概要
マキシマム・クライシスで登場したエクシーズモンスター。
カードテキスト
真竜皇V.F.D./True King of All Calamities |
エクシーズ・効果モンスター |
ランク9/闇属性/幻竜族/攻3000/守3000 |
レベル9モンスター×2体以上 |
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、属性を1つ宣言して発動できる。ターン終了時まで、フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になり、宣言した属性の相手モンスターは効果を発動できず、攻撃もできない。この効果は相手ターンでも発動できる。 |
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の手札の「真竜」モンスターの効果で破壊するモンスターを相手フィールドからも選ぶ事ができる。 |
解説
レベル9のモンスターを有するカテゴリー真竜のエクシーズ。相手の属性変更や、効果発動封殺効果などを持つ。前述の効果は属性指定ありのシンクロ・エクシーズ展開防止や、テンポを見出すのに役立つと思われる。
素のステータスも攻守ともに高いため、反転世界等にはそこそこ強い。
だが、真に恐ろしいのは(1)の効果の持つ性質。
フリーチェーン効果なのは言うに及ばずだが、この効果は発動後フィールドに残存する効果なので、効果発動後に召喚したモンスターもこの効果の影響下に置かれ、更に効果の発動を許してしまえばV.F.D.を排除出来たとしてもターン終了時まで効果が残り続ける。
この為、除去を始めとしたさまざまなギミックをモンスター効果に依存している現代のデッキにおいては、こいつの効果を喰らうとほとんどのデッキが機能停止に陥ってしまう。
結果、「対話拒否カード」として多くのデュエリストから忌み嫌われていた。
一応、効果を無効にするのではなく効果の発動をできなくするだけなので、発動処理を介さない永続効果等は有効ではあるが、昨今の効果モンスターは大体が発動処理を介するので非常に強力な制圧効果である事に変わりない。
ランク9の基準点と評され現在のカードプールでは電脳堺や真竜相剣で活躍。
先攻制圧が目立ち過ぎた為に日米共に禁止カードに指定され、真竜やジェネレイドがとばっちりを喰らった。
なお、OCGでは禁止カードに指定されているが、マスターデュエルのレギュレーションはOCGより数か月古い為まさかの脱獄、2022年8月の新リミットレギュレーションで投獄されるまでの間、色々と環境を荒らす結果となった。
因みにこのカードが登場したのは2017年なのだが、当時はレベル9のモンスターを二体揃えるのが非常に難しく、その為このカードも「凶悪な効果を持つが、その分召喚条件を満たすのが非常に難しい」という一種のロマン砲としての立ち位置だった。
それが2020年8月に電脳堺がテーマ化したことでレベル9のモンスターが次から次へと飛び出してくるようになり、結果このカードの唯一のネックだった「召喚難易度の高さ」が消滅。
結果、「先攻1ターン目から平然と飛び出してくるこいつに対処できるカードが手札に来ていなかったら、その時点で勝敗がほぼほぼ決してしまう」という惨劇が方々で発生した。
関連タグ
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