概要
『週刊ヤングジャンプ』にて不定期連載されていた作品。全3巻(第1部のみ)。
『霊』にとり憑かれた元警察官が、自らの「正義」をもって悪人を裁くというバイオレンス・ミステリー。本作にはしばし黙示録や聖書の一部が引用される。
第1部は完結しているものの、その後は休刊中(事実上の打ち切り)。
あらすじ
類家小五郎は正義感の強い刑事である。ある日都内のアパートで人質立て籠もり事件が発生し、類家は焦燥と目前で仲間を撃たれた反動から犯人を射殺してしまう。
類家の行動は刑事として全うな判断だったとして釈眼されるが、その立て籠もり犯は現役刑務官・斎原邦彦であり、殺された人質は無罪になった凶悪殺人犯だった事が発覚する。同じ「正義」を信じる人間を撃った罪悪感から類家は刑事を辞めてしまう。
その後は叔父の骨董店で無気力な生活を送る類家の元に姿を現したもの･････それは『霊』となった斎原邦彦であった。
登場人物紹介
類家小五郎(るいけ こごろう)
本作の主人公。正義感の強い元刑事。同じ正義を信じる人間を撃った罪悪感から刑事を辞め、叔父の営む骨董店で店番をしている。コーヒーに煩い。
斎原邦彦(さいはら くにひこ)
本作のもう一人の主人公。顔の半分を包帯で覆っている。生前は現役刑務官。無罪になった凶悪犯を裁くために立て籠もり事件を起こした後類家に射殺されるが、その後は『霊』となって類家に取り憑き犯人を裁いていく。
森真琴(もり まこと)
刑事。類家の警察官時代の相棒。
志賀(しが)
森の現相棒で、類家の後輩刑事。かなりの弱き者。
