シングマン
しんぐまん
概要
完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)の一員の完璧超人。完璧・捌式。超人墓場に侵攻して来た悪魔六騎士を迎え撃たんと、サンシャインと自由の女神で対峙する。
ガンマンの「イレギュラーは排除するべし」という考え方に賛同する同志で、戦う前に自分と同じリングで戦う資格があるか試すなどガンマン同様尊大な態度を取る。
「マッ!」という掛け声で腕をクロスさせる事で音を発生させる力があり、アメリカにヨーロッパの砂を呼び出して自由の女神を完璧の巨像に塗り替えてしまった。
サンシャインの巨体から繰り出されるパワー攻撃でも傷一つ付かないボディは地球外から降り注いだ隕石で出来ており、地球上の物質では傷1つ付けることができないという。
音の攻撃や相手をカチコチに固める液体等、サンシャイン相手にとても有効な攻撃手段をいくつも用意し、尚且つ地球上の物質では傷一つ付けられないボディを頼りに試合を有利に進め、砂化能力を封じた上で体をバラバラにし、胸のキーパーツも念入りに破壊しサンシャインを一度は完全に戦闘不能に追い込んだと思われたが、「負けた自分は悪魔将軍に合わせる顔が無いから、体を完全に粉々にしたうえで海にばら撒いて欲しい」というサンシャインの願いを叶えたようとしたために、使い捨てカイロの理論でキーパーツを鋳造されサンシャインの復活を許してしまう。
サンシャインによる「シングマンと同じ物質ならダメージを与えられるだろう」という理論の元ショルダーアーマリー・ディスクカッターを強奪・利用されエクストリームショルダーアーマリーを破壊されてしまう。
最後は「新技コンプリートサンド・セメタリープレス」を受け、地面に置かれたショルダーアーマリー・ディスクカッターに激突させられて敗北した。
敗北した情けなさに咽び泣く(注・演技)サンシャインを馬鹿正直に慰め、具体的な最期の願いを疑いもせずに実行して策に嵌り、敗れた後になって悪魔超人である彼の卑怯さを詰るなど、純粋でお人好しな性格は悪魔を相手にするには全く向いていなかったといえる。
サンシャインに敗北後、完璧超人始祖が超人墓場に潜った理由、地上から始祖の痕跡を消す為に世界中の完璧の巨像を1体1体破壊する役目を果たしていた事、尊敬する男を模った像を延々と破壊させられる苦悩等を語り、尚も彼の言う下等超人達を非難し続けたが、サンシャインは事もあろうに星のダンベルでシングマンの顔面を殴り黙らせてしまう。
そして最後は「うる」「せーぞ」「バカがぁーっ!!」と星のダンベルをまるでゴルフのクラブのように振るったサンシャインによってはるか彼方へとぶっ飛ばされて星となってしまった。
試合後の巨像破壊の行脚の回想ではとても悲しげな顔で涙を流しており、前述のお人好しな性格と合わせて多くの読者から同情を集めた。Googleで「シングマン」と入れるとサジェストに「かわいい」「いい人」と出てくる程である。
笑い声は「ギラギラ」
必殺技
- シング・デモリッション・ウェーブ
- 「マッ!」という掛け声で腕をクロスさせるとギュワーンギュワーンギュワーンと音叉の様な音が鳴り響き、相手の体を爆破解体してしまう技。
- エクストリームショルダーアーマリー
- 肩の突起に砂を入れた後、激しく回転させ謎の液体を掛ける技。その正体は完全なる人工石(コンプリートコンクリート)であり、この液体をかけられたサンシャインはカチカチに固まってしまい砂化能力を封じられてしまった。なお初披露時は「アーマソー」と誤植されており、その意味について物議を醸した。アーマリー(英:armory)とは武器庫または武器工場の事。
- ショルダーアーマリー・ディスクカッター
- 肩の突起から回転ノコギリが出てきて相手を切り刻む技。完全なる人工石(コンプリートコンクリート)にさえ傷をつける威力。しかし砂化したサンシャインに逆用され、肩の突起を自壊させられてしまう。