リードシクティス・プロブレマティカス (Leedsichthys problematicus) は、中生代ジュラ紀後期(約1億5500万年前)に存在した魚の一種で、「史上最大の魚類」という説もある。
1889年にイギリスのピーターバラで初めて発見された。見つかった個所は尾びれ、鰓櫛、頭蓋の一部、若干の肋骨など断片的なもので、正確な全長は分からない。
後の1984年、同所で同じパキコルムス科に属す硬骨魚アステノコルムスが、また翌1985年には3メートルに及ぶ尾びれの部分が発見された。
このアステノコルムスは尾びれの七倍の体長を持っており、リードシクティスの尾びれと体長がそれと同じ比率であるならば、尾びれから推定される体長はおよそ21メートルとなる。
また頭骨の幅からの推定では約28メートルと、シロナガスクジラに匹敵する大きさに見積もられている。
この他、舌顎軟骨から推測される最小の推定値でも14メートルで、史上最大の硬骨魚とされている。
ただし、2013年に出された新たな推定では、5つの個体の中で最大のものでも16.7メートルと推定され、幾分か小さくなった。