店。
店長がオカマ。
【その他】
設定、過去のデータなど
『4コマ漫画』
『小説』
『内部メカ』
裸体だとごちゃごちゃしたデザインで描くのが大変なので、
人口皮膚を被せたりボディの光沢で省略される事が多い。
『人口皮膚』
『バトルスーツ』
『2012年頃の設定』
『2011年頃の設定』
『巨大ロボになる』
『最初期の変身サイボーグ女子』
『謎のアンドロイドX』
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【公式の女性型変身サイボーグ(?)】
2000年代以降タカラトミーから「クールガール」という、
変身サイボーグのように着せ替えができる
アクションヒロインフィギュアシリーズが販売されているが、
アメコミヒロインのようなセクシー&リアルな造詣で
変身サイボーグ女子とは全くの別物である。