擬宝珠夏春都
ぎぼしげぱると
擬宝珠夏春都とは、こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物。
人物
老舗寿司店『超神田寿司』の大女将であり、実質的な擬宝珠家の家長の婆さん。
100歳を目前とした高齢であるが経営手腕は確かであり、本店・支店の職人達からも畏怖されている程の老舗を取り仕切る大女将でもある。
纏や檸檬の祖母であり、檸檬の趣味はほぼ夏春都の影響。特技は三味線であるが左利き。
また、纏に琴を教える等女性の習い事は一通りマスターしている様子。
あまり新しい物には興味がないのだが、完全というわけでもない。
実は両津勘吉の大伯母であり、勘吉の祖父である両津勘兵衛の妹。擬宝珠家に嫁いで以降はいい加減な気質の両津家と距離を置いていた為、祖父の勘兵衛から事実を聞かされるまでは勘吉は全くその存在を知らなかった。
その為、浅草一郎を名乗っていた勘吉が両津家の人間と知った際は激怒したが、彼の職人としての素質は認めており、『一を覚えて十を知る』タイプである事を評価している。互いに真実を知った当初は険悪だったが、その後は特に険悪な仲という関係にはなっていない。
商才に関して言えばやはり両津家の血を受け継いでいるようで大胆な事でもやっている。
旦那とはいつ頃死別したかは不明であるが、職人として男気溢れる人物であったらしく、勘吉の男気にそれを重ねて懐柔した事もある。
勘兵衛とは犬猿の仲みたいだが、かつて戦後の食糧難でコブを作りながらも盗んできた芋を妹に分け与えた優しい兄であった一面は覚えていた。