概要
- 1911年に就役した海風型駆逐艦のもの
- 1918年に就役した江風型駆逐艦のもの
- 1936年に就役した白露型駆逐艦(改白露型駆逐艦)のもの
の3隻が存在している。
本ページで記しているのは、これらのうちの2.である。
説明
磯風型に続いて建造された一等駆逐艦。国産の駆逐艦としては初めて53センチ魚雷の発射管を搭載(これまでにも53センチ発射管を搭載している艦として浦風型があるが、浦風型は英国で建造された艦のため当クラスが国産初)しており、また日本駆逐艦として初めてオール・ギヤード・タービンを搭載した艦でもある。
江風はこうした経緯で計画し、1918年に竣工した。砲火力は低下していたが、タービンにより計画速力は飛躍的に増加した。本艦は竣工前公試での全力航走で39ノット超を発揮し、あの日本最速の島風に迫る速さとなった。
第1次世界大戦で、艦隊任務・警備任務等に従事した後、1934年4月1日除籍された。