概要
TVアニメの劇場版が制作された時に特定の方法で入手できる劇場版のシーンの一部を切り取ったネガフィルムの事。
フィルムの絶対数は限られているため、選ばれるシーンはもちろんランダムになる。それゆえ当たり外れが多く、ただの景色やモブが映り込んでいるようなシーンには何の価値もない一方、主要キャラのシーン、特にクライマックスパートのネガフィルムはヤフオクなどで100万以上の高値で取引されることすらある。
現在主流となっている入手方法には、「劇場版BD初回盤特典」、「期間限定の来場プレゼント」、そして「映画を見た半券を数枚集めて1枚と交換」の3つが主流である。
ちなみに一番最初に劇場版フィルム商法を行った作品は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」。BDの初回盤特典として付けられた。
現在インターネットが主流であらゆるものがデジタルコンテンツで入手可能な中、時期を過ぎれば廃棄されるフィルムを特典として売り出す商法は画期的ともいえる。
一方、狙いのシーン目的でBDを何枚も買い漁ったり特典目的で劇場版に何度も足を運びたがる熱狂的なファンも多く一部の穏健なファンからは「フィルムは闇」と言われがちである。
またこの熱狂的ファンの行動により本当に作品を見に行きたいユーザーが商品を買えない、特典を貰えないどころか指定の時間に見に行けないといった迷惑になっているのも問題となっている。