菊岡誠二郎(きくおか せいじろう)
総務省通信ネットワーク内仮想空間管理課職員として登場。SAO事件でゲームクリアによるプレーヤーの開放時、キリトの事情聴取を担当した。
それが縁でキリトにゲーム関係事件の調査、実験などのアルバイトを紹介するようになる。
自身もVRMMOのプレーヤーでALOにはクリスハイトという名のアバターを持っている。
正体
本来の所属は陸上自衛隊、階級は二等陸佐。
自衛隊を取り巻く政治状況の元、隊員達の生命の危険を少しでも減らすべく、兵器に搭載可能な新機軸AIの開発計画「プロジェクト・アリシゼーション」を進行している。これまでもキリト達に便宜を図りつつも暗躍していたが、その根底にはアリシゼーション計画という目的があった。
胡散臭い表の顔とは異なり、自衛官として信念は強固。アスナとは緊急事態に協力して対処しつつも、フラクトライト達も人命と見なす彼女とは思想の上で対立する。
本編外でも暗躍しており、他の自衛官に働きかけてスクワッドジャムに自衛隊員(つまりプロ)を出場させた他、ゲーム版の世界線でも天才科学者であるセブンの元に自分の部下を潜入させ、秘密裏に情報の収集と支援を行っていた。特にゲーム版ではアリシゼーション計画の要である世界の種子が存在しないため、今後の動向が注目である。
目的が少々わかりにくいが、従来型のAIでは「敵兵(≒人)を殺せ」「人は絶対に殺すな」という矛盾した命令を同時に遂行することができず、兵器を十全に運用することが出来ない。しかし後者の命令を与えなかった場合は万が一の安全性を保証できない、ぶっちゃけて言えばAIの反乱ということがありえなくもない。そこで場合によっては(=戦場で敵兵と戦闘になった場合)この矛盾を無視、いわば命令を破ることのできる新機軸のAIが求められたというわけである。