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諸行無常

しょぎょうむじょう

仏教のテーゼのひとつ。「この世のあらゆるものはすべて移ろい行く」の意。

概要

仏教用語の1つであり、この世の現実にある存在は全て、姿も本質も常に流動し変化するものであり、一瞬といえども全く同じものはこの世に存在しないことをいうこと。

涅槃経に「諸行無常。是生滅法。生滅滅已。寂滅為楽」とあり、この部分を雪山偈という。

また平家一門の興亡を描いた『平家物語』の冒頭で「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」という一節に端的に表されているように、『諸行無常』はこの世の無常観、すなわち永遠に変化しないものはないこと、人の世の変わり易さを表現する際に用いられる言葉である。

(「はてなキーワード」より抜粋、編集)

日本武士道の精神の中でも根本をなす思想の一つである。

武士たちの命もまた無常とされ、特に戦乱の時代においては、今日(今の瞬間)の『』は、明日(次の瞬間)には『』に移ろう(変わっている)かもしれないという考えから、悔いが残らぬよう一瞬たりともいい加減には生きず、常に覚悟を持って生きるべきとされていた。

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諸行無常の編集履歴2015/06/14 11:59:02 版